見出し画像

逗子ぐらしはじめました〜住んで1週間の感想〜

先週から逗子暮らしをはじめました。

いつか海に近い場所に住みたいな、と思ってはいたものの、実際に住むとはまた違う。今回は逗子へ引っ越しすることとなったきっかけと、1週間暮らしてみての感想をまとめました。

また、引っ越したって言っても、リモートとか在宅勤務の整っている会社なんじゃないの?という疑問が浮かびますが、まったくそんなことはありません。毎日、渋谷に通う会社員です。想像通り、やっぱり通勤は大変だけど、やっぱり逗子に越してきてよかったな〜と思います。


■都会から海辺の街へ

恋人と「一緒に暮らしたいね」という話が2018年の夏からあり、東横線沿線を中心に家を探しました。しかし、良い家は高く、安い家は駅から遠いorかなり築古で、あえて引っ越したいと思う物件に出会えませんでした。

彼は引っ越すなら「自然があるところがいいな〜」と言い、私は心の中で「現実問題、無理じゃね?」と思っており、互いに家探しに火がつかず、ぬるぬるとそれぞれ暮らしていました。このタイミングで家を買ってもいいかなと思い、私ひとりで中古マンションも見て回りましたがピンとくることはなかったです。

そして神物件に出会う!!!

9月下旬、まったく引っ越しの話が進まないまま、二人で逗子に遊びにいった帰り道、「家賃相場、どのくらいなんだろうね〜」と冷やかし半分で、駅近くの不動産屋さんで窓にズラーッと並んでいる物件をチェック。

すると、今二人が住んでいる家賃合計よりも8万近くやすい「駅チカ・築1年・戸建の2LDK・駐車場付き」という物件が目に飛び込んできました。そのまま吸い込まれるように不動産屋に入り、住所を聞くとと歩いてすぐとのことで、その足でそのまま家を見に行きました。

私は実家が千葉にあり、中高は品川まで、大学は池袋まで、社会人も5年ほどは市ヶ谷まで、合計15年ほど長距離通学&通勤していました。自宅から最寄駅までも距離があったので、1時間を切る通勤は一人暮らしを始めるまでありません。物件を前に、グルグルと頭で計算すると、乗り換えなしであれば1時間程度の通勤はクリアできるのでは!?と思い始め、だんだん乗り気になってきました。

詳しく話を聞いてみると、まだ居住中の物件で退去は2ヶ月先ということ。とにかく海辺に住みたかった彼もテンションはMAX、正式な退去通知が出た後に1番に申し込みができる権利をその場で申請。前住人の紹介も手配したという地元の不動産屋だからこそ知りうる退去、という神タイミングでした。

その後、正式な退去後に一瞬(多分1日半くらい)だけポータルサイトへの掲載がありましたが、私たちが約2ヶ月前から申し込み済み。後から聞いた話だと、1日半で20件近くは問い合わせがあったようです。

良い物件はネットに現れないんだ・・・!と改めて実感&感動する家探しでした。いや、もはや探していない、最高の出会いでした。


■逗子暮らしを意識したきっかけ

約4年前、逗子であるファームイベントに参加しました。内容は、地域で収穫した野菜をみんなで青空の下、料理したり、地域で飼っている鷄を屠して捌いて食べたりというイベントで、昔からパーマカルチャーや自給自足の暮らしに憧れていて、そのイベント1日だけでしたが逗子で暮らす人々の分け隔てのない生き生きとした雰囲気に魅了されました。

その前年には、サステナブルな暮らし方を勉強したいという思いで、オーストラリアに2ヶ月滞在していました。エコビレッジに滞在したり、ほぼ自給自足をしている日本人家族の家にホームステイするなどして、さすがネイチャー大国という暮らしぶりが新鮮で、とても貴重な経験でした。オーストラリアで暮らしてみたいと本気で考えていた私にとって、暮らし方や物事に対する先進的な考えを持った逗子のコミュニティはとても居心地がよかったです。

当時、逗子に越すという決断まではできなかったけど、こうしていま、逗子に暮らすことになったのはあの日の出会いがとても大きかったように思うし、巡り巡って地縁があったように感じています。

■逗子暮らしのおすすめポイント

そんな素敵な家にお引越しできたわけですが、1週間住んでみての感想は「最高!」です。暮らしが変わった高揚感ももちろんありますが、総じて良いなと思っています。

①通勤は案外快適(な気がする!)

