これは私自身の個人的見解として、まずはご覧いただければ嬉しいです。

私は、ストリップ劇場が好きです、踊り子さんも好きだし、静かにそれを紳士的に
見つめるお客さんの視線、少しアナログでゆったりしたレトロ感、皆で叩く手拍子、拍手、そして何より劇場のスタッフさん達の情みたいなものがとても好きなんです。

今回に限らず、劇場で心身ともにいやな気分をしたということ。
私がストに行き始めてからも、TLで時折そういう思いをした方の話が出てきます。
女性が特に、ですが男性でもあると思います。特に目立ちやすいのが女性ということで。

別に観客として「男が」「女が」とか言うつもりはありませんが、女性はやはり「ストリップに興味があって、エロ目的なんだろう」と思っている男性も、ほんのちょっぴりいるかもしれません。
しかし、私が鈍感なのか運が良いのか、今のところ嫌な思いをしたことはありません。視線を投げかけてくることはあっても話しかけられることもないし、話したとしても明るく楽しい会話を楽しんでいます。
何より「何かあったら言ってね」と声掛けしてくれるスタッフさん、Twitterで呼びかけてくれる踊り子さんたちも多く、とても嬉しいのです。
しかし、いざ自分がそうされた時、やはり怖いのです。

ストリップに行く、特に女性は「覚悟」が少しはあると思います。
世間的には女性の裸を見に行く男性のための風俗、という認識もまだ残って、私もはじめはとても怖かったです。入場列に並ぶのも、劇場の扉を潜るのも羞恥心や怖さはありました（今は消えました）
でもね、「中で身体とか触られたり、セクハラめいた言葉を掛けられても我慢できるよ」なんていう覚悟、微塵もありません。むしろやだわ。
そういうことされるとね、いい思い出も怖い思いが勝ってしまう訳です。
何年も思い出すんですよ、急にね、不意にね。
した本人は酒飲んだり、眠ったりしたら忘れているかもしれないけどね。
辛いんだわ、わかるかい？え？

ストに行き始めて、美意識が上がりました。といっても自分なりにですが。
体重も痩せて、踊り子さんがいいよーっていった骨盤ベルトを使ったり、化粧水を使ったり、ネイルやアクセサリーにも気を使ったり…でも、それはストに行き、踊り子さんに良い刺激を頂けていることが大きく、男性を誘うという気持ちはありません。
全くありません。大切なことなので二度言いましたよ。
私の身体は、愛する人や大切な人にだけ触れてみてほしい。
だから、痴漢に触られて良い理由は何一つとしてありません。

痴漢さん、もうスト客でもないよね、思いたくもない。
てめぇは、ただの痴漢とか輩だ。
スト客の女性は弱く見えるかもしれないけど、強いよ。一人でも推し、見にくるんだもん。
覚悟、あるよ。
今回のことで特にまた意識も色々と少しは動いてくれると信じて。
少なくとも、私は意思表示します。
泣き寝入りなんて、絶対せんで。

今度、もし迷惑行為をしている、されている方を（特に女性、一見さんなど）見たらすぐ行動します。スタッフさんに伝えたり、酷かったら性暴力してる奴の腕掴みます。そして真上に上げるからな。
私、握力は強いからな。腕へし折られるくらいの覚悟してね。
痛い思いするくらいなら、マジで辞めたほうがいいよ。
セクハラ発言しすぎて、顔歪めてるのも、その子助けるからね。
もちろん、踊り子さん、スタッフさん、優しいのわかってるし強い味方だけど
まず周りの人が、見て見ぬふりせず一声掛けてあげてください。
それだけで心強い、そして席移動や助けられるように手伝いたい、それが推しの演目中だったとしてもね。
同じものを愛する人が傷付けられてるのは、見てられません。
そして少しでも、見やすく居心地の良い環境にできるように。
若輩者ながら、尽力できればと思います。

そして願わくば、劇場の方々。
性別関係なく客への迷惑（セクハラ）行為を禁止する張り紙とか作ってくだされば嬉しいです。
警告とか、そういうのでいいと思います。

ストリップは、性に少し自由な場所。
私に幸せをくれる場所の一つです。
少しでも、色々な人が心から安心して、幸せになれる場所でありますように。
踊り子さんも、スタッフさんも、お客さんもみんな、ね。
そう願い、文を締めます。