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星組公演『めぐり会いは再び next generation』を楽しむために①


4月23日に初日を迎える、小柳奈穂子先生作・演出の星組公演
『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』

2011年4月に上演された
『めぐり会いは再び-My only shinin’ star―』
その翌年に上演された
『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』
に続く、めぐり会いは再びシリーズ第3段。

初演時から星組ファンでこの『めぐり会いは再び』という作品が大好きな私は、10年越しに第3段が上演されると発表された時もう嬉しくて嬉しくて…
「あのルーチェが主役に!?あのアンジェリークが相手役として!!!!すごすぎへん!!!!!?」
なんつって言うておりました。

集合日に配役が発表になった時も、もちろんわからない役名も多かったけど、
第1弾第2弾に引き続き登場するお役や今まで名前しか出てきてなかったこのお役をこの方が演じられるのね!?とか、テンション上がりまくりだったわけです。

でもなんせ上演されたのが10年前。
第1弾も第2弾も観たことない方や観たけどどんな話やったかな…と思ってらっしゃる方も多いはず。

小柳先生だから、きっと過去の作品を観てなくても楽しめると思うけど、
過去の登場人物とかを知っておくと楽しさも倍増するかもしれない!

ということで今までの『めぐり会いは再び』の復習をしてみませんか?

完全にネタバレでしかないのと、
めちゃくちゃ暇な方にしか読むことをオススメできませんが、
もし読んでやろうと思ってくださったお優しい方は先に進んでみてくださいまし。。

それではまずめぐ会い1から始めましょう。

2011年『めぐり会いは再び-My only shinin’ star-』あらすじ


今より少し遠い昔。近くて遠いとある国のお話。

ある年の星祭の日
オルゴン伯爵(英真なおき様。当時星組組長、めぐ会い2には同役で専科から特別出演。今回の3には出演なし)邸では、
令嬢シルヴィア(夢咲ねね様。当時星組娘役トップスター)の花婿選びが行われていました。

父の勝手な計らいの花婿選びに抵抗するシルヴィアは召使いのリゼット(白華れみ様。2012年に退団された為、2以降出演なし)
入れ替わって花婿候補達を観察し、誠実だと思える花婿がいれば結婚するとの条件を出します。

花婿候補は五人。
その内の一人、
ヴェスペール公爵の息子であるドラント(柚希礼音様。当時星組男役トップスター)も
過去にとらわれ人を愛することができず、この花婿選びに乗り気ではありませんでしたが、

従者ブルギニョン(紅ゆずる様。当時二番手スター、前星組男役トップスター)とともにオルゴン伯爵邸へ向かう道中、
旅芸人たちから花婿候補と花嫁候補が各々の召使いと入れ替わり相手を観察するという芝居の筋書きを聞き、それを真似てシルヴィアを探ることを思いつきます。

お互い主人と従者が入れ替わっているとは知らない四人でしたが、色々あって(急にざっくりwwwwww)ドラントはシルヴィアと、ブルギニョンはリゼットと惹かれ合い、お互いの嘘を許し、主人同士、従者同士でうまいこと結ばれたのでした。

めでたしめでたし。

あらすじはこんな感じですが(えらいざっくりしてるけど)、
正直あらすじよりも登場人物のエピソードを知っていた方がめぐ会い3に役立つ気がするので、
ドラント以外の四人の花婿候補の紹介をしておきます。

その他の花婿候補達

花婿候補①王立騎士団副筆頭騎士 シュヴァリエ・リュシドール・グラファイス

(夢乃聖夏様。2012年に雪組に組替え、2015年に退団された為、2以降出演なし。)

10歳以上も年の離れたラルゴ伯爵夫人(万里柚美様。当時星組副組長、めぐ会い2時は星組組長。めぐ会い3も専科より同役で特別出演)との長い不毛な関係を清算すべく、花婿選びに参加。
しかしオルゴン伯爵邸でラルゴ伯爵夫人と再会してしまい、やはり伯爵夫人の事を忘れられず伯爵と別れて欲しいと願い出ます。
ラルゴ伯爵夫人はリュシドールの気持ちを受け入れ、伯爵と別れることを決意するのですが………………

