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女性から愛の告白をしないミャンマー・経営日記2024年2月27日

ヤンゴンから、おはようございます。2024年2月27日火曜日です。
米国公認会計士、アパレルオーナー、ヨガインストラクターのさやかです。毎日の会社経営日記を書かせていただいています。
今朝はマウンテンバイクで通勤しました。
今の気分は「安定」です。
今週のヤマ・ニヤマ:イーシュワラ・プラニダーナ森羅万象の神様にお祈りすること。だんだん夜ですら暑い気候になってきました。毎日季節のうつりかわりを感じます。
昨日は今後のわたしのスケジュールを社員たちに発表しました。
今週はミャンマー、来週以降は日本で、次にいつミャンマーに来られるかは未定ということと、できるだけみんなとお話したいということを伝えました。

本日のスケジュールは下記のとおりです。
午前  6時半~デスクワーク(本書き、メール対応、スケジューリング)
   9時 支払関係
   9時半~オンライン研修受講 (受講しながらヨガ練習)
午後 12時~出発 ティラワへ(読書、メール対応しながら移動)
   13時半~ ティラワ・クライアント業務
   終了次第 帰社して自転車で帰宅
夜  自宅で過ごします(電気がある日なので家事をします)


ミャンマーの男子たち 一緒に海にいきました


昨日に引き続きミャンマーの文化について、書いてみたいと思います。
最近、夫とミャンマーと日本ってこういうところが違うよね、と話す事が多いです。夫もミャンマーで会社を経営しているのですが、お客様を獲得するためにミャンマーの文化や日本との違いについて、マーケティングのニュースレターを書いているということです。
夫も私もミャンマー在住歴が長く、ミャンマー語もわかり、日頃からミャンマーの方と接している日本人なので、わたしたち夫婦はこのトピックについてはとても面白い話をできる夫婦です。
もしラジオとかやったらすごく面白い会話ができるんじゃないかなと思っています。


グエサウンビーチ


今日はミャンマー人の恋愛について、(あまり私も詳しくないけど)
見聞きしていることを書いてみたいと思います。
ミャンマーの方々はわたしたち日本人に比べると奥手かなと思います。というのも、女性から恋愛を始める告白をするということは基本的にはないそうです。もし好きな人がいても、自分から「好きです」「付き合いたいです」ということはないそうです。男性が言ってくれるまで待つ必要があるそうです。
弊社の社員は平均年齢が33歳ぐらいで、現在は全員女性です。
ベテランの社員たちは 30代後半の社員が多いです。
そしてベテランの社員たちは、未婚・独身の女性が多くて、ミャンマーでは未婚の女性のことを「アピョー」と言います。さらに、歳を重ねているアピョーのことをアピョージー(ジーは大きいの意味)と呼ばれています。つまり、弊社にはアピョージーが多いです。(と、言うときっとミャンマー人たちは爆笑すると思います。そういう単語です。日本語で言うとお局さんみたいな意味です。死語でしょうか?)
皆さんにお仕事とキャリアの面だけでなく、プライベートでも幸せになって欲しいから、希望している方にはパートナーが現れて幸せな結婚家庭を作ってくれたらいいなと私は願っているんですけれども、(こんなこと言うとセクハラになってしまうのかもしれませんが)
年を重ねてくると恋愛のチャンスが減るだけでなく、女性の方から愛の告白をしてはいけないという不文律があるので、余計にアピョージーたちにはチャンスが少ないのです。
私はどちらかというと自分からデートに誘ったり仕掛けたり、学生のころに、好きな男性を呼び出してきて、好きとか付き合おうとか言ったりする方でした。わたしがミャンマー人としてミャンマーで育ったらどんな女性になっていたのだろう?
お仕事ばかりして自分もアピョーになっていたかもしれないなと思いますし、不文律を破っていたかもしれませんね。


カチン民族の衣装



社会的な不文律があっても、それを守らない人だっているのだから、お仕事をして、優秀な社員たちは自分自身に自信を持ってこの不文律を破り、自分から好きな人に告白するような人になってほしいなあと思います。
でもこれを言うとセクハラになっちゃうので、生暖かい目で社員達を見守ろうと思います。

ちなみに、「アピョージー」という言葉は、差別的とか嘲笑のような単語ではなくて、仕事を持ち、キャリアを積み重ねている独身の女性ということで、どちらかというと尊敬されるような意味で用いられる単語です。アピョーと言っても一人暮らしの方はほとんどいなくて両親や親せきを支える大黒柱のような方が多いのです。ここにもミャンマーらしさが表れていますね。

さて、アピョーではなく、パートナーや彼氏彼女がいてラブラブな人ももちろん多いです。日本に比べると、ミャンマーの方の方がパーソナルスペースが狭いので、ベタベタ触りあったり、手や腕を繋いで、肩を組んで歩いているカップルなんかが多くて、ヤンゴンの街はそういったカップルを見かけるとかわいいです。
問題は・・距離が近すぎるということです。彼ら彼女らを見ていて、私はミャンマーの方とは恋愛はできないなあと思ってしまいます。
距離が近すぎることによって、常に監視しあっているというように見えます。例えば、彼氏のいる女の子が会社に出社してきて、「本当に会社に行っているのか?」という電話がかかってきたり、「同僚に電話を変われ」と言って、同僚に「彼女はちゃんと会社に来ているよ」と言わせたりしている。こんなことが結構あります。
背景に何があったのだろう?と訝しく感じますけれども・・・。
どこで何をしているのか、常に報告し合わなければならないような監視カップル、共依存カップルも多く見かけます。
ミャンマーの方と結婚されている日本人の方も多くいらっしゃるので、うまくいく秘訣など、きっとあるんだろうなと思います。


モン族の衣装


今日もお読みいただいてありがとうございます。
それではみなさま今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。