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RJMFを終えて


6月14日(火)


Rising Japan Music Fest in LA
無事終了しました〜〜〜〜!!




皆様、おつかれさまでしたぁ!!



9年ぶりにステージに立ち
お客様の前で歌を歌った感動たるや…
想像以上



いまだに気持ちが覚め止まぬまま
2日が経過しております



本当に終わったの?



そもそも本当に私は
あんな大きなステージの上で
ZeebraさんやTravis Japanさん達が
パフォーマンスした場所で
歌を歌ったのだろうか…

Zeebraさんと
TRAVIS JAPANさんと
MICRO from DEF TECH
さんと
NULBARICHJQさんと
MINMIさんと❤️



あ、
やっぱり歌ってる

ちゃんと証拠写真撮ってあるw


にしても、いまだに夢を見ているような
フワフワした気持ちが続いている




だって3ヶ月前まで
ハゲ散らかしてウィッグ付けていたのだよw



歌が歌えるどころか
謎の肺炎やら気管支炎やらに悩まされ
ERに何度も運び込まれて
咳でろくに喋ることもできなかったのだよ?




年末に行ったフロリダのディズニーランドを思い出して欲しい


詳しくはこちら↓


歩くことすら自信がなくて
Auto Wheel Chairを丸2日借り
ずっと初老のように遊園地の中を徘徊していた病人だよ?w





それなのに3月末に
このフェスのオファーを
龍二さんから頂いたとき


山北龍二さん Instagram


なんの迷いもなく
やります!
と返信していた



一体どこにそんな自信があったのか



もちろん彼は私が出演をすると返事をしても
やるからにはキャンセルとかするなよ、
などと無理強いは一切しなかった



龍二さん:
体が資本だからね
無理してはいけないよ
本番ギリギリでやっぱり無理だったとしても
心配しないで
フライヤーは当日まで3回くらい刷るし
変更は可能だから




彼のどんと構えた対応に救われた

龍二さんがまたマルチな方で…
一言で形容し難いのよ
もうすぐ彼監督主演の映画も公開されます

今回はイベントを企画運営する側の方として活躍されてますが、実はご本人は俳優であり、映画監督でもあり、舞台俳優でもありプロデュースも手がけるスゴいお方

龍二さんと


そんな彼から

本番は6月11日・12日で2ヶ月半くらい先


日本からも沢山芸能関係の方が来るし
エルちゃんをアピールする
良いチャンスだと思うよ



そう龍二さんが言ってくれた時
彼の思いを無下にしてはいけないと
気持ちが奮い立った



それまでに体力を戻し
堂々と歌を歌えるよう喉の筋肉も
足腰の筋肉も鍛えよう



直ぐにでもプロの振付師さんを探して
スタイリストさんも探して衣装を一緒に決め
ステージ上で堂々と歌が歌えるよう
歌に集中できるようそれぞれのプロを
ちゃんと雇って準備をしよう



そう誓った



一番辛い時に支えてくれた
家族や友達へ生の歌を届けるんだ





もう、それしか頭にはなかった



この日から私のマインドは完全に
受け身から能動的に変わった



どうしたら私の感謝の気持ちを伝えられるのか
そればかり考えた



まずMy Wayのミュージックビデオのカメラマンをして下さったMotohiko Taniさんに直ぐ連絡を取り、お知り合いにスタイリストさんがいらっしゃらないか尋ねた


すると彼は

直接知っているスタイリストはいないなぁ
と仰った


他を何人か当たっている中



谷さんから数日後連絡があり
LAでドンと言われている
ベテラン中のベテランアッコさん(Akiko Miwa Matsumoto)というヘアメイクさんを紹介して頂き、彼女からLAで1番忙しいスタイリス(衣装)のTakakoさんを紹介して頂いた



TAKAKO OSAKADA Website


彼女と電話でお話を進めていく際
私が癌の闘病中である事を伝えると
ギャラなど気にしなくて良いから
衣装について是非力になりたいと
言って下さった


その言葉でわたしは彼女に決めた
彼女の人柄に惚れた

しっかりとお金を払い
一緒に最高のチームを組みたいと思った

彼女は別の仕事で依頼された衣装をお探しの際に、ついでに私の曲に合いそうな服を見つけては写メやWebサイトのリンクを何度も送ってくれ、それだけでなくアクセサリーや靴・バンダナも隈なく探し歩いて下さった


