部屋に戻ってきてから @大阪日赤病院 予定帝王切開

先生からの説明も終わり、入院部屋に戻ってきました。

その時の私はとにかく震えが止まらず、気合いを入れて震えを押さえては、また気を抜くと震える…という状況でした。
助産師さんがお二人ついて下さり、色々と世話をやいて下さいました。

とりあえず震えの事を言おうと思い、伝えると、低体温によるものではとの事で、電気毛布を持ってきてかけて下さい、かけて貰うと少し落ち着きました。

この低体温は完全に予想していなかったというか、把握できておらず、逆に私は術後は暑いという情報ばかり仕入れており、暑さ対策には力をいれていましたが、寒さ対策は全くしていませんでした…夏でしたし。

この後にも、カイロ持ってたら良かったかもと思う出来事も有ったので、お産の際は季節に関係なく、念のためにカイロなどを持参する方が良いかと思います。


戻ってからしばらくは頭を上げる事は出来ず、飲水も出来ません。
どちらも部屋に戻ってきてから6時間後の、夜の10時から解禁との事でした。


さて、開腹部位はガーゼで覆われ、その上からオムツをはかされており、助産師さんが頻繁にめくっては術部の状態を確認されました。
お二人の会話を聞くに、きれいに閉じられており、おそらくホチキスや意図ではなく、医療用ボンドで留めているのではとのこと。
きれいと言われてほっとしたり嬉しかったり。先生に感謝です。


そして結局懸念していた事が起こりました。
汚い話で申し訳ないのですが、下痢してしまっていた様です。助産師さんに指摘されて初めて分かりました。自分では全く気がつかなかったのです。
麻酔のせいかな~とお話しして、このままには出来ないので、助産師さん2人がかりでおむつを替えて下さいました。
この時の私はまだ麻酔が残っていたのか、下半身が全く動かず、2人で大きな丸太の様な私の下半身を持ち上げたり、その隙にお尻を拭いて新しいおむつをしいてはかせて…と、こちらが申し訳なくなるくらいの重労働っぷりで、おむつ替えをして下さりました。
いつもの事なんだとは思いますが、こんな大変な事をされているなんて、本当に有難いと思いました。

余談ですが、私の母も長らく外科や緩和ケア病棟の看護師をしていたので、同じような仕事をしていたのかなと思います。
かぁちゃん、尊敬するよ…


と、色々と書いてきましたが、正直、戻ってきてから数時間については、すぐに記憶がふっとんでしまって定かではなく、そのうち日が暮れて夜になったようにしか覚えていません。
術後でしたので、こまめにバイタルチェックをされたり、悪露パッドを替えて貰ったり、硬膜外麻酔の使い方を教わったり(痛くなったら自分で入れる)、震えよ静まれ~と思っていたら時間が経過したのだと思います。
あとは、寝ていたのかなとも思います。

上の子のお産の時は、普通分娩でしたので、産後は疲労困憊、2時間ほどLDRに横たわり、尿意はあるのに麻痺したのか排尿出来なかったので導尿して貰ったりで時間が流れました。
産後もハイになってなかなか眠ることが出来ず、出産報告のメールを送りまくっていたのを覚えています。
それに比べれば、自力で何かをするということのないお産で、楽だったはずなんですが、やはりお腹を開くというのはそれなりにダメージで、意識が定かでなくなっていたり、寝ていたのかなとも思います。


夜になり少し落ち着いてから、ソファーに置いていた荷物を助産師さんにベッドまで持ってきて貰いました。
フックでひっかける洗濯ばさみ入れを物入れにし、ベッド上で使いたい小物を入れてひとまとめにしておいたのには、これいいね~と誉めて下さいました。
携帯充電用の延長コードも、枕元まで持ってきて貰い、携帯を充電器に繋いで貰いました。


夜の10時前、まだ頭は上げられませんが、そろそろ連絡を取ろうかなと思って携帯を手に取ると、夫から、保育器に入れられた子供が8階にやってきた時の写真や動画が送られていていました。
改めて、ついさっきまでこんなに大きく、ちゃんとした人の形をしたものがお腹に収まっていたのかと思うと、不思議でなりませんでした。

夫には、もうすぐ飲水出来る事や、上の子の明日朝の支度についての指示をいれました(指示を忘れないように、アラームまでかけていました…)

夫の方からは、明日出生届を出したいので、朝一で母子手帳を貰いたいと伝えているが、大丈夫そうか聞いてくれとの事でした
(どこまでも出生届の提出にこだわる夫。)

助産師さんに確認し、朝8時より少し前に来てとか、その頃なら表の玄関は開いてるはずなど指示を出し、夫とのやり取りは終わりました。


そして10時になり、あらかじめストローをつけておいたペットボトルを冷蔵庫から助産師さんに持ってきて貰って、飲水しました。


まだまだ自力で体を動かせなかったので、時々助産師さんに体位を変えて頂きました。

が、横向きになりたくて、布団を支えにして横向きにしてもらった位から、私の体に全く予想していなかった、最大の試練が訪れ始めたのでした…!

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