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ちゃんとしなきゃの呪縛

こんにちは、ayanoです。

みなさんは、小さい頃
よく親に言われた言葉ってありますか?

私は、
「ちゃんとしなさい」
「きちんとしなさい」
ということを、散々言われました。

幼い頃の私は
とんでもないお転婆娘で
有り余るエネルギーを発散するように

歌ったり踊ったり
常に動き回っている
落ち着かない子供でした笑

それだけならまだしも、
当時ピアノを習っていたのですが
上手く弾けなかったりすると
ピアノの先生に当たり散らしたり。。

毎回のレッスンで
ものすごい迷惑をかけていたのを
今でも覚えています。

そんな私に母は、
きちんとすること
他人に迷惑をかけないこと

という、今思えば
とても当たり前で大切なことを
教えてくれたのでした。

子供というのはとっても純粋で
その時は親がすべてで
親に愛されない=この世の終わり
とでも言わんばかりに
基本的には親の言うことを信じます。

私も親に愛されるために
もしかしたら半ば無意識で
その「きちんとすること」に
徐々にフォーカスするようになりました。

そう、実は、
きちんとするのが得意だった私

だからこそ余計に、
そこに拘るようになったのかもしれません。

そして、大人になってからも、
この「きちんとする」ことが
どんな時もついて回るようになります。

いつもいつも、
ちゃんとしなきゃと思って

身なりも
言葉づかいも
立ち居振る舞いも

人と話すとき
自分の意見を言うとき

どんな時も気にするようになりました。

そうすると、
人からどう見えるかを
とても気にするようになり

自分を出しにくくなり
本当の気持ちを言いづらくなり

おまけに高校生の時に
アメリカ留学をしたことで
言葉の壁や文化の違いを強烈に体感し

本当の自分を出すことの恐怖に
さらに拍車がかかり

自由そのものだった私は
どこかに消えていきました。

昔はあれだけ自由にいられて
人から注目されるのが好きだった私

いつの間にか
本当の自分を出すのが
難しくなってしまいました。

でもこれって、
親が悪いって話ではないのです。

生まれた境遇や育った環境など、
自分ではどうすることもできないものは
確かに私自身に影響を与えます。

でも決してマイナス面ばかりではなく
プラスに働いたこともたくさんあり、

何より、
そういった境遇から何を学べるのか

後々にそれをどのように捉え
どのような気づきを得るのか

それが一番大事なのかなと
今では思うことができています。

そんな風に思えるようになると

親を許せるようになり
自分を許せるようになり

この呪いは自然と解かれ、
本来の自分が垣間見えてきます。

全部をなくすことはできません。

でも気づくか気づかないかで
その違いは大きいと思います。

自分と自分の過去を客観的に見る

これからも大事にしたい視点だなと思います。

ちなみに私は母親が大好きです。

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