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不登校児の親に、求めていないアドバイスは要らない

先日、初めて行く美容院に、発達障害で不登校の息子を連れて行った。

息子は、1000円カットとかは、過敏で無理なようなので(人なのか音なのかよく分からないけど、頭が痛くなったり吐き気がするらしい)、個人経営をしているような美容院の方が良さそうだったので、近所に見つけた美容院に行ってみる事にした。

口コミには、その美容師さんと楽しくお喋りしてるうちにカットが終わってた…みたいな事が書いてあり、私はあんまり美容師さんとのお喋りが得意でないので、少し嫌な感じはしたけれど、とりあえず行くだけ行ってみた。

そうしたら案の定、ものすごくお喋りの美容師さんで、その美容師さんのお子さんも不登校だったとのこと。

聞いてもないのに、フリースクールだの何だの紹介してくれた上に、

子どもが不登校になるっていうのは何かしら親に原因がある

と言った。

確かにそうなのかもしれないけれど、それを不登校児の親に直接言うのって、デリカシーが無いなと思った。

その美容師さんご自身も、お子さんが不登校だったって事で、きっと色々と苦労したのかもしれないけれど、私だって苦労してるし、うちも、昨日や今日に子どもの不登校が始まった訳ではなく、現在中学生の息子が、幼稚園の入園式の日から行き渋りから始まって、付き添い登校したり、教育委員の人と戦ったりしながら、かれこれ今現在まで10年以上も試行錯誤しているのだ。

だけども、まるで私は何もしていない、お気楽な専業主婦とでも言いたげな感じだった。

別に、子どもが不登校であろうが無かろうが、問題の無い親なんて、問題の無い人間なんて、この世に存在するのだろうか?

子どもが学校に行けている親が何の問題も無くて、不登校児の親だけが問題があるのだろうか?

色々と言い返したかったけれども、あまりにビックリな事を言われた為、その時は固まってしまい何も言い返せず、家に帰宅してからフツフツと怒りが湧いてきた。

第一、こっちが何かアドバイス欲しいと言っているならまだしも、聞いても無いのに次々とアドバイスしてきて、正直うんざりだった。

それぞれの家庭の事情、それぞれの家庭の経済的な事、子どもだって十人十色…。

不登校には、これが良い!とか、一概には言えないと思う。

もし私が、不登校児の親御さんにアドバイスする機会があるならば、こう言いたい。

あなたはそのままで良い

と。

殴る蹴るとか食べさせないとか、もちろんそういうのは駄目だけども、子どもが健康で生きてるのであれば、それで良いのではないか、と私は思う。

本人も望んでいるのならフリースクールに通わせたければ通わせれば良いと思うし、色々な事情で通わせるのが無理なら、無理して通わせなくても良いと思う。

誰かに相談したければすれば良いと思うし、自分なりに調べたりしたいのであれば、そうすれば良いと思う。

とにかく、極力、

親が苦しまないようにした方が良い

と、私は言いたい。

子どもの為に、子どもの為に…と、親が追い込まれないようにした方が良いと思う。

何か不登校児の親って、追い込まれがちなような気がする。

何なんだろうね。

まずは深呼吸してリラックス

って、不登校児の親御さんに言ってあげたいです…私も含めて(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇


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