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上京後、友達がまともにいなかった私が、100人友達を作った話。

こんにちは。駆け出しWebライターのayacoです。

今回は、上京したものの、まともに友達がいないまま2年間過ごした私が、コロナ禍で100人近い友人を作った話です。もちろん実話です。
(ちょっと前から流行っている、異世界転生もののラノベみたいな長文タイトルになってしまいました)

首が痛くなるほど上を見上げないと見えない高層ビルに、お洒落なカフェ、そしてトレンドを身につけて歩くキラキラ輝く若者たち。
そして、そんな都会に憧れて上京を決めた、地方出身の田舎娘。
よくある話ですよね。私も例に漏れず、その一人です。ただ、憧れたからって簡単にキラキラの若者にはなれません。
おまけに、地方からの上京には一つ、厄介な問題があります。
タイトルにある通り…なかなか友達ができないことです。

一人ぼっちを楽しむことができる人は、全然気にならないでしょう。
むしろ「気楽に東京を楽しめて最高!」ぐらいに思うかもしれません。
しかし私は、一人でカフェに入ることも、周りの目が気になって、躊躇してしまうような人間です。
私みたいな人間にとっては、友達がいないこと=上京生活を楽しめないことでした。

そんな臆病で人付き合い下手くそ代表のような私ですがーーまさかのコロナ禍で、100人近い友人を作りました。
おまけに、ほぼみんな価値観が合うという奇跡。(全員ではないですけどね)

では、地方出身の田舎娘が、どうやって東京で友達を100人も増やしたか?早速、私がやったことをご紹介していきます。

せっかく上京したけど友達できない」だとか、「昔の友達と疎遠になってしまったから新しい友達が欲しい!」と悩んでいる方。
ぜひ、最後まで読んでみてください!

上京したての私の状況について

関わりがあった人たちについて

・彼氏
・職場の人
・親友

私が特に意識せず、日常的に会うことが出来たのは、上記の人たちです。

「え、友達0じゃないじゃん」と、親友の文字を見て思った方もいると思います。

しかし、親友は上京当時、大学生。交友関係も広く、友人付き合いやサークル活動に大忙しでした。そして私の方は、社畜を極めし新卒です。そのため、当時はほとんど連絡を取ることができませんでした。

そういったタイミングの悪さが重なり、東京で最初に親友に会うことが叶ったのは、2年目のゴールデンウィーク。もはや親友なのかも怪しいレベルで、会えていませんでした。

一方、彼氏はというと、私の理想の休日を過ごしてくれるタイプの男ではありませんでした。
彼氏はゲームが好きだったこともあり、基本的には家で過ごすことが当たり前になっていました。
さらに、ゲーム中は私のことは基本的に放置です。私は面白くありません。

職場の人は言わずもがなでしょう。「職場に女子が多少いればいいじゃん」と思うかもしれませんが、システムエンジニアは女子が圧倒的に少ない職種でした。そのため、現実は厳しかったのです。

私の周りは、こんな人たちで構成されていました。

友達を増やすために考えたことや行動したこと

一緒にカフェに行ったり、遊びに行ったりする友達が欲しい…。
常日頃、そう思っていました。
そんな私が、友達を増やすために考えたことや行動したことは、以下のようなことでした。

① ボランティアへ参加する

友達の作り方を調べた時、一番最初に出てきたのが「ボランティアへの参加」でした。

ボランティアへの参加で知り合う方には、こんな特徴があります。
・良い人間性の方が多い傾向にある
・学生さんであれば、内申点を上げる目的の方もいる

「アリな気はするな〜」とも思ったのですが、いかんせんその頃はかなり仕事が忙しく、ボランティアに参加する心の余裕はなかった頃。最初こそいいかもと思いましたが、次の日には頭から選択肢は消えていました。

② 出向先の女子と友達になる

私は基本的に、契約先の会社に常駐して仕事をしていました。
そのため自社に女子が少なくとも、常駐先の会社で女子に会うことはありました。

全然関係ない別プロジェクトの子であれど、声をかけたりしていました。
お昼休憩を一緒に過ごしたり、気が合う子は飲みに誘ったり…。
前職に勤めていた6年間で、8人ぐらいの女子と交流がありました。

