歌舞伎町で厨二な孤独感を味わいながらロック聴いてるアラフォーがここにいます

3ヶ月前自分的に流行ってた曲。


心でオラオラ喧嘩売りまくりでした。

心でね。


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大都会東京が恋しくて恋しくて憧れて
上京したのは18の時。
父が元々単身赴任で東京にいたため
家族で東京に移り住む、という
ちょっとだけ?変わった上京。


東京については、色々思うことあるからいつか書こうと思ってるんだけど

私は結局好きですよ。


とうきょう。




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大学生の頃はクラシックの声楽を学んでいたのだが
全く、クラシックよりロックやポップスやヒップホップやハウスとかのがイケてる気がして、好き好んで趣味で?クラシックを聴かなかった。

あの頃はMD WALKMAN!(まじか!時代!)
に、色々入れて聞いてた。



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私は高校まで、岐阜の田舎の山奥育ちで
ずっと見えることのない都会の光に、憧れを抱きながらラジオをよく聴いていた。

聞こえてくるジャカジャカピコピコドカドカドンドンツッツクッッツクした音がとにかくカッコよく鳴っていて

絶対!上京したらイケてる音楽浴びまくったる!!と想いを馳せた。


上京して一年〜春くらいまでは、やっぱり田舎娘感と箱入り娘感をキチンと同居させてたんだけど

二年の夏に浜松町に引っ越しをし、大都会のど真ん中に埋もれてから、東京人になるべく私は遅いデビュー迎えた。いやん。

夏フェスにクラブ、大物アーティストのライブ、コンサート、インディーズバンドのちっちゃいライブ、レコード屋さんの発売イベント

サークルとかも入ってなかったのでお嬢様感のちょいと抜けた友達や、やっぱりお嬢様の友達や、バイト先の友達や、彼氏になりそうでならない友達などと遊びにいった。笑


とにかく、私が田舎で一人こっそりラジオで聴いていたあのイケてる音たちを、体全身に生であびせまくった。


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渋谷に、新宿に、池袋に、原宿に、吉祥寺に、下北に、高円寺に、六本木

その、イケてるって信じてた音達は20代の私が行く東京の、どこにでもフィットした。
田舎の山奥でこっそり深夜ラジオ聴いてる時の、何倍もの興奮と狂気と高揚感。音によって孤独におかしく解放される私。音と一緒に心でわんわん泣いてたまに本当に泣いて叫びまくる私。煩くて汚くてどこもかしこもなんだかとても怖くて恐ろしい町。たまんないぜこの野郎ってお口も悪くなっちゃう若気の至り。

イヤホンの外から聞こえてくる町の雑音と凶暴性、カルチャーの音と光と熱気が混じった音が、私の欲してた音楽だったのだ。



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青春だわねぇ。

書いてるだけでロックで脆くて、多分ちょっと厨二。

(中二じゃなくて、厨二って最近知ったのです)



ボカロも、世代だったら私もドンピシャでハマってたのかも知れないなぁ。



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で、37歳女は未だにソレを引きずっており。

もう全くセールスやキャッチの男の人に声をかけてもらえなくなった若くて外人な町の歌舞伎町で、ロックをかけてちょっとスカした顔で時に偉そうに一人で歩いて帰るのが好きです。ぷくく。
このイヤホンから流れる都会感と孤独感と魂の叫びがね、アラフォーになってもたまんないんすよこりゃどーも。



歌舞伎町の中心で魂を叫んでます。古い。

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