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《美術展》ルーブル美術館展

こんにちは。
Ayaです。
今日は国立新美術館で開催中のルーブル美術館展の感想を書こうと思います。

ルーブル美術館展

フランスの至宝・ルーブル美術館!美術ファンならいつかはいってみたい美術館ですよね。私もフランスに行ったら、一目散に行くと思います!!

ルーブル美術館(Wikipediaより)

そんなルーブルの作品を日本で鑑賞できちゃうルーブル美術館展!調べたところ、すでに3回は定期的に開催されているようです。回によってテーマが変わるのですが、今回のテーマは愛を描くです。

展示構成は、
プロローグー愛の発明
I.愛の神のもとにー古代神話における欲望を描く
Ⅱ.キリスト教の神のもとに
Ⅲ.人間のもとにー誘惑の時代
Ⅳ.19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇
でした。
この展示では"愛"は
ギリシア神話での"愛"-エロス

キリスト教での"愛"-アガペー

の2種類があると定義されていました。
やはり日本では"エロス"のほうが人気があるのか、こちらのほうが多いという印象でした。

気に入った作品
(1)『アモルとプシュケ』(ジェラール)
いつかみたかった作品!!
アモルとプシュケのお話はすでにとりあげました。



このキスのときはまだプシュケは人間なので、アモルの姿が見えていません。
ふたりの近くを舞う蝶はプシュケの名前の意味『魂』のシンボルでもあります。

(2)『ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊』(シェフェール)

こちらも見たかった作品!
フランチェスカは夫の弟パウロと道ならぬ恋に落ち、嫉妬に狂った夫によって二人とも殺されてしまいます。
不倫は七つの大罪のひとつであり、彼らは煉獄を彷徨いつづけなければなりません。煉獄をおとづれてダンテは二人の愛の罪深さを感じながらも、その愛の強さに憧れるのでした。

(3)『部屋履き』(ホーホストラーテン)

第3章は人間の愛ということで、神話画から離れ、オランダ風俗画も展示されていました。
こちらはなかでも印象に残った作品。部屋履きが乱雑に脱がれていて、画中画も男女がベッドの近くにいる不穏な雰囲気が描かれています。とても意味荒げな作品でした。

(4)『イタリアの婚姻契約』(ポディニエ)

こちらの画家は初めて知ったのですが、フランス人ですが、イタリアの風景や風俗を愛し、描くようになったそうです。手前の若いカップルが婚姻契約を結んでいます。娘につきそう母ですが、後ろの父は美人のお手伝いに惹かれているようです。イタリアらしい明るい世界観がよく描かれていました。

以上、ルーブル美術館展でした。

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