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類は友を呼んでしまう

類は友を呼ぶという言葉がある。


例えば特定のルールがあるお店に行き、そのルールを厳密に絶対遵守はしていない客が居たとする。

例え平素からそのルールを厳密絶対遵守している人のほうが遥かに少ないとしても、厳密絶対遵守している人がしていないひとに嫌がらせをしながら、重ねてお店に告げ口をした場合。


そのお店が、遵守していない人に注意喚起をして厳密絶対遵守させるとする。


遵守していなかった人は、嫌がらせに対する謝罪等はなかった上に、そのお店のルールに逆うこともできないので、もうそのお店には行かないという選択をする。


そうなると、そのお店には、

自分は言いつけを守り常に正しい事をしている。

と思い込んでいる客ばかりが残ることになる。


そういう思い込みのある客は、自分の信奉している正義が絶対なので、例えばお店側が粗相をした場合にも厳しく追及してくるであろうことは想像に難くない。

そうして、ギスギスした空間になっていく。


系列店がお気に入りで何度も訪れていたが、もう二度と行きたくないと思った出来事があった。
この件については、お店側も完全に被害者だと感じていた。
かなりのヒステリーを起こしていたため、恐怖からクレーマー気質の人を尊重してしまう気持ちも分かったので、こちらは当たり事故にあった気分で苦笑いでやり過ごしていたけれど、ふと、こうして人は自分にあうお店の常連になったり、合わないお店から離れたりしていくのかな、と思ったのだ。

権威の言いなりに従う場所には、権威の言いなりに従う人が来るから。

そりゃそうか、と後から気がついたのだった。