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行政書士試験・勉強記録⑤週目 2024年3月27~4月2日

41歳、米国公認会計士・ヨガインストラクターのさやかです。
2024年11月の行政書士試験を目指して勉強しています。
大学では法学部を卒業しており、厳密には初学者ではありませんが、
20年前の知識を再び呼び起こし、初学者として勉強しています。
海外で会計事務所を経営してきましたが、資格取得後は日本国内でも外国人向けのビザ関連の仕事ができたらキャリアの幅が広がると思い挑戦を決意しました。広い視野をもった友人からの勧めで挑戦を決めました。
妊活中でもあるのですが、もし赤ちゃんができてもデスクワーク中心に行える業務の幅を広げたいとも思いました。

<勉強記録3月27日~4月2日>目標・行政法15%完了

3月27日  講義視聴 :民法 家族法(養子)相続法
3月28日     講義視聴:民法 相続法  民法講義が終了!!
3月29日 講義視聴:行政法 一般原則
3月30日 講義視聴:行政法  基礎 行政行為
3月31日 講義視聴:行政法  基礎 行政行為つづき
4月1日 講義視聴:行政法  基礎 行政行為つづき
4月2日 講義視聴:行政法  基礎 行政行為つづき
     

<勉強記録3月27日~4月2日所感>民法100%完了・行政法28%完了

財産法が終わり家族法相続法の学習に突入して、完了し行政法の勉強に移行しました。民法を3月中に終わらせる目標が達成!そして4月2日までに行政法を15%講義視聴したいと思っていましたが、2日までに28%が完了!しかし行政法は民法に比べると心が弾んで勉強するような気持ちが少ないです。過去問を今週一度も取り組むことができなかったので、過去問をやってはじめて行政法の雰囲気がつかめるのかな?と思っています。
またもっとも勉強したい科目が実は、憲法と商法と会社法です。憲法は思想を理解したいと思っていて、人生の勉強として以前より取り組みたいと思っていました。新聞記者の知り合いが「今、憲法を勉強している」と語った言葉がすごく心に響いて、感動したのです。また会社を経営していますので商法や会社法を体系的に学びたいと思っていました。今弊社では補助金も受給していますので、行政法についても学んでお役所との関係もしっかり学ぶ必要がありますね。行政書士の勉強は社会勉強になって本当に本当にいいです!


家族法の「養子縁組・特別養子縁組の勉強」および行政法の「行政行為の撤回」で、重要判例として「菊田医師事件」を初めて知りました。
わたしは別のマガジンでも書いているとおり妊活中で夫婦の事情で「顕微授精」に挑戦中です。すなわち赤ちゃんを授かりたいけど、まだ授かれていなく、医療の力を借りて挑戦中という状況。
そんなわたしが菊田医師事件を学んで、涙を流さずには経緯を読み進めることができませんでした。このような社会的に重要な判例・事件を学ぶことができてより幸せな人生になってきたと思い、資格の勉強をしてよかったなと感動しています。

菊田医師事件については、下記の内容となります。

実親との関係を断ち切る養子縁組を「特別養子縁組」といいます。

まだ、比較的新しい制度で(昭和62年制定)、この制度は「菊田医師事件」というのが契機となって新設されたと言われています。

菊田医師は、産婦人科医として中絶手術を行う中で、あるとき「7か月の胎児の中絶」(当時の法律では、妊娠8か月未満までの中絶が可能だった)をしたことがきっかけで、葛藤を持ち始めた。

7か月だと胎児の身体がほぼ完成しており、この中絶行為は人殺しではないかと葛藤したわけです。

その後、複雑な事情により中絶を求める女性に対して出産を促し、他方で、地元紙に「里親募集」の広告を掲載し、生まれた赤ちゃんを子宝に恵まれない夫婦に無報酬で斡旋する活動を展開した。

そして、その際、菊田医師は、「里親の実子」であるとした「偽の出生証明書」を作成したのです。

それは、望まれぬ子を中絶から救うには、本来、産むわけにはいかない実母の戸籍に出生記録が残らないようにし、また、実親との関係を完全に断ちきり、かつ、養子であるとの記載が戸籍に残らないようにするためであったとされる。

その人数は約100人に上った。

昭和48年に刑事告発され、出生証明書の偽造の罪で罰金20万円の略式命令、厚生省から6か月の医業停止処分、所属関係学会除名、優生保護法指定医剥奪、国会招致などを受ける。

しかし、この事件を契機に、人工妊娠中絶の可能期間が短縮され、昭和62年には養子を戸籍上実子と同様に記載するよう配慮した特別養子縁組制度が新設されました。

菊田医師事件を知ってますか | 旭合同法律事務所 (asahigodo.jp)

たとえば東洋のシンドラーと言われた杉原千畝という伝説の外交官がいます。その時のルールには反しているけど人道上、人として、どうするべきかという基準で行動した歴史上の人物をわたしは尊敬します。
葛藤の中で、自分の社会的役割は何かと自身に問い行動を決めるのは勇気のいることです。