みなさんは感覚派ですか？
それとも理論派ですか？

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新しいコンサルが会社にやってきた。

50代半ばでメガネにスーツケース
いかにも仕事のできそうな営業支援コンサル

そう、完全なる理論派の人種だ。

ある日営業リーダーが契約分析の甘さについて問いただされた

ー一体いつになったらこのKPIダッシュボードが出来上がるのですか！？（プチキレ気味）

ーはぁ、、

感覚派のリーダーはとにかく数値分析が苦手なのである
自分の今までの契約は経験値から成されたもので、初回面談から2回目商談、そこから見積提示率、からの成約率、、

率率率率

そんなものは人生で一度も分析したことがないのだ

急にマネジメント職に任命されたことで
今まで触れたことのない"率の嵐"に隣で飲み込まれそうになっている

そんな状況が今日私にも訪れた

ー今月の集客が落ち込んだ要因は？

ー一週目が春休みであり、来場が減ったと推測します
ただ2週目からのイベントは広告費を倍にしているので巻き直せると思っていました

ーで？

ーで？

ー春休みは要因のうちに入らないよね？

・・・入らないのか？春休みを予測した上で広告予算を増やしたのだが、、
それでも集客が落ち込んだ要因、、

そこから始まる"率"の嵐

彼の言っていることは正論だ
いや、とてつもなく正しい正論だ

でもなんか聞きたくない

なんなら経営陣に近い側、つまりコンサルを導入した側に近い立ち位置なので、
うかつに、この人無理ー！とは言えないのである

そこで気がついたのが一つ。

私は感覚的に話す人に根拠を求め、理論的に説明されれば納得すると思っていたのだが、
それは相手次第だということ

昔、男友達に相談話をしたときに言われた

ー正論がほしい？それとも同情がほしい？

は、人間の会話の本質をついた質問だったのだということが
率の嵐の中でふと頭の中でよぎるのであった