けれども、最終的に職場が変わったりしても交流を続けられた子は、1人でした。

③ 美容院の方と友達になる

私は月2回ほど、美容院に行ってました。
そこで「あ、この人とても素敵だな。仲良くなってみたい」と思った、カラー担当のお姉さんがいました。

その方と沢山お話をして、美容院が終わった後はすぐに、Instagramでアカウントを探しました。(ストーカーとか言わないで)
見つけてフォローした上で、施術後の写真を載せて「素敵に仕上げてくださって嬉しいです、ありがとうございます!」と感謝の言葉を必ず、載せるようにしました。

2回目ぐらいで名前も覚えてもらい、フォローバックを貰いました。
そこから、ストーリーなどに反応をしてやり取りすることを繰り返し、最終的には、LINEも交換して、一緒に遊びに行くほどの仲になりました。

けれども、元は店員さんとお客さんという立場です。
仲良くはなれたものの、その立ち位置が変わることはありませんでした。
そのため「どれぐらい踏み込んだ関係になれるんだろう?」「これ以上誘ったら迷惑かな?」と、しょっちゅう気にしていました。

本当の"友達"ってどうやって作るんだろう。
よくそう考えていました。

友達100人ができるまで

なかなか友達作りがスムーズにいかなかった私。
そんな私を変えたのは、冒頭でもお話した通り、コロナ禍でした。

きっかけはあつ森でした

友達作りとなったきっかけは、私が発売をずっと楽しみにしていたゲーム…「あつまれどうぶつの森」こと、通称あつ森でした。
ちょうどコロナが猛威をふるいだした、2020年の3月に、どうぶつの森は発売されました。

当時のどうぶつの森の反響は凄まじく、全国のSwitchが軒並み品薄になった上に、ネット上で高額転売されるほどの大人気ぶりでした。
私はコロナ前からNintendo Switch Liteを持っていた為、波に遅れること無く、あつ森をプレイすることができました。

友達がいないことによる問題発生…!

あつ森を始めてからしばらくして、ある事に気づきました。
あつ森は、自分の家や島を可愛くデコレーションするための、家具があります。その家具がなんと…自分のソフトだけでは、コンプリートできないのです。

過去作では、そんなことはなかったので、友達のいない私は非常に焦りました。「友達いないのにどうやって家具を集めたらいいの!?」と。

そこで当時、高校時代からずっと使っていたTwitterアカウントがあったので、誰かあつ森をやっている人いないかな…と思い、Twitterを開きました。すると、高校で同じ部活だったAちゃんが、あつ森をプレイしていることに気づきました。

前の年の秋にAちゃんの結婚式に参加して、また仲良くなっていたタイミングだったこともあり、すぐに「通信しよう!」と、声をかけました。

それからしばらくは、Aちゃんと通信することが増えました。
そしてTwitterでは、あつ森の情報をよく目にするようになりました。しばらく眺めていると、「家具交換専用のあつ森アカウント」が存在することに気づきました。

"みんな、あつ森のアカウントを作って、家具をコンプリートしようとしているのね。知らない人と通信は怖いけど、やってみようかなぁ…。"

そうTwitterで呟くと、Aちゃんが「私もアカウント持っているよ!」と声をかけてくれました。
「Aちゃんもやっているなら、やってみようかな」
そう思い、最初はアイテム交換だけを目的として、新しいTwitterアカウントを作ったのでした。

SNSを始めたことで変化し始めた友人関係

Twitterを始めてからしばらく、フォロワーさんも1桁台でした。
おまけにどうぶつの森とは関係ないアカウントもちらほら。

そんな時、とても素敵な投稿を見つけました。

「この人の島、とても素敵だなぁ…」

紫を基調として、薔薇や蝶々の家具、宝石風のマイデザインを使った島の風景。その投稿に、一目で惹き込まれました。
その投稿には沢山のいいねがあり、人気な方なのだと一目で分かりました。
私も投稿を見てすぐにいいねをした後、その子をフォローしました。

