かなり昔から聴いているように思うけど、今も大活躍中のMr.Children。好きな曲はたくさんありますが、どれか1曲と言われれば「innocent world」になります。キャッチーなメロディーと少し葛藤のあるような歌詞のミスマッチが好きなんですよね。

この曲を初めて聴いた時、私が1番衝撃だったのは「そこで裏声？」ということです。

桜井さんはいわゆる表声でずっと歌っておられるように思うのですが、サビの1番カッコいいところ、「陽の当たる坂道を　昇るその前に」の最後の「に」ですね。本当にそこだけ裏声なんです！

ずっと表声で歌うのと、「に」だけ裏声にするニュアンスの違い。ちょっとしたことなのに、受ける感じがかなり違う。もちろん桜井さんの裏声だからこそ、めちゃくちゃ素敵で効果的だなって思っています。

そして一旦裏声の後、コードが上へと上がっていって、前向きに進んでいきたいというラストへと繋がっていくんですね。まさに「innocent world(無垢な世界)」のイメージです。

裏声の使い方が抜群に上手いなって思うのが絢香さん。日本人離れした表現力のある歌声は、みんな魅了されますよね。

私が好きな「みんな空の下」は、表声と裏声の使い方が本当にステキです。高い声の時にあえて表声で強く歌っての降りてくる時は裏声…など自由自在。まさに歌姫！

絢香さんがサザンの「真夏の果実」をカバーされているのも好きなのですが、それはほぼずっと裏声です。少しハスキーな裏声が囁いているようで、これもまた素敵です。

どこでどう歌うのかって、ホントその方のオリジナリティが感じられますよね。オリジナリティ溢れる演奏したいです。私も。

＊発声方法にはいろんなものがあると思いますが、その辺りはあまり知識がないので、この記事内では表声と裏声の2種類だけでお話しています。

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