フィッティングの日


彼女の家に行き、探して下さった衣装を2着着た時、あまりにも素敵で…テンションが上がった私は彼女の前で鏡の前に立ちながら全力でライブで歌う予定の歌を歌った



その姿を見ながら彼女は
ああ…テスト撮影したい!!
と仰り


ちょっと知り合いのカメラマンに連絡をとって
彼が大丈夫なら外で衣装を着てテスト撮影しましょう!その撮影が終わってから衣装をどちらにするか決めても良いですよ


と言って下さった


そしてわざわざ私の衣装のために
お二人の時間を合わせ
撮影場所のハンティングに行って下さったり、
撮影当日にはカメラマンを引き受けてくれたケンタロウさんが集合時間よりも1時間以上前に現場に行って様子をチェックして下さり、予定していたビーチが曇って風が出ていた為、急遽場所を変える判断を下し、臨機応変にどこどこに集合にしましょう!と車で向かっているわたしにTakakoさんが連携プレーで連絡を下さいました


テスト撮影の際には
たった二時間の間に2着の服を全く違う場所で
全く違う雰囲気の写真を撮影して下さり
仕上がりを見て鳥肌が立った

Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada
Photographer: Kentaro Minato 
Stylist: Takako Osakada


写真を見てどう思います?
神掛かっていると思いませんか?



私の中にある太陽のように温かい光と
慈しみや祈るような気持ちを
見事に写真に収めて下さいました


フィッティングに伺った際
ピンクのジェルネイルをしていた私は
Takakoさんから二つのドレスに合わせるなら
シャンパンカラーが良いかも?とアドバイスを
頂いたので、このテスト撮影の直前にネイルをシャンパンカラーに変えた



ちなみにライブ直前にヘアカラーを変えたのも、ストロベリーピンクがお洒落でインパクトがあるかも?とTakakoさんが具体的にアドバイスを下さった





Kentaro Minato Instagram
@kentarominato1980



結局テスト撮影して頂いたものの
あまりにも素敵な衣装で
どちらか1着を選ぶ事など出来ず
意を決した私は事もあろうに
2着をたった4曲の歌の間に
着替えて歌う事を決めた



イベント主催者側には
それはちょっと無茶かもと言われた
場がシラケてしまう可能性があると



とにかく本番のリハで
本番さながらに衣装替えをして
どんな感じになるかやってみるしか他ない




本番リハ


2曲歌い終わり
すぐステージ裏の白いテントへ


Takakoさんの代理で来て下さった
スタイリストのNagai Risaさんに
着脱のご協力を得て
3分半で着替えができた


これなら、お客さんをイラつかせず
着替える事ができるかも知れない


しかもアッコさんから別で紹介して頂いた
ヘアメイクのAyano Takizawaさんにも来ていただき、汗だくになるかも知れない事を想定ししっかりメイクを施して頂いたのでステージに上がる直前まで佳奈さんの教えの通りイメトレでき歌に全集中することができた


ちなみにメイクのアヤノさんと衣装のリサさん
なんとお知り合いだったという
ここでもまた出会いの奇跡が生まれた


本番前の2人の連携プレーは素晴らしかった✨



みんな気持ちが固まっていた
やってみよう!!




そしてRising Japan Music Fest


本番
1:20pm


オンタイムで始まるからね、と
裏の音響関係全てを仕切っていた
Kono Atsuyuki君から
マイクを渡されスタンバイ🎤

(ATSUYUKI君もまたマルチなアーティスト)

あっちゃんマンと





そして時間通りに私の出番がきた


そして一人で歩いてステージへ


・My Way 
・Mirror



と歌い



観客に着替えに少し時間を下さいと
許しをもらってからステージ裏へ


衣装を黒に着替えてまたステージに戻り
壮大な2曲(朧月夜〜祈り〜・SAKURA
を歌い上げた

my wayの途中
頭に被っていたバンダナが
強風で吹き飛ばされそうになり
歌い終わった頃には後ろの縛り目が
ずるずるに緩んでしまっていた

ヘアメイクのアヤノさんにステージ横から
声をかけてバンダナを縛り直してもらおうとしたが、後頭部にボリュームを作るために入れてもらっていたミニアフロの塊がステージ下にいつの間にか転げ落ちていたようで
音響さんが急遽ステージに上がってきて
ミニアフロをわたしに手渡した時
もうバンダナなどどうでも良くなった

