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神絵師になる方法を考える前に

イラストレーターといえば、「神絵師」と呼ばれる超絶上手くて魅力的なイラストを描く人がゴロゴロ存在する。
一枚絵でこんなに多くの人を引き寄せられるチカラがあるって、本当にすごい。

ただ、私は「神絵師」になりたいとかSNSで有名になってたくさん「いいね」や「フォロワーが欲しい」と思うことをずいぶん前にやめた。
やめた、ということは以前は憧れていたし自分も慣れたらいいなって思ってた、正直。

「神絵師」は作家性がとても強く、とても映える。
ゴロゴロ存在するとはいえ、やはり「神絵師」て並大抵の人がなれるわけじゃない。

まずそこを目指そうとすると、泥舟に乗って世界一周するようなもの。

イラストの仕事を本気でしたい。
じゃあどうすりゃいいの。


私は仕事上では作家性をゴリゴリにウリにしているわけではなく、お客様のご要望に合わせて自分の描ける範囲でタッチを多少変化させている。 

「私の描くイラストでお客様に喜んでもらいたい、少しでも商品やサービスが売れるお手伝いがしたい」

つまり利他主義を考える。
イラストを誰かのために描いて喜んでもらえる、イラストを描いた対価がお金に変わる。

イラストって物質的なものだけでなく、コミュニケーションや感情も含めたサービス提供だと思う。

だからこそ、イラストで「喜んでもらいたい」気持ちが先に来て、本当に喜んでもらえたなら、私自身も素直に喜ぶし幸せな気持ちになる。
そうして、またイラストを提供していきたいって思う。

利他主義は、自分が幸せになれる循環を作れる。
そう信じて、私は今日もイラストを描き続ける。

イラストで幸せのカタチがたくさんできれば、きっと自分の中だけで「神絵師」ともてはやしているかな。

はヤせあヤき

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