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ドラえもん電鍋の到着翌日に作った料理と「1~2人分の料理をつくるのに、Lサイズだと大きすぎない?」問題について

3月下旬に我が家にやってきたドラえもん電鍋。到着した初日は、初日のnoteに書いたとおり「電鍋を買ったら最初にすること」をし(といっても、お湯を沸かしてスイッチ入れるだけ)、友達にもらった高知文旦がもったいないので皮を切ってマーマレードもどきを煮て終了しました。

使ってみて気付いたこと=内釜の存在は忘れていい

使い始めてすぐに分かったのは、「1~2人分の料理を作るのに10合サイズは大きいと思ったけど、そんなことない。あと、内釜を使わなければいいんだな」ということでした。電鍋は外釜の中にあるものを蒸気の熱で蒸し上げる、というだけの極めてシンプルな仕組みなので、陶器や磁気の皿だろうとガラスボウルだろうとステンレスボウルだろうと炊飯器の内釜だろうとティファールの取っ手が取れる鍋だろうと、何でも電鍋に入れて使えるのです。外釜の中に収まるサイズでありさえすれば。1段で入りきらなければ、重ねて積み上げたっていい。少しずついろんなものを一気に加熱できるので、2品3品同時に調理できるのが面白い。

翌日、いよいよ本格稼働スタート。スーパーに行って買ってきたのは、鶏の手羽先、冷凍シュウマイ、無調整豆乳です。で、作ったのがこちら。
・麻油鶏
・市販のシュウマイを蒸す
・鹹豆漿(シェントウジャン)
・(次の料理に使う)ゆでたまごならぬ蒸したまご
……なんか、文字面だけ見るとすごく台湾ぽい感じがしますが、実はまったくたいしたことはしていません。

麻油鶏

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麻油鶏(まーよーじー)は台湾の家庭料理で、鶏肉と生姜を、米酒とたっぷりのごま油で煮たスープです。写真だと、スープと言うには汁気が大分少ないですが……
今回初めて麻油鶏を作りましたが、簡単だし美味しかった。もし電鍋でなく、鍋を火にかけて作ったらすぐに焦げ付いてしまいそうなので、やはり電鍋で作るのがいい料理なんだろうなーと思います。

当たり前ですが、電鍋があると台湾料理作るの簡単ですね!

冷凍シュウマイを蒸す

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料理とも言えない料理ですが……。前評判どおり、シュウマイが本当に美味しい!いつも食べてる市販シュウマイなのに、レンジで温めるより格段に美味しい。下に敷いたキャベツまで美味しいからすごい。
冷凍シュウマイも冷蔵シュウマイも、電鍋で蒸すと抜群においしくなります。騙されたと思ってお試しを。今のところ市販のシュウマイしか食べていない(食べ比べをするだけでも楽しいw)んですが、そろそろ自分でシュウマイ作ってもいいな。餃子よりつくるの簡単だし。

鹹豆漿(シェントウジャン)

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無調整豆乳さえあれば簡単に作れるのが、豆乳のスープ「シェンドウジャン」。台湾ではよく朝食に食べますが、私は夜食とか軽い夕飯代わりに食べることが多いです。ドウジャンは日本語で豆乳のこと。シェンは「しょっぱい」の意味。台湾の人は牛乳より豆乳をよく飲むのですが、少し砂糖などで甘くして飲むんですよね。なのでこちらのスープはわざわざ「甘くない(しょっぱい)豆乳」という名前が付いてます。

私のシェントウジャンレシピは「レシピ」と言うのもおこがましいくらい適当で……
・無調整豆乳をお茶椀などに入れる
・干しエビ または ほんだし干し貝柱味(お好きな中華ダシ、なんでもOK)をパラパラ入れる。お好みで塩もパラパラ
・温める(ここでは電鍋ですが、電子レンジでもOK)
・刻んだパクチーとか青ネギとか青いものをパラパラ
・酢(中国の黒酢でも、普通の米酢や穀物酢でもOK)を回しかけ、レンゲでぐるぐるかきまぜる
・お好みでラー油も回しかける
以上!これだけです。

温めた豆乳に酢を入れて混ぜるとゆるーく固まって、おぼろ豆腐のようになります。食べ応えが増すのがありがたい。自分でもいろいろ作ってみた&以前有賀薫さんの実験に参加して分かったことは「シェンドウジャンは何を入れてもそれなりにおいしくなる」です。これ真理。

「ゆで卵」じゃなくて「蒸し卵」

上の写真で、シェントウジャンの隣でアルミホイルにくるまってるのは生卵です。電鍋を買って地味にすごーーく便利なのが「ゆで卵を作るのがめちゃくちゃ簡単なこと」です。

正確には、ゆで卵じゃなくて蒸し卵なんですよね。写真のようにアルミホイルにくるんで蒸し板に並べてもいいし、もっとズボラに、キッチンペーパーを濡らして蒸し板の上に広げ、その上に生卵をぽいぽい並べてもOKです。たくさんゆでたいときは、ザルに卵を山盛り入れて、そのまま蒸しても大丈夫。黄身が偏る心配もなく、きれいなゆで卵……じゃなくて蒸し卵ができます。めちゃくちゃ簡単!

上述のように私は滅多に内鍋を使わず、蒸し板の上に手持ちの鍋や食器を並べて使っているので、ちょっとスペースが余ることがあるんですよね。スペースが余ると卵を転がしてゆでる(蒸す)のが習慣付いて、いつでもゆで卵が常備されている状態になりました。

1~2人分しか料理作らないけど、Lサイズを買ってよかった

電鍋を使ってみて分かったこと。1~2人分しか料理をつくらないのにLサイズなんて大きすぎるかなと思ったのですが、意外とそうでもないです。下ごしらえやら仕上げやらで二品三品一気に加熱しようと思うと、Lサイズでちょうどいい。

「同時調理」の面白さ、予想以上にハマりますね。タワーのように積み上げる人の気持ちが電鍋2日目にしてもうわかりました。これは高蓋とか、積み上げられるセイロが欲しくなるわ…(笑)。以前買ったものの、あまり出番がなかった平らなザルが大活躍するようになりました。

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あと、これまではジャムなどを作っても、ビンなど容器の煮沸消毒ができなくて困っていた(そんなに大きな鍋を持ってない)のですが、このサイズの電鍋があれば煮沸はラクそうだな…と思いがけない用途ができて喜んでいます。タケノコみたいな大物をゆでるにもいいですし。

「鍋に関しては大は小を兼ねない」というのは有賀さんの名言ですが、電鍋に関しては大は小を兼ねるようです。小さいほうがかわいいけど、大きいと置く場所困るのも分かるけど、でもやっぱりがんばって大きいのを買ったほうが使いやすいと思います。すでに私は、いろいろな鍋や皿、お椀を並べて蒸していると、一人分の食事でも時々スペースが足りなくなって困っています……(笑)。

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