リアルテキスト塾レポートNo,3 ~決めるということ~


「えっと…そうですね、

才ある皆さんがこうして集まっているので、

我々で日本の未来を…創っていきましょう!」

その大言壮語とは裏腹に、周りの反応を伺いながらヒヤヒヤ。
乏しいアイデアを振り絞って、声を張り上げた。

橘川さんが「それは、きれいごとだ! 」と軽快に叫ぶ。

まるで笑点の大喜利のよう。

大の大人達が、真面目に頓知をきかせている。
全力でやれば、どんなことでも面白い!!!


今回も機知に富んだ出欠確認で幕を開けた、
第3回リアルテキスト塾。


講義はいよいよ大詰め、

これまで全3回の講義を通じて、ざっと9時間強。

そして懇親会でもやむことのない
橘川さんの弾丸メディアトークを浴び続けた上で、
これだけは声を大にして言いたい。


もはや、『テキスト塾』ではないwww



そう、文章を書くって、
表現するって、
テクニックとか、そういう話じゃないのだ。


両の目で見たこと、両の耳で聞いたことを
素直に受け取って、
そして、自分だけにしかない一つの『ひねくれた答え』をだす。

判断したり行動するのはひとつ。
これが、『決めるということ』だ。

橘川さんは、今回の講義の冒頭でそう教えてくださった。



「物事には両面がある。陰と陽。ウラとオモテ。
もっと分解すると、ウラオモテにも2つあって、『オモテの表』と『オモテの裏』、『ウラの表』と『ウラの裏』の4つ。」

むー、難解。
自分なりに噛み砕いていこう。


オモテの表。
日ごろテレビで目にするニュース、勤務中気だるそうにしている後輩、爽やかで明るく誰からも好かれるスポーツ少女だった高校の同級生。
両眼、両耳で素直に受け取った世界。


オモテの裏。
報道されない裏の真実、深夜までプレゼンの準備をしていた後輩、一ヶ月で13人の男性と浮気していた高校の同級生…(現在はバツイチ子持ち、彼氏は18歳のギャル男らしい…!!w)


ウラの表?
ここでいうウラとは、表立っていないアングラな世界?
秘密結社?未確認飛行物体?日常アンテナを張らなければ、感知しないゾーン。


ウラの裏・・・
さらに、深掘りする。ここまで思考と、情報のアンテナを張ることが出来ているだろうか。


「あらゆる面がある中で、大事なのは『自分で判断する』こと。
なんでも鵜呑みにしない。
どんなに偉いヒトや賢いヒトの言葉でも、そのまま受け取ってはいけない。否定しろ。

『決める』のは、自分自身だろう?」

この言葉がぐっと胸に刺さった。

そう、答えは、自分の中にしかない。
自分の人生は、自分で生きるものだ。


これって当たり前のことかもしれないが、
実際は他人や環境に流されている人が多いように思う。


かくいう私も、
前田知則氏考案の『動物占い』ではオモテの性格は悠然と構えた『トラ』なのに、
意思決定となると、受け身になりがちな『小鹿』が顔を出すらしい。

トラの裏が子鹿って、なんだか見掛け倒しで滑稽だw

それでも、私が私の人生を「楽しい!!」と思えるのは、
臆病ながらも、迷いながらも、
土壇場でやっぱり顔を出す『トラ』で在りたい自分が、
結局は自分自身で生きる道を選択しているからだと思う。

進学、就職、人生の岐路…
どんな場面でも私を信じて、道を選ばせてくれた
両親にあらためて感謝したい。


「教育というのは、回答を教えるものではない。
人間が教えるというのは、『質問する』ということ。
問いかけるんだ。
答えは、自分の中にしかない。」


なるほど、橘川さんの講義で毎回自問自答したり、

突き動かされたりするのは、

ずっと問いかけ続けてくださっているからだ。

けして押しつけではなく、答えを出すのでもなく、私たち自身の答えを問いかけている。


最近、「人のモチベーションは何処からくるのだろう?」と考えることがよくある。

一丁前に先輩風を吹かしてみるが、

「一緒に働く仲間には仕事も人生も楽しんで欲しい」と思っている。


けれどもそれは私が持ってる価値観であって、人にそれを求めて心を揺るがす事って、本当に難しい。

結局は、当人が『決める』というプロセスまで至らなければ、モチベーションもへったくれもないのだ。

だから私は、「人生楽しんでますけど!!」な姿を見せつけてやることしかないなと思っている、ひねくれ者だw

そして、それぞれの出す答えを大切にしていきたい。



私たちに問い投げかけ続けてくれる橘川さんのマシンガン講義は、
一層ディープな世界へ。


1日20時間瞑想を続けた男。
「いつ電話しても瞑想してるんだよ。」


なまはげはロシア人。
「おっかない存在に見えたんだろうな。」


墓地で自生する彼岸花。
実は、犬が墓を掘るのを防ぐために植えられている。
「犬がラリっちまうんだよw」


テングタケ。
昔の天狗はハイになった人間が見たもの。
山形の山奥には『極楽』という集落がある。
「完全に全員ラリってるよなww」


え、なに?ラリ…え???www
思考はすでに橘川ワールドへトリップ状態。

さらに爆走を続ける情報特急列車から振り落とされないように、もう必死。


「まあ、つまりはあれだな。クスリはやめましょうw」

「それは、きれいごとー!!」
少々荒いオチに、思わず全員で叫ぶw


「こういうことはネットには書いてないし、
原稿に書くと胡散臭くなるw
こうやって話すとリアルに伝わるだろう?
誰も調べないようなことを調べるのが、面白いんだよ。」


ああ、もう、
茶目っ気あふれる橘川さんの尖った個性に
わくわくが止まらない。


みんなが読む本は相槌を打つためでいい。
みんなが読まない本を読もう。

他の人が入れないものを入れよう。
教科書で学んだことではなく、誰もしらないリアルな情報。

そこに、自分だけの『ひねくれた答え』を出す。
これが、リアルテキストの真髄なのではないか。

「今自分がどういう人と付き合っているか?
どういう関わりをしているか?
それによって未来が変わっていく。
それが、未来を創っていく。」


今、こうしてリアルテキスト塾を通じて、

『発信すること』に魅了されている塾生の皆さんと

学び舎を、共にさせていただいていること。

まさにこの経験、出会いが、未来に繋がっているのだと切に思う。
(きれいごとー!!ではないw)


「未来は積み重ねだから。
今あることの延長線上に、未来があるんだよ。」


やっぱり私は、一日一秒一瞬、面白おかしく生きていきたい!!


こんな風に人生について考えるなんて思ってもみなかった、
最高にいい意味で期待を裏切ってくれる『リアルテキスト塾』。


いよいよラストを迎える次週の講義。

相変わらず止むことのない橘川さんの剛速球100000本ノック、期待しておりますw