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実体験!知識のない私がFP3級に約1ヶ月で合格した方法をご紹介

近年将来への備えとして、投資や貯金をしている人は多いでしょう。

そのための知識を身につける方法として、FP3級を取得を検討している人もいるはずです。

実際に私も金融に関する知識を得たいと思い、FP3級を受験しました。

「FP3級を取得するにはどの程度時間がかかるのか」

「テキストはどのように使うのがいいのか」

「独学で合格できるの?」

今回はFP3級を取得するまでについて、実際の体験を交えてお伝えします。

FP3級を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。


FP3級の概要


FP3級とはお金に関するスペシャリストの、ファイナンシャルプランナーに必要な資格の入門編といえます。

受験資格は問われないため、業務に使用せずに自身のスキルを上げるために使用したい人でも、気軽に受けられる資格です。

「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」の2団体が実施しており、試験概要などが異なります。

私は今回「日本FP協会」で受験し、FP3級を取得しました。

どちらの団体で受験しても、学科試験と実技試験の両方を受験し、両方への合格が必須です。

全体として合格率は高い傾向にありますが、2つの試験では合格率が異なります。

「日本FP協会」のFP3級合格率

まずは「日本FP協会」の、2020年からの合格率を確認してみます。

試験は年3回あるため、各回での合格率を見ていきます。

試験は年3回あるため、各回での合格率を見ていきます。
試験月 学科試験合格率 実技試験合格率
2023年5月 88.25%   86.83%
2023年1月 85.25%   88.34%
2022年9月 80.78%   84.44%
2022年5月 83.37%   90.33%
2022年1月 87.01%    90.75%
2021年9月 84.69%   80.50%
2021年5月 83.25%   76.65%
2021年1月 87.92%   86.53%
2020年9月 89.64%   88.04%
2020年5月 実施なし  実施なし
2020年1月 85.34%   79.45%
引用元:日本FP協会 FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ
学科試験も実技試験平均して合格率は80%程度となり、比較的合格しやすいといえるでしょう。

「金融財政事情研究会(きんざい)」のFP3級の合格率

もう1つの団体である、「金融財政事情研究会(きんざい)」を確認しましょう。
こちらも学科と実技の、2つの試験の合格率を確認します。
試験月 学科試験合格率 実技試験合格率(個人) 実技試験合格率(保険)
2023年5月 54.13%    61.58%        58.91%
2023年1月 56.00%    67.56%         40.05%
2022年9月 43.41%    58.23%        43.28%
2022年5月 49.03%    62.24%       45.64%
2022年1月 62.52%    53.14%          39.53%
2021年9月 53.31%    43.25%          48.68%
2021年5月 47.81%    59.63%          47.76%
2021年1月 63.75%    58.63%        56.01%
2020年9月 69.28%   35.28%          56.20%
2020年5月 実施なし   実施なし          実施なし
2020年1月 65.43%    50.22%        48.19%

引用元:「金融財政事情研究会(きんざい)」 試験結果

日本FP協会と比較すると、合格率は40〜60%と下がります。
どちらかというと、合格の難易度が高くなる試験です。

実質的な勉強時間はどのくらいだった?


今回私は完全な独学で、FP3級の試験へと挑戦しました。
その際にかかった勉強時間を、ご紹介します。
通常FP3級の資格を取得するには、20〜100時間ほどの時間がかかるとされています。
試験に合格をするためだけであれば20〜30時間ほど、しっかりと理解をして知識として蓄えるとなると80〜100時間ほど必要です。
今回私はとりあえず試験への合格を最優先としたため、20〜30時間で試験を受けた形になります。
試験日の1ヶ月前くらいから、参考書を活用して平日は30分〜1時間、休日は1時間〜2時間ほど勉強していました。

実際の試験前の勉強スケジュールをご紹介


実際に試験前には、どのタイミングでどのように取り組んでいたかをご紹介します。
主に以下の、3つの流れで取り組んでいました。

  1. 参考書をとりあえず1周

  2. 問題集を1周

  3. 過去問と問題集をとにかく解く

1つずつ、見ていきます。

1.参考書をとりあえず1周

まずは購入した参考書を、とにかく1周します。
内容を理解できない部分もありますが、時間をかけられなかったので、とにかく目を通すのみに留めました。
これを最初の1〜2週間で、最初から最後まで読み切ります。
その際、参考書に記載されている練習問題は、必ず取り組みましょう。
なんとなく、どんな内容に触れるのかを頭に入れておきます。

2.問題集を1周

参考書を一通り読んだ後は、問題集を1周します。
内容が頭に入っていない、わからない状態であることを理解したうえで、どんな問題が予想されるかを確認します。
正答率は重視せずにとにかく解くのみのため、参考書を読むよりは時間がかかりません。
参考書を読了した後の数日で、問題集を1周はできるでしょう。
なお、この後繰り返し解いてどの程度理解しているかがわかるように、別の紙に日付と正答率を残しておくと自身の傾向などが掴めるようになります。

3.過去問と問題集をとにかく解く

問題集を1周して解説を読んだ後は、特にわからなかった部分を参考書で振り返ります。
それと並行して問題集と、過去問をとにかく試験本番まで解き続けます。
問題集の場合は毎回記録をつけて、同じ間違いをするところはどこかを把握しましょう。
その部分を参考書で確認、別途まとめてみるなどをすると、自分の弱点が一目でわかる状態になります。
過去問については、ネット上に無料で利用できるものがあるため、そちらを利用していました。
また実際に使用した参考書と、問題集は以下の商品です。
ゼロからスタート! 岩田美貴のFP3級1冊目の教科書 2022-2023年版
ゼロからスタート! 岩田美貴のFP3級問題集 2022-2023年版

まとめ


簡単でしたが、FP3級に合格した時の勉強法をご紹介しました。
人によって合う・合わないはあると思いますが、効率を重視するなら1冊の参考書と問題集に絞るのがベストだと思います。
また、自分の苦手を書き出したノートもおすすめです。
問題を解いた後なので、どうやって使うのか、どういう意味なのかがわかりやすく頭に入ります。
自分なりの解釈も一緒に書き残せるので、わからないを減らしていけます。
FP3級は比較的合格率の高い試験のため、短期間でも効率よく勉強すると合格が目指せます。
この勉強法自体はほかの試験でも活かせると思うので、もし良かったら試してみてください。

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