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自分らしく働くとはなにか -vol.1

自分らしく働くってなに?

自分らしくって言葉、さいきんよく聞きますが、
みなさんは「自分らしく働く」ことについて
どんな風に考えていらっしゃいますか?

私が定義する「自分らしく働く」とは

「自分にしかできない仕事があるか」
「自分がいることによって周囲に良い影響を与えられる存在であるか」

ということです。

少し本題に入る前に、私の過ごしてきた人生についてお話しします。

平成生まれが過ごしてきた人生

資本主義社会がうみだした競争・格差社会のなかで、今年31歳になる私の幼少期・学生時代は、世田谷区の私立に通っていたことも大きかったと思いますが、「マウント」「同調圧力」「世間体」これらの言葉が毎日転がっている日々を過ごし、周囲の目を気にして自分を失くす場面が多かったように思えます。

ドラマに出てくるような、母同士の付き合いが子供の付き合いに影響することは普通にありましたし、やはりなんとなく良い学校・会社に入った方が良いという既成概念が根づいていました。

私が最近好きなお笑い芸人・オードリーの若林さんが著者である
「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」という本に、とても共感する言葉が載っていました。

ぼくはエアコンがないことが辛いのではなくて、エアコンをほとんどの人が持っているのに、自分が持っていないことが辛かった。  
※参照:「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」p.27より抜粋

まさに、この言葉がぴったりあてはまります。

でも、競争がなかったら、悔しいという気持ちをバネにして頑張るということをしなかったかもしれない、そしたら今の自分がいなかったとも考えると、個人主義・競争社会が決して悪いのではなく、「人は人、自分は自分」という、今少しずつ受け入れられてきているこの考えを、もっと早くから行動に移していきたかったなと思います。


「人は人、自分は自分」


この考えが、変えられない競争社会の中でも
浸透していくために大切にすべきことが
「一人一人の存在意義」ではないでしょうか。


自分の存在意義が見えなかった、闇の2年間

▼わたしの職歴

1社目:デジタル広告会社に5年半
2社目:若年層女性ターゲットメディアに3年
3社目:ブランドマーケティングが得意な会社 ※現在
全て、営業もしくはプロデューサー職です。

今回は2社目の話をします。

3年いたうちの2年は、所属している部署の中での自分の存在意義が見えなく、当時の私の口癖は「私だけ強みがないんです。上司に一言で私の強みを言ってもらえらないのが悔しい...私がここにいる意味はなんだろう...」でした。

1社目では、営業に配属され、代理店への出向経験をもつことが出世街道だと思っていたので、そのためになにをすべきかが分かりやすかったし、元々負けず嫌いというのもあり、若さ故のがむしゃら感も後押しして、「私がいる意味」など考える間もなく(余裕もなかったのもあり)、5年半かけて順当に自分の存在意義を確立することができていたというのもあったから、余計に感じたんだと思います。

2社目で当時一緒に働いていた私を除く優秀な5人のメンバーは、既に存在意義が確立されていて、

・数字に強い人             
・「営業マン」として圧倒的なスキルを持っている人
・マーケティング視点で企画コンテンツを考えられる人
・あらゆるリスクを想定でき、他部署との連携・調整に優れている人
・そして、この全部をバランス良く持ち合わせているマネージャー

このメンバーと働いた時間は、私のこれまでの社会人人生のなかでもっとも影響され、今では財産です。

こんな悩みを抱えながら1年働いた後、新卒が入ってきました。
新卒の研修で私は営業部署の紹介パートを担っていたのですが、上記の通りメンバーを紹介した後に、新卒の子から「(私の名前)さんには何を聞けばいいですか?」と鋭い質問をされて、自分的にこれだ!という受け応えができなかったのを今でも覚えています。

そんななか、私の頭の中のスイッチがカチッと鳴り、マインドが切り替わった、ある事件が起きます。


つづく...

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