そしてその後、奇跡が起きました。
なんとーーその子が、フォローバックしてくれたのです
通知が来たときはあまりにもびっくりして、思わず声をあげるほどでした。

「え、どうしてフォローしてくれたんですか?」と尋ねると、
「とても素敵なアイコンで惹かれたし、仲良くなれそうと思ったので!」
その子は嬉しそうに、そう言ってくれました。

その子と友達になり、交流が始まりました。とても素直な子で、Aちゃんを紹介すると、Aちゃんともすぐに打ち解けてくれました。
そして、その子と仲良くなりだしてから次第に、私の友人関係に変化が起き始めるのです。

自分の中に生じた意識の変化

友達になったその子は、まゆちゃんという名前でした。
まゆちゃんはよく、自分の島に遊びにきてくれる人を募集していました。

遊びに行きたい私は、時間があるときはいつも参加します。
けれど、まゆちゃんの島に行きたい子は他にも沢山いて、まゆちゃんの他の友達とも、通信をきっかけに関わり始めるようになりました。

まゆちゃんの島での交流をきっかけに、まゆちゃんの別の友達とも仲良くなる…その繰り返しをして、仲良しの友達が沢山増えました。
まゆちゃんは人をよく選んでいたので、まゆちゃんと仲が良い子は、みんなとても性格が良かったのです。

そうしてしばらくまゆちゃん達と遊んでいるうちに、巣ごもりが終わりました。お仕事を再開して忙しくなって、ゲームのアカウントをほとんど使わなくなる子もちらほら。
まゆちゃん自身も、他の趣味ができてしまったので、どうぶつの森をやらなくなってしまいました。

まゆちゃんがいなくなってから、私は思いました。
"次は、私がまゆちゃんのように、友達同士を繋ぐ人になろう"と。

それからというもの、私は初対面の人とも、すぐに仲良くなれるようになりました。

信頼の積み重ねで、友達100人達成

あつまれどうぶつの森の様子。右から3番目が私です。

その後、ディズニーの島を作って発信を繰り返すことで、少しずつフォロワーが増えました。また、誰かしらと通信をすれば、芋づる式に友達の輪が広がり続けました。
そんな時に新しくお友達になったのが、さっちゃんという女の子。
さっちゃんもディズニー島を作っていて、現在1700人を超えるフォロワーさんを持つインフルエンサーです。

遊んだ記録などをさっちゃんに呟いてもらっていたら、あっという間に界隈のプチ有名人になりました。
初めましての方であっても、しばしば「知ってます!」と言われることが多くて、びっくりすることも。

そういった出会いもきっかけとなり、積極的に友達へリプライを送ったり、仲良しの友達を大事にすることで、友達はどんどん増えーー最終的には、100人近くの友達ができたのでした。

コロナ禍が去った後のこと

最初は全然友達もいなかった私ですが、あまりにも多くの友人ができ、通信の頻度などもかなり増えました。
その結果、彼氏との交流が疎かになり、すれ違いも増えてしまいました。

そろそろ潮時かなと思い、友達を増やしたアカウントは手放しました。
ずっと友達でいたいと思った子達に関しては、鍵のアカウントを別で作り、名前も変えて、今でも交流を続けています。
鍵のアカウントで繋がっている子は、お互いの声や顔も知っていて、半分近い人はオフ会をして実際に会ったこともあります。

つまりーー
上京当初思い描いていた、"東京で遊べる友達を作ること"が叶ったのです。

コロナ禍という辛い時期に幾度も苦しめられながらも、私はコロナ禍によって友達を作るという経験ができました。

"ピンチこそチャンスだし、見方や捉え方で大きく人生は変わる"
その事実を痛感したコロナ禍でした。

まとめ

TwitterなどのSNSは、気軽に交流できるからこその怖いところもあります。
昨今ではよく、Twitterで知り合った方と心中したと言ったニュースを目にします。知らない人との交流に、マイナスイメージを持つ人も少なくないでしょう。

けれど、私のように、友達作りに悩む人にはぜひ活用してほしいツールでもあります。個人情報を必要以上に開示しない。声や顔を先に把握しておく。そう言ったことにさえ注意すれば、私のように、仲良しの友達を沢山作ることができるんです。

友達は、向こうからやってきてはくれません。
友達が欲しい方はぜひ、積極的に行動してみましょう!この記事が、その一助になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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