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ただ前に進んでいたら後ろには誰もいなくなっていた

登山中に呟かれた人生訓のような言葉。

今年の夏に富士登山の目標をたてた。
練習もかねて、それまでに近場の山をいくつか登ることにした。

今回は青梅の滝本駅-御嶽山-日の出山-澤乃井をアタック。

総距離11.8km、標高958m
合わせて2時間休憩しての6時間半の登山。

当日体調不良や寝坊で来られなかった友だちもいたが、それでも9人の大所帯になった。



狭い登山道は基本は1列で歩く。
並び順はゆるゆると入れ替わり、近くにいる友だちと会話を楽しみながら、息を切らしながら、進んでいった。


下山すると、小澤酒蔵の澤乃井に続く川沿いを歩くロックガーデン。
険しい山道に比べるとご褒美のような道だった。

ロックガーデンの果てにはカフェや酒蔵。

日本酒飲み比べや蕎麦、デザートなどをそれぞれ楽しんだ。
登山のあとの疲れた体に、酒蔵で飲む日本酒。
それ以上に美味しく感じるシチュエーションはないだろう。正真正銘ご褒美だった。
3種の日本酒飲み比べについてくる冷奴が大きくて美味しい。

11種類の日本酒の飲み比べができる酒処では日本酒好きな友だちが興奮していた。

澤乃井が閉まる時間まで存分に楽しみ、電車ではそれぞれ寝落ち。
遊び疲れて、またね、と解散した。



わたしは登り坂はゆっくり登るより、平坦な道とペースを変えずに登る方が得意だ。
苦しい道はさっさと越えていきたいのもある。
富士山を見据えると、この登り方はよくない。高山病になる可能性が高いからだ。
そして右ひざが弱い。
今回は痛みが出る前にサポーターを巻いたが、それでも山を降り切るときには痛みが強くなっていたので、アイシングやサポーターの巻き方、ウエアでの対策が必要そうだ。

畑仕事着に毛が生えたような登山ルック


そんな課題はありつつも、やはり気心知れた友だちとわいわい登る山は楽しい。

おやつを交換したり、
見晴らしのいい山頂でお昼ごはんを食べたり写真をとり合ったり。
スリルがある難所では大丈夫?気をつけてね、すべりやすいよ、など声をかけあったり。

彼らは友だちでもあるし、一緒に仕事をしたこともあるし、今後仕事を一緒にする可能性もある。
来月は遊びの延長のような仕事のような、まちのマーケットで肩を並べることも決まっている。

そういうとき、余白を共にどう過ごしたかでパフォーマンスも変わってくるのだ。
それに朝から晩で遊び倒すための鬼のような体力もいる。
暮らしと遊びのなかでそれが培われればこれ以上のことはない。


なんか、いつも同じようなこと言っているなあ、わたし。

打算はなく、ただ楽しもうとしている。
全ては結果的に、ね。

またすぐに行けたらいいな。
今度は温泉があるところにしよう。

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