第一章 シャツが出来るまでの『1つ目の奇跡』
急に三人の生活が始まりジタバタしていたのですが、
小さな子供達との生活を守るため、好きな仕事を辞め、転職することに決めました。
ずっと、ミシンの仕事はしていたのですが、
いっても子育てママが大半を占めた生活から、
急に何がやれるか、、、
自信なんて全くありません。
それなりにやる時は真面目にやってはきたものの、
同期には子育て中に追い越され尽くしたので、
自分の技術がどれだけ通用するものなのか、
解りませんでした。
そんな時に、
帯の仕立て屋の会社で初めてデザインから頼まれて作った帯が、完売したんです。
生地から縫い合わせて柄を作り製作したものだったので、自信になった事もあって、
自分のネガティブな面とサヨナラする為に、
強みについて考えました。
ブライダルのアトリエで洋裁を学び、
そして、和裁の職人の世界も知っている。
京都の西陣という一流の場所で仕立てを教わった日々は、誰にも真似できない私ならではの物を
必ず産み出せる力になっているはずだと思いました。
自分を信じて
やるしかありません。
数日後、、、
1回目の奇跡の声がかかります。
セレクトショップのオーナーさんから、
急にお話を頂きます。
『やりたいです!』と答えた私。
1年程前に入ったオンラインサロンで学んだ、チャンスを掴む魔法の言葉『はい!やります!』が役に立ちました笑
#べぇくん有難う笑
地元では絶対に見つからないと思っていたミシンの仕事。このタイミングでこんな事があるなんて、、、
それも、今からスタートするオリジナルのブランド、、、ドキドキしかありません。
20年以上販売に力を注いできた売り方のプロと、
20年以上色んなものを作ってきたミシン野郎がタッグを組みます。
勿論、縫いの審査も受けました。
『将来どうなりたい』そんな話もしました。
服に携わる事に対する考え方も聞きました。
今から作るものもワクワクするものしか作らない。
安売りはしない。
こだわり尽くす。
、、、そう話し合って、
『職人さんの手仕事の入ったこだわりの生地で服を作ってみたい』
と提案しました。
この時はがむしゃら過ぎて、
まだ、奇跡の始まりに過ぎないことを、
勿論私は気づいていません。
第2章に続く
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