阿部 彩花

吸収力と創造力を高めるために、noteはじめてみました。

阿部 彩花

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最近の記事

喫煙と体臭

「あ、人来てたんだ。ドウモ。」 14歳の頃、地元で仲の良いあずさの家に遊びに行ったら、彼女のお兄ちゃんが部屋に入ってきた。 4つ上なのでほとんど面識はないけど、地元じゃ名が知れていて、中学でもよくその名を耳にする。 いわゆる地元のヤンキーグループに所属していて、ちょっとお近づきになりにくい存在だ。 しかし、イケメン。ハッとするほど。あずさんち、お母さんがハーフなんだよね。シェリーさんって言って。 4人兄弟みんなキレイな二重で鼻すじがスッと通っていて、薄い唇。

    • 第4回 リアルテキスト塾レポート ~未来を描くということ~

      「 なんなんだ、これは。 いったいどこが”テキスト塾"!? 」 驚きと発見と、してやられた!のニヤニヤの連続。 良い意味で期待を裏切られた、刺激溢れる全4回の講義が終わり、 4ヶ月が経とうとしている。 橘川さんにぶんと放り出され、前のめり気味に スタート地点に立ったというのに、 未だ私は前進していない。 自分の中から溢れ出ていた「 発信したい欲 」は、 いったい何処に行ってしまったのか。 容赦なく進み続ける日々の中に、ずん、ずんずんと 埋れていってしまったように思

      • リアルテキスト塾レポートNo,3 ~決めるということ~

        「えっと…そうですね、 才ある皆さんがこうして集まっているので、 我々で日本の未来を…創っていきましょう!」 その大言壮語とは裏腹に、周りの反応を伺いながらヒヤヒヤ。 乏しいアイデアを振り絞って、声を張り上げた。 橘川さんが「それは、きれいごとだ! 」と軽快に叫ぶ。 まるで笑点の大喜利のよう。 大の大人達が、真面目に頓知をきかせている。 全力でやれば、どんなことでも面白い!!! 今回も機知に富んだ出欠確認で幕を開けた、 第3回リアルテキスト塾。 講義はいよいよ

        • twitter課題「70歳のヤクザ」

          福澤 克雄(70歳) 歌舞伎町、井上組のヤクザ。 細身で長身、眉間には深い皺が刻まれている。 性格は、一言でいうと偏屈。 人嫌い。とにかく口が悪い。 いつも、若者衆と政治家の悪口を言っている。 酒は弱いので滅多に飲まないが、たまに飲むと更に毒を吐くので周りからは毛嫌いされている。 組長である井上邦彦は、小学校からの同級生。 若者衆は、人望のない克雄を側に置くことを理解出来ないが、組長は彼の知性と分析力を高く評価しており、二人の間には強い信頼関係がある。 バツ1。

        喫煙と体臭

          リアルテキスト塾レポートNo,2 ~生きるということ~

          「今日のテーマはそうだな、『人はなぜ生きるのか』だな。」 いきなりの深いテーマに、思わずゴクリと息を呑んだ。 「まず、花はなぜ咲くのかわかるか?種の情報を次の世代に伝えるんだよ。」 ホワイトボードに、種子の絵が書かれる。遺伝子の象徴だ。 一体どんな展開が始まるのか。橘川さんの言葉に、どんどん引き込まれていく…。 5月24日土曜日。 待ちに待った『第二回リアルテキスト塾』が開校された。 天気は良好、それだけで自然と気持ちが高ぶる。 いや、良すぎるのか、日頃の運動不足

          リアルテキスト塾レポートNo,2 ~生きるということ~

          twitter課題「わたしの嫌いなひと」

          後藤 ミカ(26歳) 地元の大手パン製造メーカーで工場勤務、週3出勤のパートタイムジョブ。 子供は2人、21と23歳の時に出産。 もちろん、キラキラネーム。 旦那は運送業。普段は優しいが、後輩にはすぐキレる。 自分の容姿については、もちろん可愛いという評価。 力のある目付きと眉に自信を持っている。 昔からチヤホヤされてきたし、これからだってそうだ。 強気な性格と相反して、好きな色はピンク。 ファッションセンスは中の下、お気に入りはマーキュリーデュオのワンピ。 好きな

          twitter課題「わたしの嫌いなひと」

          小学校3年生の通学路 (リアルテキスト塾課題)

          父の仕事の都合で転勤族だった私は、幼稚園年長〜小学校3年生までの期間を、大阪の豊中市で過ごした。 大阪といっても、私の住む桃山台は、マンションが建ち並ぶベッドタウン。 同じく転勤で来ている家族も多く、関西弁は一切うつらなかった。その後、岡山・札幌・福岡を転々としたおかげで、各地のごちゃ混ぜ標準語を話す人にはなってしまったが。 話を戻して、私が住んでいたのは、8階建てのオートロック付きマンション。 1階には小さなエントランスホールがある。そこを妹と占拠して、よく人形遊びを

          小学校3年生の通学路 (リアルテキスト塾課題)

          リアルテキスト塾レポNo,1 ~発信するということ~

          文章の持つ力って、なんだろう。 ずっと考えてきた。 口では考えていることを素直に表現するのが苦手なのに、 文章になると心の奥底が自然に紡がれていく。不思議だ。 何か迷いがあるときや、頭の整理をしたいときには、 昔から必ず文章に落として考えてきた。 そんな私が、稚拙ながら、会報誌で祖母に関するコラムを書いた。 「感動して涙がでました。」 あたたかい手紙をたくさんいただいた。 私のほうが、倍に泣いた。 文章の持つ力って、素晴らしい。 発信して受信される。反響が起こる。 楽

          リアルテキスト塾レポNo,1 ~発信するということ~

          リアルテキスト塾の先生、橘川幸夫さんにおすすめしていただいて、noteはじめてみました。少しずつ、綴っていきます。

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