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奇跡の私


海をみていたら
向こうの壱岐島が恋しくなってきた


そろそろ
さやさんに会いに行きたいな・・



ここは北九州若松にある遠見が鼻

ここの地層は約3000年前のもので
まさしくわたしは
太古の地層の上に立っているわけです


荒い波を目の前に
目をつむって立っていると
またあの時とおなじようになってきた・・


潮 風 波 大地と一体になる


わたしは素粒子の集まり
たまたま物体化して今こうして立ってる


潮も風も波も大地ももとは素粒子

みんな一緒



わたしのまとまりの悪い髪の毛も
シミになやむお肌も
素粒子があつまって存在してる奇跡


もっとキレイだったらな・・と落ち込むことも
さみしいと思うことも
なかなか自由に上手くいかないことも
体験できてる奇跡



こうして自然と一体になると、
そんなめんどくさい人間をやってる私を
とおくはなれた目でみることができる


イライラする自分だって
全然ダメじゃない!


むしろ、
“イライラしていません私”
とふたをすることが危険

イライラするわたしは思う存分イライラすればいい
怒るときは思いっきりブチ切れればいい
ぶざまでかっこ悪いわたしもいれば


意地悪なわたしもいる
ときどき乱れエロいわたしもいる

虫一匹ころせない女神さまのようなわたしもいる



ぶざま率の方が
だんぜん高いんだけれども
ぶざまが悪いという概念をぶっ壊そう


そうすれば
次から次にわきでる思いや感情が
もはや豊かでしかなくなるから



もともと存在していなかったわたしが
偶然?必然?に素粒子が集まって
今奇跡の私として存在している


そんな奇跡のわたしが体験することすべて宝もの


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