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ケチケチ生きてんなぁ

ケチケチ生きてんなぁと思う。

というか予防線を張らないと無限に都合よく吸い取られるからだ。

優しくすれば優しくしてもらえるのが普通だったけど、どんどん便利に使われるようになり、吸い取られ、フォローはせず、
いざとなったら平等の名の下に槍玉にあげて追い詰め追い出すことをやっちゃうまでになった。

皆んな余裕が無いのだ。

こんな世間に誰がしたんだい本当に。


声の小さい者、
説明するのが苦手な者、
立場の弱い者、
生きていける隙間が無くなっていく。

その人たちにも担って来たものがあるのに。
その人たちが受け持って来た部分があるのに。

時短
働き方改革
色んなことを報告、管理。改善せよ!

いったいなんのためにあるんだい、
本末転倒になってないか。

結局のところ、
信用できない者同士が利害で繋がってることから始まってるよなと思う。


閉店時間間近のパン屋に寄った。
お姉さんが、もうすぐ閉店と共に廃棄になるであろうパンを、内緒でおまけしてくれた。

その後帰り道で、
大袈裟じゃなく私は泣いていた。

たったこれだけの事も難しい世の中になってしまった。
なんてめんどくさいんだろう、なんて本末転倒。
もういやだ、本当に疲れた。

しかしお姉さんが、パンをおまけしてあげたらきっとこの人は喜ぶと素直に信じていることが私にとっては救いであった。
ということはつまり、当たり前だが彼女はパンが好きで、パン屋の仕事を愛しているのだ。

普通のことをしたらいい。
ますますそう思った。







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