逗子は湘南新宿ラインの始発駅です。
1週間、決まった電車に乗っていますが毎日座っています。本を読んだり、早起き分の睡眠を電車内で取ったりとそこまで苦痛はないです。

恵比寿、渋谷、新宿勤務であればまったく問題なく通勤できると思います。
なお横須賀線も始発電車があるので、品川・新橋・東京・日本橋も通勤圏内かと。湘南新宿よりは混んでいますが、始発でなくても逗子駅で増結車両があるので、1本見送れば座れるようです。

ちなみに逗子でほぼ座席が埋まってしまうので、隣の鎌倉駅からは座れません。また鎌倉駅は週末にもこれでもか!と人の乗降があるので住む街としては大変そうだなという印象を持っています。

逗子も特に葉山方面からくるバスは混雑がひどいらしく、逗子駅徒歩圏内かどうかは通勤あるひとにとってはかなり重要だと思います。特に雨の日は逗子駅前はバスと自家用車でごった返している…!

また帰宅時の電車については、逗子行きの湘南新宿ラインが19時台にないので、戸塚乗り換えもしくは品川乗り換えで横須賀線に乗り換える必要があります。個人的には武蔵小杉で降りる人が多いので、品川経由のほうが長く座れるかなという印象。

今週は新年、ということもあり会食を3件入れてしまって後半かなりきつかった。会食含めた夜の予定をどれだけコントロールできるかは1週間のパフォーマンスにかなり影響しそう。久しぶりの長距離通勤にゼーゼー言いつつも、調子整えていきたいです。


②お買い物事情も全く問題なし◎

逗子はOKストアが安めのスーパーで駅から5分くらいの場所にあります。駅前にはスズキヤ(23時まで営業)という、都心の東急ストアくらいな価格帯のプチ高級スーパーもあります。

商店街には、地元産の野菜を売る農家直営らしき八百屋や、魚屋、肉屋もあり、専門店の安心感もあります。ドラッグストアも100円ショップもあり、生活には困りません。あとは全部Amazonと楽天でOK!これを機会にOKIPPAも導入しました。

基本は週末にOKストアか商店街で買い物、足りないものがあれば割高だけど、仕事帰りにスズキヤかコンビニで買い足すというルーティンになりそうてます。

逗子で買えないものは大船まで出る必要がありそうです。ルミネの中に無印やユニクロ、駅から少し歩けば家電量販店もあります。普段はそこまでお世話になることがなさそうですが、引っ越し時に足りなかったものは電車で10分3駅の大船へ行きました。

土曜日にルミネへ行ったのですが、それなりのブランドが入っているのに人が少なくて久しぶりの快適なお買い物体験でした。さようなら、人混みのショッピングビル。

潰れたら困るので、たまにはお買い物したいと思っています。

③自然が近くて、空が広いと心が穏やかになる

通勤時に広がる青い空、なんとなく香る潮の匂い。駅の反対側には山があり、トンビが飛んでいる。これが逗子へ引越した1番の理由でもあり、都会にはない豊かさを感じています。

私の家は駅から海岸側にあるので、逗子海岸まで大体5分程度。もう少し暖かくなったら、お茶を淹れてアウトドアチェアを持って海岸でのんびり過ごしたいです。冬でも日中の陽が出ている時間は比較的暖かいので、海岸でバーベキューをしている人たちもいます。

会食帰りの夜、オリオン座とカシオペア座が家の裏から見えて、本当に良いところに住んでいるなあとホッとしました。

■長く暮らすために、これから気になること

①長距離通勤に耐えられるか

今は引越ししたてで気持ちが昂っているところがあります。長い目で見たときに通勤に耐えうるのか、少し心配です。実際に都心へ戻って行った人いるようで、仕事の仕方やスタンスによってはかなり厳しく感じる気が。とはいえ、前述のとおり長距離通勤していた時間のほうが長いので私よりは、上京以降はじめての長距離通勤になる彼のほうが心配かも。

ただ、オリンピックの影響や今後のトレンドから言えば、毎日通勤する時代も終わるのかなと思っています。弊社もそのトレンドはよ〜〜!!という気持ち。

②夏の騒々しさがちょっと心配

逗子といえば海。湘南方面と比べるとまだマシかなと思いますが、夏のレジャー客などの存在がどんなものなのかが気になります。この平穏な逗子が続くのか、お祭り騒ぎのようになるのかが気になります。


はてさて、これからどうなっていくのか。
これから週末都心に向かうのはかなり腰が重くなる気がしています。電車に座る時間が長すぎて、物理的にも腰も痛いけど、読書の時間が取れるようになりました。これからどんどん過ごしやすい季節になるので、この街この場所だからこそ得られる体験や経験をしていきたいと思います!

まぁ、まずは1週間。
引っ越し疲れでなんだか体調が優れないけど、今のところとても幸せな気持ちです。逗子で暮らしている方がいたらぜひお友達になりたいです。いろんなおもしろい人が住んでいそうなので、とっても楽しみです!わくわく。

タイトル画像は、引っ越してきた日の逗子海岸の夕焼け。最高だ〜!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?