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【YOSAKOI】をみる人にとって、芯から熱くなる感動とは?3/3 〜DOではなくBE〜【学生チーム】

1544字/この記事は約4分で読めます。

このnoteは、1/3、2/3(前編)、2/3(後編)からの続きの記事です。



結論を急がれる方は、目次の「全3回の総まとめ」をタップ!↓   


🌟所属していたチームの過去作品

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僕の先輩の作品からもヒントをもらいます。

これらの作品のタイトルと、伝えたいこと(?)/踊りに込めたいこと(?)、のコトバ遣いをみていくとだいたい3種類に大別できそうです。

・【Let's 】型。
・【want to do】型。
・【want to be】型。

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☘ひとつひとつ踊り子視点で、自然かどうかみていきます。

❶want to do型

 → 踊りで表現!なんて言ってないで、やりたいならやればいいじゃん。って踊り子ながら思ってしまう。

❷Let's(do)型

→よびかけてないで、自分がやればいいじゃんって踊り子ながら思ってしまう。

(⚠️「今、輝こう」については、「輝く」が動作動詞のふりをして実態は形容詞なので、踊りとマッチしてる。後述する❸に近い。)

❸want to be型

→ 〜でありたい、ってのは動作じゃなくて状態。なので、「踊ってないで、実際にしたらいいじゃん」って思わなくて済む。

【結論】
踊ってて一番違和感なく込めやすいのは
want to be(〜でありたい)
だと思う。


🌟この結論は記事2/3の結論と相性ばっちり

記事2/3 のまとめ
【量的なナニカ】=「私は本当はもっとこうありたいんだ/はずだ」
記事3/3のまとめ
【量的なナニカ】=want to be (なりたいじゃなくて、ありたい)


🌟全3回の総まとめ🌟

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🌟【want to be】=【本当はもっとこうありたい】という情熱/本音
🌟(→直結→)お客さんが自身の量をもどかしく思う。

(おまけ)

🌟【本当はもっとこうありたい】(情熱)は、【こういう私がイヤ】(コンプレックス)と表裏一体。
🌟【本当はもっとこうありたい】は、踊り子もお客さんも含めた皆が元々持っているものを見つけないといけないと話した。
順をおって丁寧にやれば、みつかる。

【こういう私がイヤ】
→【本当はもっとこうありたい】
→抽象度を少しあげる
→高確率で100人中100人が元々抱いているものがみつかる。

want to be 自体が、かなり普遍性が高いから。

(さらにおまけ)

☘この定義の演出上のメリット:3分40秒間、【本当は〜】という情熱を見せ続ける。と考えると、演出が考えやすくなると思う。仮にヌキっぽい時間をつくりたくても、それは情熱のひとつの見せ方ってことを意識してれば、全秒説得力になるようにつくれる。
☘この定義の踊るうえでのメリット:【量的】なものなんで踊りと相性いいですよね。強く想った分だけ、遠くまで手を伸ばせるし、低くまで落ちれるし、キレがだせるってかんじです。


🌟🌞☘🌟こんなに長い記事にお付き合いいただきありがとうございました🌟☘🌞🌟☘

ここまであれこれ言語化してきましたが、YOSAKOIをみての感動を、お客さんに言語化できてほしいかといったら全くそんなこと思ってなくて、「なんか、グッときた」っておもってもらえたら僕は大悦びです😊

そのためのあれこれをつい考えたくなっちゃう少数派の人を後押ししたくてかいた記事でした。ありがとうございました。




最後に、 今までのを全部ひっくり返すようなことを言いますね🌞

「お客さんの感動」より大事なものがあると思っています。「なぜ私が(あなたが)踊るか」です。=「踊ることでどんな価値観を満たされたいか」です。

いくらお客さんの感動について自論を語れても、「私は〇〇のために踊ってるから、それはイヤ。」という意見の前では、なんの役にも立ちません。気が向いたら、こちらのnoteもあれしてください。ありがとうございました😊





〜注というか補足言い訳〜

⚠️1. タイトルに何をつけたらいいかという議論はここではせずに、❶❷❸のうち何を込めるのが自然かというのがここでの主旨です。別記事で【タイトル学〜なんのためにタイトルをつけるのか〜】は、1月くらいに書こうと思ってます。

⚠️2.画像の中に、(?)がいっぱいあるのは、「伝える」という考え方が僕が踊り始めたときには、チームに根付いてたんですが、この考え方はメリットも認めるが、実際の現象にマッチしてない面もある。というのが僕の立場です。だからこの記事では、ここの部分の表現をあえてボカしたかった。それを前提としてるので、各代の表現も、当人からしたら、ちょっとちげーよって思ってもおかしくないなあって思って、(?)をつけることで誤魔化しました。

⚠️3.❶❷❸のどれがいいのかという論調で話したので、各作品を評価してるようにうつるかもしれません。が、❶❷❸どれを選んでも結局いきつく演出は、ほとんどどころか全く変わらないような気がします。




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