見出し画像

午前中と夕方がスキンケアに最適(中医学の観点から)

皮膚も春の陽気を感じて、反応しています。
肌荒れ、にきび、蕁麻疹、花粉症皮膚炎、アトピー性皮膚炎などが出やすくなります。

中医学で春分から3か月は”発陳”といい、万物すべてのものが生まれ栄えるとされます。

早寝早起き
庭を気ままに散歩する
髪や服はゆったりと
目標を立て
気持ちも穏やかにする

上記に逆らうと、五行の肝を傷め陽気が沈むことで、夏の冷えの病になるといわれます。

春は四季の始まりとすれば、一日の始まりの朝は春と同じく、
発陳の観点で生活するのは良いと考えます。

肌の1日の流れ

①新陳代謝が上がるときは、午前8~12時。
血色、弾力、潤いも良く、一日で肌の調子が良い時間帯です。

午前5時から副腎皮質ホルモンの分泌量が増えてきますので、朝日を見て交感神経にスイッチを入れます。その後大腸の働きがよければ排泄もすっきり。

胃腸が空っぽになり、美味しく朝食を食べられます。
朝食をしっかり栄養吸収して、気血を作ることが、一日の元気の素です。

起床時は(午前6時~8時)は体は脱水、顔も乾燥しています。
朝いちばんに、白湯を飲むなどの対策をされると良いです。
そして、スキンケアは保湿をしっかりと。

午前中は代謝が良く。皮膚のバリア機能も強く、血色も良く、潤いや弾力性も一日で最高の時間帯。

②疲労感がでる12時~15時
皮膚の血流は減り、スキンケアの吸収力も低下、油っぽく、疲労感も皮膚に出てきます。

お肌のためにも、午後3時頃は心身ともに一旦リラックスしてください。コーヒーブレークしたい時間ですね。リラックスできるドリンクをぜひ!

③再度活発化させる15時~夕方
皮膚の血流量、微小循環、栄養吸収力ともの回復するとされ、スキンケアやフィットネスやエクササイズが最適。

終業後のエクササイズは結構良いのですし、その後にエステをすることは最高の肌へのご褒美です。

④免疫力の低下しやすい20時~23時
皮膚の抵抗力が下がる時間帯。むくみも出やすく、充血や炎症、アレルギー反応が出やすくなります。

洗顔、清潔にして、マッサージやスチームバスで心身の回復を図ります。

肌の1年の流れ

春分、夏至、秋分、冬至の4つの節気において、
表皮の水分損失、角層の水分量、油脂量、pH値を調べた結果、
春分と夏至は水分量が最も多く、冬至は最も少ない。
夏至は油脂量が最も多く、秋分が最も少ない。
冬至はpH値が最も大きく(弱アルカリ化)、夏至はpH値が最も小さく(弱酸性化)に。

結論、肌のバリア機能は夏は強く、冬は弱くなる傾向があるとされます。

春夏は陽気が強くなり、汗をかいて体温を散熱させ、毛穴が開く。冬は保温のために毛穴を閉じ汗が少なく、尿が多い。

年間を通して、保湿をすることは大切ですが、
スキンケアを季節に合わせて変えていくことは良いことです。

例えば、春夏は毛穴を清潔に保ち、発散を妨げないように、油分の少ないジェルやミルキーとさっぱりクリームを。
秋冬はしっかり水分を与えて、水分保持を助ける油分のあるクリームを。

思春期はニキビなど分泌が盛んで、肌トラブルが多いですが、
更年期以降も、乾燥してバリア機能が低下して肌もゆらぎます。

一日の変化、季節の変化をしっかり捉えて、対策していきましょう!!

漢方薬やハーブティーのご紹介

清営顆粒:血熱はほてり・のぼせ・発熱、赤みのある肌荒れ・ニキビ・吹出物・目の充血・イライラ・便秘・生理不順、さらに赤みある発疹・紫斑・出血を引き起こす原因の血熱を冷まし、便秘を解消して改善に導きます。
 
瀉火利湿顆粒:肝の湿熱が溜まり、体の上部の症状としてイライラ・目の充血・めまい・頭痛・脇腹張痛が、下部の場合は熱感のある排尿痛・排尿困難・腰痛・下肢のむくみが出ます。湿熱の邪気を取り除き、気血の損傷を守ります。


五涼華茶:感染症・不眠・ストレス・睡眠不足などにより熱毒が粘膜・肌の発赤・腫れ・熱感・痛み・痒み・しこり・化膿などを引き起こします。清熱解毒作用のある金銀花・蒲公英・野菊花・紫花地丁・龍葵の5種の涼花のお茶。
 
五行草茶:五行草の和名はスベリヒユ、「天然の抗生物質」と言われ、中国では解熱・咳止め・止血・鎮痛・整腸・湿疹・虫刺され・皮膚炎・抗菌などに使われています。利水・清熱・整腸として、炎症や感染症の際に親しまれたお茶。


婦宝当帰膠:女性は地の道を大切にします。女性は補血は基本でとても重要です。当帰が7割配合され、気血不足を改善しつつ、補血の力が十分にある処方構成になっています。初潮から更年期まで生理を整え、女性を守る宝とされる漢方薬です。

紅沙棘:四川省の高地で採れる沙棘の実を圧搾して抽出して沙棘オイル(1粒に2000個以上の実)は抗酸化・老化防止、抗炎症整肌、滋陰潤腸、血脂の降下の作用があるとされています。肌の潤い・細胞修復のための天然サプリメント。
 

艶麗丹:皮膚の潤いとハリ・ツヤは肺・脾・腎のケアから。ハシマ油というカエルの輸卵管と銀耳(白きくらげ)で潤いを、西洋人参で余分な熱を取り潤いと気力を、珍珠(真珠)で潤いと精神の安静を。4つの天然素材で美肌へ導きます。
 
亀鹿仙:潤いと精を補強する亀板、鼈甲、鹿角の三つの膠が配合。陰を十分に養うことで陽への転換を助け、底力をつけていきます。肌の張りを膠質により補います。精がつくことで肌本来の力をつけていきます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?