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不登校児が久しぶりに登校したが、親の私は「学校なんて行かなくていい!!」と怒鳴った出来事


うちには発達障害で不登校の子どもが2人いる。

普段は2人とも不登校なので、一日中、家に居る。

ある日、小学生の娘が「給食を食べに学校に行く。」と言い出した。

その日の給食メニューに興味があったらしく、「この日に行く。」と決めていた。

しかし、よりによって、その日は中学生の息子の懇談で中学校に行かなくてはならなくて、小学校にお迎えに行く時間と、かぶってしまった。⇒イライラポイントその①

なので事前に小学校に電話をし、お迎えが少し遅れることを連絡しておいた。

中学校の懇談に行く前、娘を小学校に連れて行ったりとバタバタしており、時間が無かったので、中学生の息子と私はお昼ご飯を食べずに中学校へ行った。

懇談が終わり、そのまま中学生の息子と共に急いで小学校へ娘のお迎えに行く。

車で、家→中学校懇談→小学校お迎え…と、行く事にしていたので、小学校の前に車を停め(短時間なら停めて良い事になっている)、小学校にピンポンを押し、私が迎えに来た事を伝えたが、待てど暮らせど出て来ない…10分、20分…まだ息子にお昼ご飯を食べさせていない事が気になりながら待っていたが、もしかして私が迎えに来た事が伝わっていないと思い、支援学級の教室へ行ってみた。

しかし娘はいないようだ…どうしようかと悩んでいたところ、娘と娘に付き添ってくださっていた先生が教室の前に現れた。

どうやら下駄箱まで来て、娘が校門に停まっていた車を見たら(この時点で私と入れ違ってしまったようだ)、うちの車でなかったから、寒いので教室に戻ってきたとのこと…その日の車は車検に出しており代車だったのだ!⇒イライラポイントその②

もーーーー💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢

おとなしく下駄箱で待ってろ!!

校舎内をウロウロされたら、見つからないだろ!!

そんなこんなで、やっと娘を連れて車へ向おうとしたら、ちょうど幼稚園バスが小学校前に停まってしまった(小学校前が幼稚園バスの停留所となっている)…車が出せない…。⇒イライラポイントその③

幼稚園バスの先生は、丁寧に児童一人一人を親元に引き渡し、丁寧に今日あった出来事をお話しをし「皆さん、さようなら」という丁寧な挨拶でやっと終わった…が、そこからすぐに親子達がなぜか帰らない。

小さい子どもが何人もチョロチョロされたら危なくて車が出せないので、めちゃくちゃイライラしながら、みんなが帰るのを待つ。⇒イライラポイントその④

そして、やっと家に帰った。

小学校のお迎えだけで30分くらいかかり、やっと帰宅できたのは午後3時くらい…めちゃくちゃ疲れて昼ごはんの用意も出来ず、とりあえず横になって休んでいると、小学校から電話がかかってきた…娘が水筒を学校に忘れてきたらしい…。⇒イライラポイントとどめのその⑤

これで私はとどめを刺された。

「もう学校なんか行かなくていい!!」

と、私は怒鳴った。

娘も私の発狂ぶりに涙目になりながら「学校辞める。」と言った。

何故イライラするのか…普通に学校に行ける子にはない苦労を、親の私がしなければならなかったからである。

お昼ご飯すら食べる時間がなく、やっと食べられたのは、すでに夕方…一日中振り回された上に、一円も収入の無いタダ働き。

その日だけで小学校に3回も行った。

ただでさえ、その日は疲れて夕飯が作れないだろうと予想し、暇を見つけては、朝から少しずつ夕飯の支度もしていたが、水筒を取りに小学校に行って帰ってきてから全く体が動かず、ついに夕飯が作れず、子ども達にはお菓子を食べさせ、私は寝込んで爆睡する始末。

家事すら出来なくなるなんて、子どもを怒鳴りつけてしまうなんて、本末転倒である。

だったら学校なんて行かなくていい。

子どもが学校に行かない事で家庭が平和なのであれば、学校なんか行かなくていい。

送り迎え無しで一人で学校に行けるのならまだしも、集団登下校しない生徒は、親が送り迎えをしなければならない。

上の子が小学生で不登校の時は、私は送り迎えやら付き添い登校なんかもしていた。

だけど、やっぱり私には無理だ。

よそのお母さんは送り迎え出来ても、私には無理だ。

ヘルパーさんなんかに頼むとお金を払うのに、なぜか母親が送り迎えするのはボランティア。

しかもヘルパーさんだと当日キャンセル料すらかかる。

五月雨登校してるような子は、学校行く行かない問題もあり、その時にならないと学校に行くかどうかも分からないのだ。

学校の送り迎え、付き添い登校、当日キャンセル…もしお金がもらえるのなら、現在中2の息子が小1の時から学校に行きずらくなってきていたので、相当稼げたのではないかと思われる。

送り迎えとか付き添い登校とか、当たり前のように誰しもが毎日できる事だと思わないで欲しい。

親だからって当たり前に出来ると思わないで欲しい。

送り迎えや付き添い登校を、生き甲斐に思えて、自分の使命だと思えて、やれる親は良いかもしれないけれど、私は違う。

私の場合は、実際、何年もやってみてやっと分かった事だ。

送り迎えや付き添い登校に限界を感じておられる親御さんが、もしこの記事を読んでくださっているなら、辛いと思っているのはあなただけではないと、私は言いたい。

送り迎えや付き添い登校をやらないと罪悪感に感じてしまったり、義務感に駆られて、しんどいと思いながらも、倒れそうになりながらも頑張っている親御さんがもしこの記事を読んでいたら、無理しなくていいよ、と私は言いたい。

今まで、子どもが不登校ということで、色んな行政の方だったり、専門家のような方だったり…と話しをしてきたが、送り迎えとか付き添い登校をしなくていいよ、と言ってくれた人はいなかった。

学校に行かなくてもいいよ、と子ども目線で話してくれた人はいたけれど、親の私に、無理して送り迎えや付き添い登校しなくていいよ、と言ってくれる人はいなかった。

学校には、これまで何度も何度も送り迎え出来ませんと話して来た。

でも学校側は、まるで送り迎えは親がやるのが前提で、当たり前のように言ってくる。

その暗示にかかってしまい、義務感に感じてしまうのだ。

でも、無理なら無理だと言ってもいいと、私は思う。

もちろん、やれる人も居るだろう。

でも無理な人だって居るのだ。

今現在、学校の送り迎えや付き添い登校がしんどいと思っている親御さんが、少しでも気が楽になれたら良いなという思いも込めて書きました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇










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