ブローチ2個

【特集】夏休みの宿題 × クロスステッチ彩糸‐その2‐

今回も、夏休みの宿題用にも向いているクロスステッチ作品をご紹介したいと思います。
ぜひ夏休みを利用して、クロスステッチに挑戦してみてくださいね!


《夏休みに作ってみないかい?‐その2‐》
くるみボタンでなに作る?

●くるみボタンて何?

説明不要かとも思いますが、まずはくるみボタンについて。

くるみボタンは、金属やプラスチックなどのボタンを布で包んで作る物。
包みボタンとも呼ばれるそうです。

100円ショップにも型紙や打ち具がセットになったキットが多数並んでいます。大きさも数種類あるので、用途に合わせて選ぶことができます。

もちろん手芸店にもキットが売られています。
ボタンの表面の丸みに差があったり、裏側用の金具がボタン仕様のほかブローチ仕様の物があったり、大きめの楕円型があったりと、やはり品揃えが幅広いです。

たくさん作りたい場合は、プロ仕様のプレス機もあります。

●まずは練習

くるみボタンを作った事がない方は、手順を覚えるためにも練習に何か作ってみてくださいね!

クロスステッチの布を使った場合、とてもほつれやすく、厚手な為かなり力を込めなければならないので、初めてで説明書を見ながらやろうとすると、手間取ったり、合っているか不安になってしまったりすると思うので、練習しておくのがオススメです。

好きなハギレを用意しても良いですし、着なくなった服などをリメイクしても良いと思います。


では、くるみボタンの作り方
(キットによって作り方に多少の違いがあったりしますので、実際に作る時はキットの作り方を見てね)

①型紙に合わせて布をカット
②土台に布とボタンを重ねてはめ込み、はみ出している布を内側に折って押し込む
③裏側用の金具を蓋のようにかぶせて打ち具で金具を押し込む

土台から外してみたら、布が中心からズレていた…!なんて事もあるので、布とボタンを重ねる時によく確認してから裏の金具を押し込むようにしてくださいね。
ズレ予防策としては、ボタンと布を小さな両面テープで貼り合わせて固定してから土台にはめ込む方法があります。
薄手の布だと段差がわかってしまう場合もあるかもしれませんが、クロスステッチ布なら目立ちませんのでお試しください♪


さぁでは「くるみボタン」クロスステッチ作品に応用してみましょう!

●くるみボタン×クロスステッチ

先程も書きましたが、クロスステッチの布を使った場合、端がほつれやすく、厚手なため金具を押し込むのもちょっと大変という事は覚えておいてください。

布は柔らかい方がオススメ
抜きキャンバス”という物を使うと、クロスステッチ用ではない布にも刺繍することが出来ますので、クロスステッチに慣れてきたら、そちらでもぜひ挑戦してみてくださいね。

ボタンのサイズが小さいと、刺繍できる面も小さくなってしまうので、大きめサイズのくるみぼたんキットを選ぶ方が良さそうです。


ボタンの大きさに合わせ、その中に納まるサイズでクロスステッチをしましょう。
好きな模様やドット絵のキャラクターなど、チクチク楽しんでください!

刺繍が完成したら、先程説明したような手順で、くるみボタンに仕上げます。

もし金具を手で押し込むのに苦労するようなら、打ち具の代わりに丁度良い太さの麺棒やすりこぎ棒を使って両手で押し込んだり、打ち具の上に手にフィットする石などを乗せて押し込んでみてください。
私の場合は、石粉粘土で手にフィットするドーム型の石のような物を作り、それを打ち具に重ねて使っています。手のひらの一点にかかっていた負担が、手のひら全体に分散されるので、少し楽に押し込めるようになりました。
厚手の布でくるみボタンを作る時にオススメの方法です♪


最後はお仕立てです。
「くるみボタン」ですので、当然ボタンとして使う事ができます。
小さめサイズのくるみボタン作りに挑戦して、お手持ちの服飾品に付いているボタンと付け替えるのもイメージが変わって楽しいですよ♪

大きめサイズのくるみボタンの定番は、ヘアゴム
ゴムを付けるだけで完成するので、いくつでも作れてしまいそうです。


また、ボタンの脚になる部分をペンチなど使ってあらかじめ取り外してからくるみボタンを作ると、他にもいろいろな物に変身させる事ができるので、幅がグッと広がります。

例えば、パッチン留めなどヘアアクセサリーの金具を取りつけて使ったり、紐に通して帽子の飾りにしたり。
ピンをつけて、ブローチバッチとして使ったり。
磁石を貼りつけて、マグネットを作ったり。
ピアスやイヤリングの金具をつけて使うのも可愛いです。

同じ図案でいくつも作って色々な物にアレンジしたり、色違いで沢山作って並べたり。
くるみボタン×クロスステッチ、ぜひぜひ楽しんでくださいね!

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『クロスステッチ彩糸』


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