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実家に帰って思うことの話①

2日前、実家に帰ってきた。本当はまだ学校でやらなきゃいけないことがいくつかあったけど、あることはブッチして、あることは友達に任せて、日本海側のメンヘラな気候からそそくさと逃げ出すように地元に帰ってきた。


大阪に戻ってきた日は、いったん地元まで帰ってきて荷物を置いた後、また大阪に戻った。早めの帰省の一番の目的であるレフレールのコンサートに行くためだ。今回はコンサートホールではなくて、新歌舞伎座での公演だったので、演出とかもそれ用に準備されていて、とても良いものだった。何より、二人の真正面の席だったので、鍵盤さばきも顔も見れて、ほんとうに感動した。今回はモニターがなかったから、右側の席だと顔しか見れなかっただろうし、左側の席だと背中しか見れなかっただろうし、もう私ったら超幸運の持ち主じゃん!とか思ってしまった。


二日目、頼まれていた買い物の用事があったが、自転車で行くつもりの時間で家を出たところで自分の自転車がパンクしているところに気づき、仕方がないので歩くことにした。結局欲しかったものは何一つ買えず、ただLauvとHarry Stylesを聴きながら河川敷沿いをトボトボと歩き、山道に迷い込み、とにかく回り道をしながら帰った。近所の割と大きな自然公園にも山道があったことを思い出し、そこから近道をして帰ろうかと考えたが、今時の子供たちはそんな遊びをしないのだろう。道は荒れ放題の草木に邪魔をされ、道は閉ざされてしまっていた。また別の近道ルートがあったので、その道を行ってみると、記憶から消えていたのか、本当に知らなかったのか、よくわからない古墳にたどり着いた。そういう知らないところに行くのは大好きだ。若干の足の痛みに耐えながら家に帰ってきてコーヒーを飲みながら溜まっていた録画を見た。


どうせ今回の帰省でも限られた特定の友達としか遊ばないだろうし、ばったり会いたかった子と道で出会ってインスタに載せることとかもないんだろうなあと思う。そもそも私はめちゃめちゃ友達が多い訳ではないし、心を許している というか、私のことをちゃんと知ってる人物が指で数えられるほどしかいない。その他の友人から見れば、私はただの明るくて鈍臭い奴 だろうし、実際に「あやぽんっていつも明るくて元気だよね」みたいなことをよく言われた。まあ見かけ上はそうなんだろうなと自負もしちゃっている。結局、人間だから他者から見られたくないことは皆隠して生きていると思うし、それが本能なのかなと思ったりもする。見せたい部分だけを見せて、あとは隠してしまう。だけど隠しきれなくてその人から溢れている何かに興味を持ち、惹かれたりもする。と思う。


今の大学の環境は、とても居心地が良い。それぞれをその人として認め合っている、というのが私の感想だが、その意味がちゃんと伝わるかというとちょっと不安だ。みんな誰しも個性というのは持ち合わせている訳で、それが作品に表れる。その個性には、その人の育った環境や、どんなものに触れてきたか、どんなことを体験してきたか、というものが調味料として加わると思っている。他人の持ってるものを羨ましいと思っても、私はその人にはなれないし、私にしかなれない。だけどその私とは何なのかというのがわからなくて、みんな苦しむ。私もまだ見つけていない。互いを尊重しあえるからこその距離感や空気感を感じていて、それがすごく生活しやすいというか、息がしやすいと思う。恵まれた環境なんじゃないかな。


とりあえず今日の散歩中に考えていたことを書いてみた。また思い出したら追加したい。


相変わらずではあるが、私は文章をまとめることが下手くそだ。まあいいたいことを言ってるだけなので、また『実家に帰って思うこと②』に書こうと思う。