見出し画像

結婚前の「お金の話」の切り出し方


夫とお付き合いしているときは、お金の話はあまりしませんでした。
ざっくりした年収を伝え合っていたぐらい。

ただ、デートの際の夫のお金の使い方を見ていて、堅実だけど出し惜しみはしない人だな~と思っていました。
その印象は間違っておらず、今でもお金の使い方で揉めたりすることはありません。

結婚が決まったのち、お金の話をどう切り出すかな…と少し悩みました。
デリケートな話題なので、膝を突き合わせての話は嫌だなぁと。

そう思っていたところ、「そろそろ新居を探さないと」となったので、新居にかけられる家賃金額の話から、お金の話をスタートしました。

夫から、「新居の家賃は、現在の二人の家賃を合わせた金額以内に収めたい」と言われたので、そこから、現在の家賃はいくらか、食費はいくらか、トータルの月の生活費はいくらか、月々の貯金額はいくらか…と、お互いの情報を開示していきました。
この時、私は結婚したらお小遣い制がいいと思っていたのですが、夫は強く反対。私はしぶしぶ他の案を提示しました。
(この話はまたいずれ)


二人で暮らすようになってすぐ(入籍のひと月前)に、住宅費・食費・光熱費・通信費・家計用貯金などの項目をあげていき、それぞれの予算を仮決め。

家計管理は、スプレッドシートを共有して二人でおこなうことになりました。


この時、夫が家計簿のテンプレートを作る傍らで、私は資産表を制作しました。
自分の貯金も投資も保険も、すべての資産を余すことなく、隠すことなくすべて記載。
夫に「資産表を作っておいたから、記入してね」とスプレッドシートを共有しました。

それを見た夫は…「やばい」と。
私の資産が予想より多かったために、かなり焦ったようです。
私よりも夫の年収ははるかに高かったので、まさか自分の方が資産が少ないとは思っていなかったのでしょう。
夫は学生時代に使っていた休眠口座まで調べて書き入れたけれど、私の金額には届かない。
結果、こっそりへそくりとして資産を隠しておくどころではなく、すべて洗いざらい書いてくれました。(本人談です。裏取りはしてません(笑))

結婚前にお互いの資産はすべて共有し、今でも毎年年末に資産表を更新しています。
(夫は財形の金額などを調べるのが面倒なようで、せっつかないと更新しませんが)

独身時代からのお互いの資産の推移を記録しているので、万一離婚となった時も、特有財産に関して揉める可能性は低いと思います。
(死ぬまで添い遂げるつもりなので、その心配はしていませんが)

お互い、相手名義の資産に関しては口出しはしないけれど、大きな金額(車を購入するとか、着物を購入するとか)が動くときには、事前に「どう思う? いいかな?」と軽くお伺いを立てています。
自分名義の資産はすべて自分の権限で動かせるのでストレスがありませんし、相手の資産も開示されているので家庭全体の資産がブラックボックス化してしまうこともありません。

結婚したタイミングでお金のことはすべてオープンにしたのは、うちの場合はとても良かったな、と思っています。

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?