花婿候補②ル・カイン王国第二十四王子 アジス・ル・カイン
(美弥るりか様。2012年に月組へ組替え、2019年に退団された為、2以降出演なし)

弱小国の24番目の王子であるアジスは貧乏王国の末息子という立場に幻滅し大国の暮らしに憧れて花婿選びに参加。
しかし慣れない国の食事でお腹を壊し、また自分に想いを寄せる侍女コレット(早乙女わかば様。めぐ会い2にも同役で出演。2014年に月組へ組替え、2018年に退団された為、今回の3には出演なし)の気持ちを知り、
国に帰ってコレットを幸せにすることを誓います。

ちなみにめぐ会い3の配役に咲城けい様演じるリドル・ル・カインというお役を発見。
新キャラですが、このル・カイン王国関係者であると思われます。

ル・カイン王国はアラブの国ってことなんかな。
黒塗りでアラビア系のお衣装のキャラクターです。

花婿候補③ローウェル伯爵の息子 フォション・ド・ローウェル(の変装をしたフォションの妹 レオニード・ド・ローウェル)

花嫁シルヴィアの兄であるマリオ(涼紫央様。2012年に退団された為、2以降出演なし)に想いを寄せるレオニード。
マリオにしつこく付きまとい過ぎて近接禁止令を出されるも、マリオに会いたいあまり実の兄を閉じ込め、兄に変装して自分が花婿選びに参加。
レオニードはドSなマリオの冷たいところが大好きなのだとか。

このめぐ会い1から登場するレオニードを演じる音波みのり様は、めぐ会い1、2に引き続き今回の3にも同じお役でご出演!!!
しかし残念なことに今回の公演で宝塚をご卒業されます😢

また、レオニードのお父様の「ローウェル伯爵」とお兄様の「フォション・ド・ローウェル」はめぐ会い1、2では名前だけで実際には登場しておりませんでしたが、
ついに今回の3で登場されます!!

ローウェル公爵…輝咲玲央様
フォション・ド・ローウェル…ひろ香祐様

めぐ会い1、2の時は『ローウェル伯爵』表記なのですが、3から『ローウェル公爵』になっている。。。

ちょっと細かいところはわかりませんね。

花婿候補④劇作家 エルモクラート・オズウェル・マーキス
(真風涼帆様。めぐ会い2にも同役で出演。2015年に宙組へ組替えの為、今回の3には出演なし。現在宙組トップスター)

旅芸人一座が星祭で披露する余興の脚本を書いていましたが、
結末が思い浮かばず「探さないでください」という置き手紙を残し、花婿選びに参加。
旅芸人達は、花婿候補と花嫁候補が各々の召使いと入れ替わり相手を観察するという芝居の結末が喜劇なのか悲劇なのかはっきりさせる為
エルモクラートを追ってオルゴン伯爵邸へ向かうことになります。

エルモクラートは花嫁シルヴィア達が自分の芝居の脚本をパクっていることに気づき、
オルゴン伯爵にも協力してもらい、ひねくれ者の花嫁と花婿が結ばれるよう恋のキューピットの役割を果たしたのでした。

ちなみにエルモクラートはエメロードという女優の恋人がいましたが、前回の芝居の評判が悪くて打ち切りになるやいなやパトロン兼恋人のエメロードにも見放されたというエピソードがめぐ会い1の中に出てきます。

この女優のエメロードもめぐ会い1では名前だけの登場でしたが、今回のめぐ会い3で専科より特別出演の美穂圭子様が演じられます!!!

しかも、オルゴン家の執事であるユリウスがエメロードの大ファンだというエピソードもめぐ会い1の中に出てくるんですよねぇ。

執事ユリウスを演じられるのは天寿光希様。
天寿さんはめぐ会い1、めぐ会い2に引き続き、今回の3でもユリウスを演じられますが、
こちらも残念なことに今回の公演で宝塚をご卒業となります😢

めぐり会い1だけでもネタがモリモリ…!!

まだ今回礼真琴様演じるルーチェも出てきてないのに!笑

ルーチェの登場はめぐり会い2でございます。

めぐり会い1で礼真琴様は村人のお役をされており、
センターでキレッキレで踊ってらっしゃる場面もあります。

めぐり会い2については別の記事に書きますね。

ここまで読んでいただいた皆さま、ありがとうございました✨

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