3/22、高円寺HIGHにて叶芽フウカ3rdワンマンライブが行われた。

ワンマンタイトルは


"おい！流行らん音楽 冷やかしに来い"

なんとも彼女らしいタイトル。

この、彼女らしさというのが、本人も自覚している上での厨二病(※本人がXで言っていたことを引用)なのか、しかしやっぱり根底に流れているものはこのメタい反骨精神なんだろうなと、タイトルからひしひしと伝わってくる。

フウカちゃんと出会ったのは、2022年5月のこと。
前世のアイドルグループの、定期公演にお呼びさせていただいたのがきっかけだった。

PCをステージに置いて、ギターを弾きながら、ポップロックシュールを歌っていたのを覚えてる。

あの時からもう2年近くが経つのか……。にわかには信じられないくらい、時の流れが早い。早すぎる。

そして昨年の夏にはなんとMV撮影にも参加させていただいた。

もっとも、フウカちゃんの進化は、それよりも更に目まぐるしいものだった。

今回のワンマンはほぼ全編バンド編成。
途中途中でフウカちゃんの弾き語りが差し込まれる。
まるでミュージカルを観ているかのようなスケール感があった。


高円寺HIGHという箱は天井が高い。
2階から観ていた私は、曲のたびに蠢く満員のフロアが、1つの大きな水槽に見えて仕方なかった。
自由を求める魚。彼女という酸素を求める魚。
それは彼女の音楽性がそうさせたのかもしれないが。

LIVE本編のあとにアンコールが始まり、フウカちゃん再登場。重大告知と銘打って、4thワンマンの発表をした。

舞台に立つと分かるけど、あの空間はとても異質だ。
人をどうにでもさせてしまうし、出したくない部分まで引き摺り出されてしまう気がする。

でも、そんな魔物に飲まれることなく
"叶芽フウカはこーいう音楽をやる人です、どうぞ、冷やかしに来い"
と身体全体で示す彼女が、私の目にはとても大きく見えた。

彼女の特異なキャラクターで見えにくくなっているが、きちんと彼女は強かで、図太くて、不器用で、時に畏怖してしまうくらい、愛にまみれた いのち だけで歌っている。



叶芽フウカのnextワンマンは8/4(日)。

会場は今回と同じ高円寺HIGH。
次はどんな景色を見せてくれるのか、一ファンとしてすごく楽しみだ。

私も負けないように生きるもんね！

ちゃんふー！！！