処世術のクセ:転校したらゆるい虚言癖がついた話
石田です。
月2で更新すると言っていたnoteですが、誰得ぼやきブログのようになってまいりました。
読んでくださる皆様に最大限の感謝を🦅!
今日は私が転校した時のお話を書こうかなと。
タイトルがまあまあ前衛的ですが、転校を悪く書こうというつもりではないです…!私が転校を経験したらたまたまこうなったという、備忘録??くらいに思っていただければ幸いです。
「自然いっぱいの環境で子供を育てたい!」と岡山の山のてっぺん(ガチ)にマイホームを建てた両親。
小学校まで毎日1時間、竹藪を通ってかよって培われた基礎体力、そこの地域に子供があまりいないためめちゃめちゃ可愛がられ野菜をもらった経験、当たり前のようにそばにあるネイチャー!などなど貴重な財産ももちろんあります!特に基礎体力ね!ありがとうパパまま!
そんなこんなで10歳を迎える頃、フリーのグラフィックデザイナーとしてやっていこうとする父、
このような山奥に住んでいてはクライアントの打ち合わせなどに支障が出る!田舎ではこれから色々やっていきづらい!ということで、マイホームをお嫁に出し、市内に引っ越すことになりました。
まだ10歳、ケータイも持っていなかったので
転校前の学校の友達で今つながっている子は2、3人です。「え!?あやっぺ(小学生時代のあだ名)!?」って見つけてもらえるように頑張らないと!
というのは置いといて、私は燃えていました。
「転校したら最初の1週間で学年の全員と話す、友達になる!」
小4なんて多感オブ多感。いかに早くみんなと友達になるか、いかにしてみんなに警戒心を解いて仲間に入れてもらうか、そのことしか考えてませんでした、多分。
「はじめまして!田舎から越してきました!」
「山に住んでたので毎日山の学校でした!ちなみに学校も山の中すぎて山の学校(林間学習?)はカリキュラムにありませんでした!」
とかなんとか言ってクラスでの自己紹介を終え、個人戦。
「ドッジ???逃げるのなら得意!」
図書室で伝記漫画ばかりを読んでいた女の子はドッジボールの鬼と化し、
「ねえ!ともだちになろ!なんて呼べばいい!?」
多分1日に20回はこのセリフを言ってましたね。
極め付けはこれですね。
「ねえこれ!みて!(おもむろに廊下で写真の軟体芸を披露する)」
いや無理しすぎ!!!!!普通にしとき!!!
って今ならいってあげたい…
まあそんなこんなですくすく育った、多少話を盛るのは正義!!!だってみんな笑ってくれるから!!!という精神。
我がことながら書いてて切なくなるな…。
(ここで時間が空きすぎてどうしたらいいかわからなくなる。)
こうして10歳という多感?な時期に育ってしまった軽めの虚言癖と、今も一緒にいます。
癖というのはなかなか抜けないものですね。
現在でも、稽古場や大学、先生との面談など、襟を正してお話しする場所で、私はその癖を遺憾なく発揮して(しまって)います。
もう、この癖とはかれこれ10年の付き合いになるので、この所業が善なのか悪なのか、それすら判断しづらいのです。
他の人を傷つけたり、混乱させるような盛り話(もりばなしと名付けました)をしたこともちょっとはあったけど、ほとんどの盛り話はは自分をよく見せたい、自分とたくさん話してもらいたいという幼稚な、それでいて強固な自己承認欲求のもとに作り出されました。
私みたいな癖といっしょに生きてきた人、他にもいますか??(ド直球)(本題)
この盛り話の癖、実はずっとずっと誰にも言えず悩んできました。
友達に、「実は私、八割方話盛ってるんだよね」なんて言えないし、言ったところで誰も得しないし。
でもここにぽつぽつ書いてみることで、そしてそれを読んでもらうことで、私は誰かにこの癖を認知して欲しかったのだと思います。
「私もいっしょだよ」「気にしなくていいよ」って思ってくれる誰かに、あわよくば万が一、出会いたかったのだと思います。
この文章を読んで、何か少しでも通ずるものがあれば幸いです。
お友達作りのためなら、失恋さえも盛り盛りで話しちゃう、そんな勢い。
そんな私の私による私のための処世術、
自分で愛してあげられますように。
上手く付き合っていけますように。
そんでもって、私も、私のお友達も、みんな
人生薔薇色になっちゃいますように!
たくさん読んでくれてありがとうございました。
おうちから出られない時間も愛して、
早く世界が元気になりますように。
いしだ
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