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映画「かづゑ的」ハンセン病療養施設で生きる美しい女性の記録②・経営日記2024年3月19日

東京から、おはようございます。2024年3月19日火曜日です。
米国公認会計士、アパレルオーナー、ヨガインストラクターのさやかです。毎日の会社経営日記を書かせていただいています。
今朝は朝ヨガ練習し、自宅兼オフィスで業務開始しました。
今の気分は「ニュートラル」です。エンジンはオン、アクセルもブレーキも踏まない。
今週のヤマ・ニヤマ:「サント―シャ」自身にとっての要不要を知って穏やかに過ごしていきたいです。

本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前  5時~ヨガ自主練習
         5時半~デスクワーク(本書き、メール対応、スケジューリング)
         7時~9時オンライン学習2時間
   9時~歯医者さん
         11時半~MVC支払関係
午後  オンライン学習1時間
   14時会計レポートレビュー作業
   16時はりこMTG
 夜  自宅で過ごします

「ポレポレ東中野」で上映中の「かづゑ的」映画の感想の続きを書かせていただきますね。
(書いていて非常に長くなってしまいましたので、昨日の続きとして分けて投稿します)
昨日の投稿はこちら↓
映画「かづゑ的」ハンセン病療養施設で生きる美しい女性の記録①・経営日記2024年3月18日|さやか@ミャンマー/会計事務所・アパレル・ヨガ経営 (note.com)


この映画のことを知ったのは、こちらのnoteのおかげです。


映画『かづゑ的』公式サイト (beingkazue.com)

上映中の2時間は何度も涙がこぼれました。
映画が始まり、数分~30分くらいは、かづゑ的世界観をインストトールする時間です。インストールが完了すると、かづゑの視点で世界を見始めるようになり、自然に涙が出てしまいます。「かわいそう」とかではなく、かづゑの気持ちになって泣いています。


①ハンセン病とは

②わたしたちは「老い」「病」「死」を感じさせるものを遠ざける本能がある


③知的で豊かな感性をもつ「かづゑ」的世界観がインストールされる

瀬戸内海の長島は風光明媚な島。こんなに豊かな環境で、療養施設があるという対比が切ないです。ですが、こんな客観的な視点はアンインストールされ、上映が始まって数分から30分ぐらい経つとかづゑが脳にインストールされてくる感覚があります。かづゑには世界がこう見えてるっていうのがだんだん鮮やかになってきます。かづゑをインストールすると彼女の世界の捉え方がだんだんわかってきて、気楽な気持ちで映画を見ることができます。
(序盤のかづゑインストール前はかづゑのお風呂シーンなどもあり、包帯をはずすところなども見るので緊張します。)

④神様が病気をくっつけた・「ふるさと」を歌うなんて無礼・「しっかり生きたと思います。どうでしょう?」

かづゑは病について「神様が病気をくっつけたのだから光栄なことと思います」自分自身を受け入れた人だからこその重い言葉だと思います。
尊いこの言葉は私を勇気づけました。私にはハンセン病の患者さんには及ばない軽いものではあるものの1型糖尿病があります。
私も神様が1型糖尿病を私にくっつけたと心から思えます。
なぜ思えるかというと、今の自分のことを好きだからです。
かづゑも自分のことを好きだろうなと思います。
かづゑ的世界観をインストールした後はすごく理解できると思うのですが、療養施設に訪れる慰問団体が民謡「ふるさと」を歌うことがあるそうです。無礼極まりないとかづゑは憤り怒りをあらわにします。私もそう思います。故郷から隔離されて幼い頃から両親から離れて、つらい生活を送らざるを得なかった患者さん方に対してひどい仕打ちだと思います。
「しっかり生きたきたと思います。どうでしょう?」という時のかづゑの語気は圧力がありました。自信に満ち溢れ女神のように美しいと思いました。

⑤差別をなくすには一方踏み込んで相手を知ること。

どんな環境でも幸せに生きていくことはできる。
でも絶対に差別を許してはいけない。
老いること、病気になること、死ぬこと、これらはみんなが怖がっていることです。ですから、これらに近いことや感じさせることは遠ざけたいのです。この本能がある限り、差別は終わりがないと思います。
世の中から差別をなくすためにはまず、私たちは自分の本能について理解する必要があります。そして自分を知ったうえで、相手を知ること。この場合であればハンセン病はどういう病気であるかを知ること。
1型糖尿病を知ること。
学びには終わりがありません。

⑥熊谷監督の8年の取材・かづゑを世に紹介した功績は大きい

かづゑを世に紹介した熊谷監督の功績は大きいと思います。
なんと8年間も取材されたとのこと・・
仏教や宗教を学ぶと生老病死の苦しみをどう乗り越えるかということが宗教の1つのテーマだということがわかります。古代から人間にとっては生きるということはもともとつらいことなのです。
わたしたちは素晴らしいかづゑ世界観をインストールすることができましたので、このつらさを理解し賢者になったような気持ちで生きて行くことができます。
かづゑ「この世は天国であり、地獄です。」


今日もお読みいただいてありがとうございます。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。