春はすぐそこ、今するべきは肝臓デトックス
こんにちは。
パリ在住、フランス自然療法士のayakoです。
このnoteは、東京にいるフランス大好き構成作家のmomokoとの往復書簡形式で、ayakoはフランスの自然療法やヘルスケアにまつわる情報を、momokoはフランスカルチャーや、東京で感じるフランスエッセンスを中心に情報をお届けしています。
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Hello Momoちゃん
お元気ですか?
ぼんやりしているうちにもう2月です。
2022年の立春は2月4日。ということですでに暦の上では春ですが、本格的に気温が上がり、華やいだ雰囲気になる前、ちょうど今の冬のしっぽの時期にしておくべきはデトックス。特に花粉症がある人にはつらい症状の軽減につながるので、おすすめです。
12月から1月は、毎年クリスマス、大みそかにお正月とごちそう三昧。こってりしたお料理やアルコールの量も増える生活が続き、肝臓の疲れは今頃がピーク。
中医学では、春は肝臓が活発になる季節です。
春の訪れとともに、肝臓が持つパワーを最大限に活かせるように、
今のうちに、肝臓のフィルター掃除をして元気に春を迎えましょう。
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私が今、肝臓デトックスのためにしていることは4つ。
1. モノダイエット(単品ダイエット)
フルーツや野菜は、糖分があまり多くない季節のものを選ぶのがコツ。
私は夜だけ、リンゴを生か砂糖の入っていないコンポートで食べています。
ファスティング(断食)よりも、デトックス効果は緩やかですが、体調を崩す心配も少なく、選んだ食品はすきなだけ食べていいので、気負いなくはじめられます。
また、ファスティングは実はとても肝臓に負担がかかるので、1日程度のプチ断食以外はプロの方のアドバイスなしでするのはおすすめしません。
冷え性の方は、生食ではなく、蒸した野菜や玄米のおかゆなどを塩分なしで食べるようにしましょう。塩は水分を引き止める働きをするので、デトックスの時には排泄を促すために取らない方が良いですが、香りづけのハーブをあしらったり、ターメリックやクミンなどの香辛料も使用できます。
2. 肝臓の働きを助けるハーブティー (デズモディウム)
一日に数回、食後は避けて飲みます。
デズモディウムが見つからない場合は、他のデトックスハーブティーを取り入れてみてください。
また、普通のミネラルウォーターも1リットルほど飲むようにします。
3. 肝臓の負担になる食品を避ける
アルコールや、チョコレート、乳製品特に生クリームや、油分の多いマヨネーズなどは取らないようにして、フレッシュな生野菜やフルーツなどをたっぷりとりましょう。
ただし、オメガ3のたっぷり入った油(菜種油、えごま油、アマニ油など)や、いわゆる光りものと言われる、イワシ、さんま、さば、アジなど青魚に含まれる油分は摂っても大丈夫です。
4. アブラナ科の野菜を食べる
大根、ブロッコリー、キャベツ、白菜、ちんげん菜、カリフラワー、かぶ、大根など。
アブラナ科の野菜といってもピンとこないかもしれませんが、なじみのあるお野菜ばかりです。
アブラナ科の野菜には、肝臓の解毒作用に欠かせない硫黄がたくさん含まれているので、お酒が好きな人や脂っこいものが好きな人は、肝臓の機能が正常にはたらくように、普段からたっぷりこれらの野菜を食べるようにしましょう。
◇
大切なのは無理なく続けることです。
3週間からひと月くらいを目安に、桜の開花前までに肝臓をいたわるデトックスしてみてはどうでしょうか?
きついことは長く続きません。ゆるゆると自分のペースで、がポイント。
モノダイエットは、毎日やらなくてはいけないものではありません。
週に2-3回くらいからでも効果はあります。翌日は体が軽やかになるのを実感できると思います。
また、私が実践しているように毎晩モノダイエットするより、例えば一週間に一度まる一日三食モノダイエットをする方が性に合ってる方は、それでもOKです。
朝起きぬけにたっぷりの白湯にレモンをギュッと絞ったものを飲むのもおすすめです。レモン果汁は脂肪肝の予防や毒素排出に効果があるとされているので、サラダなどにお酢代わりに使うといいですよ。
唐揚げにレモンをかけるのは味がさっぱりするだけでなく、消化を助けるという意味もあるのかもしれません。
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ナチュロパシーでは、
このようなデトックスによる体の掃除と、不足しているビタミンやミネラルなどの栄養をおぎなう療法を、必要に応じて交互に行ったり、組み合わせて行うことで体を整えることが基本です。
今から三月半ばまでデトックスを行い、軽くなった体にビタミンたっぷりのフルーツ、肝臓の機能を高める苦味のある旬野菜(春菊、アスパラガス、ふきのとうなど)でエネルギーチャージをすれば新年度に向けて体調はバッチリのはずです。
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それではmomoちゃん、
また次回!
アディオース
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