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11. スペイン・マドリード

特急電車は定刻でマドリード・アトーチャ駅に到着です。
長距離列車が発着するスペイン首都の中心にある主要駅ということでプラットホームがたくさんある大きな駅ですが、お店があまりなくて閑散としていました。スペインの人は列車をあまり使わない文化?

我々夫婦はマドリード訪問済みで主要な観光地は訪問していたので、この3泊4日の滞在では公園での遊びを中心にゆったりと過ごしました。

エル・レティーロ公園(Parque de El Retiro)
Tel: +34 914 00 87 40
住所: Plaza de la Independencia, 7, 28001 Madrid
Web: esmadrid.com

広大な敷地の公園に小さな遊具コーナー(といっても都内の公園より大きいスペース)があり、近所の小さな子ども連れたちが遊んでいました。
息子はこの公園で、この旅行で一番の笑顔を見せてくれました。

街の西側にも大きな公園があると聞いてやって来たら、そこにはスペイン王室の王宮とアルムデナ大聖堂がありました。

アルムデナ大聖堂(Catedral de Santa María la Real de la Almudena)
Tel: +34 915 42 22 00
住所: Calle de Bailén, 10, 28013 Madrid
Web: catedraldelaalmudena.es

偶然にも訪れた日はクリスマス!
大聖堂内では本気でこの教会に通う地元の方々のミサが行われていて、観光客は入り口付近しか見学できませんでした。でも、厳かな雰囲気を体験できたのは貴重な機会となりました。

ちなみに、王宮裏の庭園は「カサ・デ・カンポ」という王族の元狩猟場だそうで、敷地が1,700haもあるそうなので諦めました。けれど、王宮の隣にサバティニ庭園(Jardines de Sabatini)という程よい公園があったので、こちらの生け垣で迷路ごっこをして楽しく遊びました。

せっかくだからピカソのゲルニカだけでも見ようか、という話になり朝イチでソフィア王妃芸術センターに来ました。

ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)
Tel: +34 917 74 10 00
住所: Calle de Santa Isabel, 52, 28012 Madrid
Web: museoreinasofia.es

我々は10時過ぎに到着しましたが既にチケットオフィスは人でいっぱい。
まずはゲルニカへ直行すると既に人だかりでしたが、息子がゲルニカを見て「おぉ~」と言ったので、何か感じるところがあったのでしょう。
隣の展示室ではゲルニカ完成までの経緯を写した写真が展示されていて、よりメッセージを強く伝えるための試行錯誤の跡を見ることができました。
それにしても、やっぱりピカソって絵が上手いなぁ、と実感しました。

それから、ダリと主人が好きな現代アートの巨匠(お名前失念)の作品を見てから退館したのですが、12時前には建物外の広場まで行列が伸びていました。ここでも入場チケットは事前予約がベターです。

食事は息子が少し騒いでも大丈夫そうな、カジュアルなところで一杯やりながらタパスをつまむスタイルにしました。

サン・アントン市場(Mercado de San Antón)
Tel: +34 913 30 07 30
住所: Calle de Augusto Figueroa, 24B, 28004 Madrid
Web: esmadrid.com

中でもこの市場は上層階がフードコートになっていて、色々なお店のお料理を少しずつ楽しめる夢のような場所!
客層は観光客と地元の人が半々でプライスも良心的でした。

サン・アントン市場と比べて観光客向けなのはサンミゲル市場。マドリード観光と言えば必ず紹介されている場所で、市場というよりも完全にフードコートで食材はまず売っていません。

サン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)
Tel: +34 915 42 49 36
住所: Plaza de San Miguel, 5, 28005 Madrid
Web: mercadosananton.com

パエリアやピンチョスなどが山積みになっていてビジュアル的にも盛り上がります!でも、客層もほぼ観光客で館内はかなりごった返していて、落ち着いて食事…と言うよりは、つまみとお酒を一杯だけサクッと頂くのが適していました。

スペインと言えば生ハム!
ちょうど、アパートの近くにあるお店の前を通ると生ハムにされた豚の足がずらりとぶら下がっていたので入ってみました。

Museo del Jamón
Tel: +34 913 69 22 04
住所: Calle de Atocha, 54, 28012 Madrid
Web: museodeljamon.es

ビールと生ハムのセットがお得なので、夕食の前にメリエンダ(merienda)として楽しむのがおすすめ。セットの生ハムは普通クオリティでした。

主人が調べてくれた朝食スポットが個人的には大ヒット!
ホットチョコレートをチュロスにつけて食べる悪魔的な朝ごはん。
滞在中にすでに恋しくなり2回も訪れてしまいました。
こちらも有名店だそうで早朝からお店の外まで行列ができています。客層は殆ど観光客で注文は英語が通じます。
2人ならホットチョコレートとチュロスのセットにドリンクをもう一つ足して量的にはちょうどよかったです。

チョコラテリア サン ヒネス(Chocolatería San Ginés)
Tel: +34 913 65 65 46
住所: Pasadizo de San Ginés, 5, 28013 Madrid
Web: chocolateriasangines.com ※日本語ページの誤訳が酷いです

スペインと言えばシェリー酒も有名!昔からシェリー酒が好きで、バーに行くとだいたいシェリー酒を頼んでいました。
そのシェリー酒でも一番有名なブランド「ティオ・ペペ(Tio Pepe)」の看板をプエルタ・デル・ソル駅前の広場で見つけてたので記念撮影。

今回は中心地にある古いアパートを改装した民泊に滞在しました。
主要な観光地へも地下鉄で10分以内という好立地の場所にあります。
普通のアパートのビルですがエントランスに人が居て、そこでチェックインするシステムです。民泊は鍵の隠し場所を探すことから始める場合が多いので、スタッフが常駐してくれているのは助かりました。
近くにスーパーや飲食店があり、最寄りの地下鉄駅前にはコインランドリーもあるので4日間の滞在では暮らすように過ごすことができました。

マトゥーテ11 スイート(Apartamentos Matute 11)
Tel: +34 914 29 36 98
住所: Plaza de Matute, 11, 28012 Madrid
Web: https://matute11.es/en/

この4日間は息子だけでなく、旅疲れが蓄積してきた我々にもリフレッシュできた時間でした。
イタリアに入ってからは観光スポットを消化していくツアー旅行のようなスタイルだったので、これなら個人旅行じゃなくてもいいのでは?とも思っていました。
それでもコルドバから不確定要素が多い中で余裕を持って旅を続けられたことで、思わぬ出会いがあったり、思わぬものを見たり食べたり感じたりできることが多かったと感じました。

見たいこと、やりたいこと、食べたいものは多いけれども、追い立てられるような旅行は我々のスタイルではないな、と再認識できました。

最後の都市、ドイツ・ベルリンでトランジットの合間に少しだけ観光して、フィンランド・ヘルシンキに戻ります。

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