見出し画像

現代のお風呂は有害なんですか?

こんにちは!あやかです。

現代のお風呂は有害なんですか?

こんなメッセージがとどきました。

いますねーなんでもかんでも有害認定する人…
有害ではないです。
科学的根拠をもとに説明していきます。

届いたDM

いつもDMありがとうございます。
こんなメッセージが届きました。

DMありがとうございます!

(引用しようかとおもいましたが、もうめんどうなのでスクショです。怒られるかな。ごめんなさい)

要点をまとめると

昔のお風呂は無害
何故なら薪で炊いているから体の芯で温めるから

今のお風呂は有害
電気やガスで沸かすから体の表面しか温まらないから

ということみたいです。

みなさんはどう思いますか??

有害なわけないでしょ

現代の生活様式にいちゃもんをつけているようにしか見えないんですけど。

この発信者は毎日薪で沸かしたお風呂に入っているんでしょうか?

この中でおかしいところは大きく2点あります。


一つ目。

水に遠赤外線が含まれているか否か。

昔のお風呂は遠赤外線が含まれるけど今は違うと書かれています。
本当にそうでしょうか?

遠赤外線と赤外線の違いは実はあいまいです。

赤外線にもいろんな波長があり、そのなかで波長が短いものが「近赤外線」長いものが「遠赤外線」とされています。

なので、赤外線の中に遠赤外線が入っています。
遠赤外線の波長は3μm~1㎜と言われていますが、これも業界などによって定義が変わってきます。
実際はあまり区別されていないことの方が多く、なにか付加価値をつけたいときに「遠赤外線」を謳っていることがおおい印象です。

参考文献:日本ヒーター株式会社様
https://www.nippon-heater.co.jp/wp-content/themes/JapaneseHeater/designmaterials/pdf/infrared.pdf

で、赤外線も遠赤外線も同じように水に吸収されます。
水に吸収された赤外線・遠赤外線は水の加熱につかわれます。

加熱された水からも赤外線は出ていますが、
実際に体を温めるのは熱振動の寄与の方が大きいです。

なので、薪で沸かしたお湯に特別に遠赤外線が残っているわけではありません。


二つ目。

遠赤外線が体の芯に届くという誤解

赤外線であろうと、遠赤外線であろうと、彼らは私たちの表面しか温めていません。

赤外線(遠赤外線)は私たちの肌にぶつかると熱として吸収されます。
体の奥まで電磁波が浸透しているわけではありません。

「遠赤外線で体の芯から温まる」という言葉も見かけますが、
これは文学的な表現であって、科学的ではありません。

文学的な表現を鵜吞みにして、科学的になにかを語ろうとすると
おかしなことになってしまいます。

文学的な表現が悪いというわけではありません。
分けて考えないと間違った理解につながるという話です。

まとめ

というわけで、薪で沸かしたお風呂も、電気やガスで沸かしたお風呂も
中のお湯は変わらないので安心して入ってください。

それにしても、現代の生活様式をなんでも有害って言う人ってなんなんでしょうね。
本当に薪のお風呂に入っているのかな(二回目)

薪のお風呂の火災のリスクについてはなんにも思わないのかな。


編集後記

地道に書いているこのnote
フォロワーさんが増えてきました。
ありがとうございます!嬉しいです✨

サポートしてくださる方もいたりして、本当に感謝です。

いつもイイネ!で応援してくださる方もありがとうございます。

これからも記事更新頑張ります!

あと、メンバーシップもやろうと思っています。
こちらもリリースされたらぜひチェックしてください。
ではでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?