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 鳥居の先の長い石段に
 吸い込まれてゆく様な日常を

 多分僕も 君も
 心の何処かに ぽつんと置いていて

 けれども 意識に登らないそれは
 静かに ひっそりと廻りつづける

 夜がきて 夢をみて
 目の前以外が塞がれて

 願望と 傷跡だけに
 引きずられている間ならば

 それはゆっくりと顔をのぞかせて
 僕を 飲みほしてくれるのかもしれない

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