予定にはなかったがバンダナを外し
ピンクのモンチッチ頭(抗がん剤の副作用)で
歌い切った




どれだけの人の心に
エルの歌が届いたかは分からない



実際撮っていただいた動画の音声を聞いて
ステージ上のスピーカーからの音が
爆音だったからか力んで何度も音を外した




完璧じゃなかったかも知れない




でも大切な歌詞をちゃんと間違えず
きちんと伝えられた



週一でうちに来て下さった
バレー講師の宮本佳奈さんからアドバイスを受けた様々な表現方法も、私なりに消化しながら歌えた


この佳奈さんがまた素晴らしい指導者でした


まず彼女は従兄弟の素子さんから紹介を受けたのだが、顔合わせも兼ねてランチでお会いした際、こう仰った

エルさんの曲、聴きました

今回、振り付けを考えてほしいとの事でしたが
曲を聴いて、じっくりと歌を聴きたいと思ったんです

正直、振付など要らないと思います


ただ、ステージ上で大きく堂々としてみえるテクニックがありますので、わたしはその辺りをお伝えできたらなと思います


あと振付云々の前に
ずっと治療してきた訳だから体力を
戻す事が最優先

野外ライブとの事だし
2日に一度でも良いから
体調を見ながら朝ウォーキングして
外の空気に慣れることから始めるのが良いかも


的確で的を得た解答…

話している時の彼女の目は
まるで幼い無垢な子供のように
透き通っていて笑うと天使のようだ


ただ振り付けをするために
彼女はここに来ていない


一瞬にして彼女の虜になった





宮本佳奈さんInstagra



本番直前2日前


今度はカメラマンの谷さんからと
偶然にも七五三撮影でお世話になったシンさんから連絡が入った

フェス当日、行けそうなので
カメラ回しに行くよ
‼️と…

谷さんは動画を撮り
シンさんは写真を撮って下さる事に



めちゃくちゃ忙しいプロのカメラマンさん二人からサポートして頂けるなんて


こんな奇跡あるだろうか…


しかも当日行ってみると
シンさんが撮影チーム総出で
黒いユニフォームのT-shirtsを着て
私より先にもう現場にいらっしゃった

私は今回はシンさんのご好意なので、本場に間に合うように来てくだされば結構です、
と伝えてあったにもかかわらず、だ
さすが、できる男は違う


Photographer: Shin Matsui
Instagram @liggicphoto



谷さんもごっついカメラに
到底私1人では担げない重そうな三脚を持って
現れた

谷さんは萌えるような赤のシャツを着て登場
まるでスーパーヒーローだ

photographer: Motohiko Tani



そんな彼らに見守られながら
ステージに立ったSinger aile


ステージにはわたし一人しかいない



でも、わたしの中には彼らの魂が宿り

なにも怖くなかった


むしろ無敵だった


完全燃焼した




私ができる全ての気持ちを歌に込めた




勝手に歌いながら涙が溢れた(鼻水も)





もう胸がいっぱいで
感謝の気持ちしかなくて




歌い終わってトレーラーに戻り
服を着替えている時
佳奈さんからテキストが入った



お疲れ様でした!
エネルギーが伝わってきました

すごい強風でしたねー
素敵でした
💕


佳奈さんはライブをストリーミングで
観ていて下さっていたのだ



彼女にはいつものトレーニングに加えて
ライブ直前の3日前には
リハーサルスタジオに一緒に入って頂き
2時間みっちりステージ上での動きを
ご指導頂きました

レンタルスタジオにて佳奈さんとリハーサル




佳奈さん
ほんっとにありがとうございます!!




当日来て下さった皆さん
ライブストリーミング配信を見ながら
固唾を飲んで見守って下さっていた皆さん

名前は出さないけれど
わたしをサポートして下さったみなさん


私の日本のLAの家族



本当に
本当に
ありがとう!!




当日のMCでたむけんさんが
ライブストリーミングを通してフェスを観ていた人がなんと1万人もいたと報告してくれました



多くの方がこのイベントに
どれほど注目していたのか
この数字だけ見ても伝わってきます



フェス当日まで集客に全力を尽くして下さった
イベント関係者の皆様のおかげです




このイベントに携わった
全ての方に心から感謝します
ありがとうございます!!




日系スーパーやJapanese Restaurantに行くと
決まってRJMFのポスターやフライヤーが置いてあり必ず成功させるぞ!という強い熱意が
ジンジン伝わってきました


すごくインスパイアされました


みんなで何か一つのことを作り上げる喜びは
言葉を超えますね

最高に素晴らしいイベントに
参加させて頂き感無量です


ありがとうございます!


これを機に新生aile、再起動致します


来年も再来年も
LAを代表する日本人シンガーとして
またこのイベントに出演させて頂けるよう
引き続き精進いたします


そしてこんな私ですが
何か面白いことが一緒にしたいと
思って下さっているそこのあなた


気軽にご連絡ください!


日本人である事を誇りに
一緒に世界を盛り上げていきましょう!!










夢はエッセイ本を出すこと。サポートして頂きましたらエッセイの創作費に充てさせて頂きます。ご協力よろしくお願いします!