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航海日記その24〜ロンドンの交通〜

イギリスに短期留学していた時のことを航海日記と称して記録に残しています。

前回はこちら。


今回はロンドンの街を歩いたり移動たりして感じた交通にまつわる話をしたいと思います。


1.道路

日本と同じく車は左側通行のため、その点は非常に馴染みやすかったです。

ただ、歩行者の信号無視が当たり前なのは慣れなかったです。
赤でも「いける!」と思ったらみんな気にせず渡ります。滞在中、事故になりそうなヒヤリハットは何度も目撃しましたし、車と人、車同士の事故(いずれも事故後)にも何度か遭遇したこともあります。

しかもロンドンは道が狭い上に入り組んでいます。二階建てバスの運転手さんたちはよくあんな道を運転できるなぁと常に尊敬の眼差しで見ておりました。

私は地方の比較的おっとりした地域に住んでいるので、左折のときなど車が歩行者に譲るのは普通です。でも、ロンドンは逆でしたね。歩行者のほうが曲がる車に譲っていたのが印象的でした。

滞在中一度は交通事故にあうのではないかとビクビクしていましたが、無事あうことなく帰国できて良かったです。

2.地下鉄

航海日記でも地下鉄に関する内容は何度か書いたことがあります。

突然の地下鉄が止まるトラブル。

犬はリードに繋いでいれば乗車してもOKだということ。

ネットが繋がらないので、本を読んでいる人が多くいて溶け込みたくなった話。
※ちなみに全ての路線でネットが繋がらないわけではなかったです。繋がるところもありました。

日本の電車や地下鉄とは違う点が多く、最初は驚きの連続でした。

あまり綺麗ではないので毎日の通学で鼻の中が真っ黒になったり、治安が良くないので「スリがいるから注意して」とアナウンスされたり、空調が無かったり。

たくさん困らされたこともありましたが、ロンドンの地下鉄の雰囲気は嫌いじゃありませんでした。

なんだかとても自由だったんです。
音楽を聴きながら踊ってる人がいたり、歌っている人がいたり、周りの目を気にしていない感じが好きでした。
さすがに突然床に寝転がる人がいたときは驚きましたが。周りの人もあまり驚いておらず、私は一人で「コントかな?」と思っていました。笑

駅もそれぞれ雰囲気があり、行った中で一番好きだったのはベイカーストリート駅。ロンドンで一番古いホームが現存しているのだとか。

雰囲気ある〜
佇まいからカッコいいです。
さすがシャーロックの街。

広い駅なので探検してみるのもオススメです。


3.バス

ロンドンでは有名な二階建てバス。
とにかくたくさん走っています。しかも、地下鉄に比べたら安価ですし、外の景色も見えるため観光には結構重宝する存在でした。

バスの二階席一番前からの景色


あと、この日記でも書きましたが日本のバスと違いあちらでは車内の通話がOK。基本にぎやかでした。

一方で、驚いたこともありました。
乗っていると突然「このバスの終点は変更になりました。ご不便をおかけしますが、この後のアナウンスに注意してください。」とか「このバスの進路は変更になります。」などというアナウンスが流れること。
私も数回遭遇して、終点が変更になったときは困りませんでしたが、進路が変更になったときはどこに連れていかれるのかとさすがに焦りました。
たぶんどちらも日本でやったらクレーム、始末書もの。
でも、どうやらよくあることのようで、車内は「はぁ、またか。」という空気感。
語学学校の友だちも途中でバスを降ろされた話や、終点までちゃんと行くことの方がめずらしいという話をしていました。
ロンドンで暮らしていると対応力が身につきそうです。

4.交通博物館

ロンドンで地下鉄やバスを利用してイギリスの交通の歴史に興味が湧き、気になっていたのがロンドン交通博物館

外観は博物館っぽくないですね

入場料が思ったより高く(日本円で5000円くらい)行こうか最後まで迷っていましたが、せっかくなので帰る1週間ほど前に行くことを決めました。

乗り物がとにかくたくさん展示してあって、これはお子さんたちがテンションあがりそう。

大人向けにも歴史の説明が充実していたり期間限定のイベントなどもあったりして、なかなか楽しむことができました。

昔の電車や
蒸気機関車の正面も
1863年のベーカー・ストリート駅の絵
(私が撮った写真とぜひ見比べてみて下さい)
このときのイベントは広告ポスターの展示
素敵なポスターがたくさんありました。
さすがロンドンはおしゃれ!

結局2時間以上歩き回っていました。

少し疲れた状態で行ったので、出る頃にはちょっとぐったり。

それでもチケット代の元は取れたかな、と。

これから渡英予定で興味の湧いた方はぜひ行ってみてくださいね。

私も今度はもっと英語力を高めた状態で行きたいです。
イギリスは「また行きたいな」とか「何度行ってもいいな」思える場所が多く、自分でも不思議に思っています。


今回はロンドンの交通についてお届けしました。少しでも雰囲気が伝わっていれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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