渡具知綾子

古宇利島の神々(ウミナイ・ウミキを始めとし黒龍の神様など多くの神様)に仕えて70年以上…

渡具知綾子

古宇利島の神々(ウミナイ・ウミキを始めとし黒龍の神様など多くの神様)に仕えて70年以上になります。情熱をもって神女としてお勤めを行いながら是非多くの方々に沖縄の自然崇拝、神々 を知って頂き、真理に触れる機会を持っていただけたらと思います。

最近の記事

床神について

 日本における床の間は中国から渡ってきた床の間と融合した文化でした。掛け軸をかけ礼拝する神聖な場所として作られたのです。現代は茶道によって床の間を装飾するようになり季節の絵や書道の掛け軸をかけるようになっていますが現在でも床の間は神聖な場所なのは変わりなく上座の役割を果たしています。   その後、道教の神や三国志の関羽の掛け軸は端午の節句に男の子の健やかな成長を願って飾りました。特に関羽は関帝王(かんてぃんおう)として中国で神格化されました。文武両道に長けた理想の武人像の武神

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    • 琉球の風水について(その2)

       中国の風水では山からエネルギーを流れる風や気を龍と喩え、その龍の陰陽の波動が集まった場所が洞窟であると伝えています。そして風や気に喩えられる龍は風水にとって重要な役割をしています。水を司どる神の使いであり自然崇拝、古神道の中の龍神信仰は神社仏閣ができる以前からある人気の信仰でした。それは海や湖、川、山、天へと行き来するその姿は縁起が良いとされましたし、私たち人間に自然のエネルギーを運んでくださるからです。    そして琉球の国頭(名護)には三府龍脉碑(さんぷりゅうみゃくひ)

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      • 琉球の風水について

         風水の始まりは中国の紀元前10世紀以前の時代の卜宅(ぼくたく)の「都を定める。住まいを決める。墓地を定める」が発祥とされています。また中国の王朝、晋の時代(または唐の時代ともされている)の『葬書』によると『気は風に乗ればすなわち散り、水に界せられば則ち止る。古人はこれを聚めて散らせしめず、これを行かせて止るを有らしむ。故にこれを風水と謂う』  これを風水の語源であるという説があります。(宋から明代に風水理論は完成します)このように太古の中国に始まった思想で、町、住宅、墓など

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        • 『屋敷の拝み(敷地の神事)』(その2)

           私は神人になって80年ほど経ちますが、皆様は沖縄の神人とは何か知っていますでしょうか。ユタは聞いた事があるかもしれませんね。ユタとは悩みのある人々に、神様、仏様から、その人の守護神、守護霊からのメッセージを受け、その意味を正しく伝える人の事です。そして、悩める人々に神の法、仏の法を正しく指導する事がもっとも大事だと思っています。  ユタになるには、、、、大昔、人間はユタでした。自然と向き合い尊重し奉る事を重要としていた為、自然(神様)から、多くの感(メッセージ)を頂いたので

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        床神について

          『屋敷の拝み(敷地の神事)』について

          みなさん、はじめまして渡具知綾子と申します。  私について少し紹介させて頂くと沖縄県今帰仁村の古宇利島で生まれ育ちました。  古宇利島はエメラルドグリーンの美しい海で有名ですが『恋島』と呼ばれアダムとイブ(ウミナイ・ウミキ)の人間発祥の伝説がある島です。恋愛成就や子宝祈願そして健康祈願、無用息災、事業繁栄の心願をする拝所が多い島でもあります。そのためか私は幼少の頃から古宇利島の神々からの声(方位の言葉、方言)が聞こえ周りの人々には理解されず思い悩むこともありました。しかし歳を

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          『屋敷の拝み(敷地の神事)』について