A.N

映画、お芝居、小説などの感想を自分の記録用に。

A.N

映画、お芝居、小説などの感想を自分の記録用に。

最近の記事

Mother

監督: 大森立嗣 出演者: 長澤まさみ、奥平大兼、阿部サダヲ、夏帆、仲野太賀 https://mother2020.jp/ お母さんを好きじゃいけないの?? という最後の台詞が全てな気がする。 どんなに失格な母親でも、お母さんを守りたいと思う子供の気持ち。間違っていると分かっていても、これではダメだと理解していても、周囲から手をさし伸ばされても、お母さんの為に全て振り払う姿が苦しかった。 実話をベースにした話し。 長澤まさみが本当に良い役者になっている。 仲野大賀

    • 死にがいを求めて生きているの

      著者:浅井リョウ 出版社: 中央公論新社 一言感想でいうと、、「怖い」。 何かの目的の為に生きていないと、生きている感覚になれない。 生きている感覚を得るために、目的を探す。 生きる為の大義名分をみんな必死で探している。 この点は自分にとっても否定ができないところもあり苦しい。 人が比べなくなったが為に、自分が人と比べなきゃいけなくなった。 対立が生まれてしまった歴史を考え、別々の枠組みにいることをいっそのこと認め対話をする。どんなに居心地が悪くても、私たちは異なる

      • グラスホッパー

        監督: 瀧本智行 出演: 生田斗真、浅野忠信、山田涼介 思っていたよりもパットしなかった。 現実場馴れしすぎている感じと、なんか一貫性ない感じ。。 山田涼介の演技初めてみたけど、良かったな。

        • ヒメアノール

          監督: 吉田恵輔 出演: 森田剛、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ 森田剛の演技と濱田岳の演技が素晴らしすぎる。 森田剛の凶器っぷりは本当に圧巻。 テレビドラマのランチの女王に出演していたときもそう思った。 いじめられている時の回想シーンも目がいっちゃってる。 映画自体はポップなコメディ風に入りながら、前半部分途中でガラリと映画のトーンが変わるのにドキドキする。 森田剛は多重人格だったのかな? と思わせる付箋とエンディング。 この演技の切り替えもよかった。 映画の内容

          コンビニ人間

          著者:村田沙耶香 出版社:文藝春秋 久しぶりに小説を読みました。 人に言われるままに言われる本を人に言われるままに区の図書館で借りました。 普通ってなんだろう。 なぜ普通に生きなければならないんだろう。 なぜ普通を強要するのだろう。 誰にとっての普通なのだろうか。 一人一人が生きやすい生き方を邪魔しない社会にしていくことってなんて難しいんだろうか。 何かの部品になることで安心できる。 何かの部品になることでそこで生きていける。 『正常な世界はとても強引だから、異物は

          コンビニ人間

          れいわ一揆

          UPLINKでれいわ一揆みました。 http://docudocu.jp/reiwa/ 非常に面白かった。好きな映画ベスト5に入る。 4時間の大作が4時間に感じない。 れいわ新撰組の選挙ドキュメンタリーじゃない。 れいわ新撰組の選挙を題材として現代社会への痛切なアンチテーゼ。 映画の中で安冨さんが、選挙というキャンバスに描く芸術といっていたけど本当にその通り。 2019年のれいわ新撰組も、2019年の参議院議員選挙にれいわ新撰組から出た10人の候補者も、選挙中の馬も、

          れいわ一揆

          泥の子

          小さい小劇団の劇団菊池のアングラ公演@新大久保 コロナの感染症対策がしっかりされていた。https://ameblo.jp/gekidan-kikuchi/entry-12637250258.html アングラのお芝居はじめて見た。 30名程度しか入れない劇場。 劇場の外では演者がチケットもぎりをし、会場に入ったら他の演者が空気感を演出しながら会場案内。 なんだか素敵でした。 演技も演出も素敵でした。 演者の表情がこんなにはっきりみられる舞台はじめて。 戦争後、貧しい

          泥の子