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経営日記2024年1月25日・さやかの民族衣装ロンジー偏愛について

東京から、おはようございます。2024年1月25日木曜日です。
米国公認会計士、アパレルオーナー、ヨガインストラクターのさやかです。毎日の会社経営日記を書かせていただいています。
今朝は徒歩で渋谷オフィスへ通勤しました。
今の気分は「充填完了」です。最近は毎日3時くらいに起きてしまっていました。(寝るのは9時なので全然足りてるんですが・・)今朝は朝までしっかりと眠りました。
今日のヤマ(禁戒しないこと)・ニヤマ(勧戒すること):サティヤ正直・嘘をつかないこと
本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前  6時~デスクワーク(本書き、メール対応、スケジューリング)
         11時 ランチ
午後 お買い物をして帰宅 アパレルの撮影・パッキング
夜 自宅で過ごします

今日はわたしの偏愛するロンジーについて紹介します。

全部で100着くらいあるので、こちらはほんの一部


普段生活しているミャンマーでは今でも日常的に人々は民族衣装を来ています。日本の浴衣や着物と近くて、巻きスカートの「ロンジー」と言うものを男性も女性も異なる着方で着ています。今では日本では、花火大会の時に浴衣を着るとか、成人式は振袖を着るというような、イベントの衣装になってしまっていますが、ミャンマーでは伝統服が日常の衣装なのです。
そのことの何が良いかというと、ミャンマー旅行やお仕事で行った時に、それを着るだけで現地の人と一体化でき、現地に混ざることが経験できます。昔何かの本で読んだことがあるのですが、江戸時代に江戸に来た外国人が浴衣を着て公衆浴場に行った。そのことによって現地の感覚を得ることができたと言うような記述を見たことがありました。(鎖国をしている日本に来た外国人とは一体どんな人なのだろう?なんの本だったのか思い出せないのですが。混浴でびっくりしたとも書かれていた記憶です)その時の外国人のような感覚が得られるのが、ミャンマーでのロンジーです。

アパレルのブランドを経営させていただいていますので、ほかの弊社のアパレルを着ている日もありますが、ミャンマーに滞在しているときには、現地衣装のロンジーを着て生活していることが多いです。なんで好きなのかと問われると、ちょっと難しくて、好きなものは好きとしか言えません。ミャンマーに住んで10年、ずっとミャンマーでロンジーを着て生活をしています。そんな私がロンジーを着始めたきっかけになった出来事を二つ紹介します。

1.国連の機関に勤めている日本人の友人が、美しいロンジーを着て飲み会に来たこと。
10年前の私の年齢に近い方だったのですが、見事に着こなしていて、とても見惚れたことを覚えています。現地の服を着るのが、こんなに美しく楽しいことなのだと教えてくれた女性です。

2.ベトナムに旅行に行った時にアオザイを仕立てたこと。
東南アジアでは服の仕立てをすることが一般的で、タイやベトナムでもその経験をしたことがあるのですが、わたしがはじめて仕立てをしたのがベトナムに行った時にアオザイを仕立てた経験でした。
旅行がもっと味わい深く楽しくなり、旅行のあとにもずっと何度も思い出せるのはアオザイのおかげでした。同じように、外国人である私がミャンマーという外国の服を着たら楽しいのではないかと思いました。

ひとつひとつのロンジーにストーリーがあり、どこでどのようにその布を入手し、どうしてそのデザインに仕立てたのか・・・と話すと長くなってしまうので、割愛しますが、ひとつだけ・・

【パコンショ・ジンメー・インバウン・ニャーボン・チェイスカッ】


こちらはジンメーという種類のコットンの布です。
シャン州が原産、絣模様が懐かしくて切なさを呼び起こすような布です。涼しくて浴衣のように着られる布なので、日本人のお客様にも大変人気です。
わたしはダディンチュという10月ごろのフルムーンをお祝いするミャンマーの伝統行事が一番好きなのですが、そのお祭りに行くために夜空に似合うように選んだのがこちらの色です。「パコンショ」(オフショルダー)にしてパゴダに行くために涼しく着たいけどノースリーブだとセクシーになりすぎるのでこの形にしました。という意味です。
ブラウスは胸を包むという意味のインバウンというデザイン。スーチーさんがよく着ているような伝統の形で横にボタンがついています。
ロンジー巻きスカートは、日本の着物と同じく、右に巻き終わりがくるように仕立てていますので、ニャーボン。左の場合もあり、その場合は、ベーボンといいます。ホックでスカートを留める形に作っています。これはチェイッスカッといいます。いつもこの形を基本に作っているのですが、このほかの形にすることもあるし、お客様にはいろいろな仕立て方法のメリットデメリットを説明させていただき、選んでいます。

今日もお読みいただいてありがとうございます。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。