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休学を終えて

復学してやっと落ち着いてきてそろそろゴールデンウィーク。少しずつ大学生活にも慣れてきたところで今の心の整理をしておこうと思う。

画像は銭湯特集でコラボした小杉湯での様子。やっぱり銭湯いいなぁ、好きだなぁ。この文化残したいと卒論も銭湯×コミュニケーションの在り方にした。小杉湯は寒かった。毎日行っていたアナザー。今京都に帰ってきて少し距離を感じる中
たまにこの夜のように寒く寂しい日がある。

休学生活を振り返って

休学生活を振り返るとすごくあっという間だった。もう1年休学したかった。でも復学してみて多分もう1年休学していたらもう戻れなかったと思う。

休学するまでも大変でなんとかした「休学」。周りからはそこまでする意味や意義について聞かれることも多くあった。でも休学に賛成か反対かと聞かれたら私は大賛成である。理由は3つある。

①やっぱり私は現代の福祉には合わない、新卒の選び方
福祉は「ふつうのくらしのしあわせ」ということもありどんな場面でもどんな人もつながる観点である。でも現代の教育では、昭和的な福祉(介護や障害者支援など)を学び地域においての福祉やくらしとの繋がりを学ぶ機会はほとんどない。
だからアナザー・ジャパンを通して出会った「チロル堂」には驚いた。これこそみんなで支え合う、地域の人のコミュニケーションを生み出す場だと感動した。
地域をデザインしそれにより暮らしを豊かに、当たり前の暮らしをみんなで作り上げるそんな場所を知ってしまったからこそ私は現代の福祉はあわない、新卒としては選ばない選択をしようと休学して決断できた。休学してなかったら多分周りに流されて福祉職についていたと思う。

②刺激的な環境との出会い
休学して飛び込んだアナザー・ジャパン。関東の大学生と関西の大学生の差に正直驚いた。就活が特にそう。私の周りの先輩方は3年の11月・12月にはじめる人が多かったが関東は違う。サマー・インターンやらオープンカンパニーとかなんか早い。時の流れも早く、いかに自分がのんびり生きてきたか分かった。もっと頑張らないと、真剣に向き合い生きないとと毎日感じていた。同時に、様々な大人の人とも出会えいろんな生き方を提案してもらったり、アドバイスももらい自分の視野を広げることができた。そんな大人の人と出会える場・機会は普通に大学生活を送っていたらなかったと思う。


メンバーとの関係性は1番悩まされた。いかに私がどんな人と働きたいかがすごく明確になった。

③私を知る機会
アナザー・ジャパンに応募した時から1つの目標として自己肯定感を上げることを目標としていた。結局、上がりはしなかった。ほめられることも現実ではそんなにないし、自己肯定感もそんなに上がらない。キンキ展で成果を残して自信をつけようと感じていたけどそれも無理だった。私にはもう何もできないのかも。こんなに頑張ったのにダメならもう何もかもダメかもと思った。しかし、先日教えてもらぅた。自己肯定感は上げられないということを。あれあれ。じゃあ、当初の目標はどうなるの?と思った。でもその時、自己肯定感は上げられないけど自己効力感なら上げられると教えていただいた。自己効力感は、経験を積んで自信をつけると上がっていくらしいと知り、やっぱり20代はバリバリ働いてまずは自己効力感を上げたいと強く感じた。そして強みも教えてもらいなんか少し自信になった。アナザー・ジャパンしてよかったなぁ。教えてくれる存在に出会えたことに感謝したいと思った。大学にただ行き、バイトをしていたらこんなことを教えてくれる対話してくれる人達は出会えなかったと思う。

こういうことをしていたら私はもう1年休学したいと感じた。もっと働きたい、真剣にアナザー・ジャパンや自分が特集していた銭湯とも向き合いたいと。でもそれを周囲は許さなかった。多分、もう1年休学したら復学しないだろうと思ったからだろう。今振り返ると正解だったと思う。大学に通っている今感じる、課題と向き合いアウトプットがないこの空間。なんとも窮屈でしかない。多分もう1年休学していたらもう戻らずやめる選択をしていたと思う。そんぐらい今大学の意味を考えている。無になって通ってる・・・・

大学に復学して

復学して学年が1つ下、授業も知り合いが0になり大学に行っても誰とも話さないし、大学に行く意味は単位と卒業のため。戻った時仕組みが変わっていたり、施設が変わっていて浦島太郎状態だった。今年はしっかり単位を取って来年の自由を手にするため今は日々に追われている。なぜこんなに高校みたいに課題が多いのか素朴な疑問だ。大学ってそんな学びをする場所なのか。同時に同じ大学で、休学するのに苦しんでいる人がいると知り、大学の在り方や教育機関としてのあり方をとても考えている。休学という選択肢がもっと自由に批判されない世界になってほしい。そして、大学の同期が就活に苦しんでいると知った。やはり福祉学科だと福祉でいいのでは?福祉以外に行こうとすると難しく、大学院進学を決めたり、あきらめて介護職にいくという話を聞いて悲しくなった。18歳の時決めた進路でこれからの何十年思い通りにならない人生でいいのか、転職でも福祉からは基本福祉しかいけない。そんな世の中の在り方も不思議に感じ就活を頑張ろうと思えた。

月・火しか授業がなく他は自由に当てられるのは救い。

アナザーメンバーがたまに会いにきてくれるのは嬉しい。

今後のアナザー・ジャパンとの関わり方

はじめは、3月で早期卒業の予定で入っていた。でもありがたいことに残留させていただきバックオフィスメインにやらせていただいてる。バイトが長続きしない一方で責任感のあるアナザー・ジャパンの仕事はしっかり続けられるからありがたい。バイトは続かなかったのに不思議だ。何度もアナザーからも逃げ出そうとした

奈良に行って仕事したり、先日は木村石鹸の三重の工場に行かせていただいたり、
アナザー・ジャパンをやってなかったらこんな生活はしてなかっただろう。多分引きこもりだったはず。こんな生活が充実してることに今はとてもワクワクしている。忙しい方が好きみたいだ。LIVE DESIGN Schoolにも参加しより毎日を活発にさせて行こうと思う。


木村石鹸さんへ訪問。地域の人に愛されているブランドだと体感してまた大好きになった。

残りの2年間は「自己効力感をあげるために経験を積む」・「在庫消化活動を懸命に行い」そして念願の京都や関西とのつながり強化に努めたい。

就職活動


3年生になり就活活動をはじめた。今は、業界や業種を絞らず受けているがどんな会社が自分にいいか面接でわかることもあり対話することでいかに会社や人がわかるか改めてわかった。同時にアナザーの仕事を通して、自分がどんな人間かどんな仕事をしたいかわかり今は楽しく就活できている。1つ分かったことは、ブラック企業にひかれるらしいということ。ホワイトにいけるよう魅力的な会社をみつけたい。そしてしっかり「私」という人間をみてチャンスをくれ、1on1で弱みや強みをしっかり教えてくれる会社にいきたい。

なんやかんだ京都に帰ってきても忙しい日々を送っている。そんな日々に感謝し、
休学明けも休学中と変わらず全力で日々に向き合いたい。


アナザー・ジャパンの前は桜が咲く。なんか送り出される気分だった。

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