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Life is wonderful

なんでこんなに頑張っているのだろう

たまにそんなこと思うことはありませんか?

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大学2年生の夏、仲の良い高校時代の後輩と
夜のドライブに出かけた。

私たちは高校のダンス部に入らなかったメンバーで構成された"ダンスサークル"で知り合った。

彼女は後輩でありながら落ち着いた雰囲気の持ち主で、しっかりとしたその顔立ちとは裏腹に、アメリカの子供みたいな笑い方をする可愛らしい女性だった。

ダンス練習が深くなってきた深夜や、2人でお茶をするときは必ずと言っていいほど、将来や人生について語り合っていた。

そのころは10年後の未来について語り合う時間が私にとっては当たり前だった。

そしていくら語っても話が尽きないほど、希望に満ち溢れていた。

-次は私が大好きな曲流すね

そういって車に繋いだipodで音楽を流し始める。

-雨の向こうには太陽が絶対あるの-
-あとどんくらい傷つけば人を愛せるの-

レゲエ調の曲に乗せられたメッセージ性溢れる歌詞。

夜中のドライブで完全にエモいムードに入り込んでいた私たちにはぴったりで
初めて聴いた曲調とストレートな歌詞に引き込まれていった

まだ見えないここからの人生、辛いことも楽しいこともあるのだ

それから大人になり、未来や夢について語ることなどほとんどなくなってしまった
たまに彼女に会うとあの頃の思い出話で盛り上がる時間が本当に楽しいひとときに感じる
そんなありふれた大人になった

度々立ち止まるたびにタイミングよくこの曲が耳に入ってくる

今回は日々の仕事と育児に追われ、体というより心が疲れていたのだろう

-なんでこんなに頑張っているのだろう

一度脳裏に浮かぶとぐるぐる頭の中を巡って消えない

そんなときに流れてくるこの曲

Life is wonderful.
 人生は素晴らしい

うーん、そう言われてみればそうかもしれないな

その言葉が少しだけぐるぐる思考を止めてくれるのであった

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