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新宿から2時間で「森のオフィス」

前回の記事では、私が参加をさせていただいている長野県の企画「おためしナガノ」についてご紹介しました。長野県に住んで、仕事をするIT関係事業者をサポートするというものです。

今回は、長野県の中で富士見町を選んだ理由についてお話したいと思います。長野県といっても、長野市に軽井沢、伊那に大町と…長野県には77の市町村があります。

「おためしナガノ」で富士見町を選んだ理由

実は昨年、「おためしナガノ」のもっとお気軽版、「ときどきナガノ」に参加をさせていただき、長野県内のいくつかのシェアオフィスでリモートワークをしていました。
その中でも、自分自身が働いていて1番気持ちがよかった場所が、富士見町の「森のオフィス」だったのです。

元は大学の保養所だった建物がリノベーションされ、木の温かみもありがなら、モダンな空間でデザイン性の高い施設です。一歩外へ出ると、八ヶ岳が一望できる立地。ネーミングの通り、季節の移ろいが感じられる森の中にあり、自然と一体化したような気分になります。


また、ここに集まる人たちが個性豊かで面白い。新しい出会いも楽しみのひとつです。
そして何より、”ここで活動する”という目的だけでつながれる、ゆるやかなコミュニティが心地よい。会社のネームバリューや役職、職種よりも大切なことに気付かせてくれる、そんな場所だと思います。

夢のような?泊まれるオフィス

特に地方でワーケーションをすると、仕事場から宿泊先のホテルが結構遠い、なんてことがよくあります。
頭をフル回転させて目一杯仕事をしたら、おいしいごはんを食べて、すぐにふかふかのベッドにダイブしたい…そんな理想も叶えられます。

去年オープンした「森のオフィス Living」は、オフィス棟のすぐ隣にある宿泊施設。共有スペースのリビングエリアには、広いキッチンとふかふかのソファ。そして、なかなか都心では見かけることのない暖炉。宿泊スペースは、ドミトリーと個室の2種類。寝心地抜群のコアラマットレスでぐっすりお休みできます。とにかく充実の設備です。
もちろん電源もネットワーク環境もばっちりありますので、宿泊者はここで仕事をするのもOKです。

企業合宿やワークショップで森のオフィス+リビングを利用されるケースもあるようです。コロナが落ち着いたら、私も社内のいろいろなチームをこの場所に呼ぼうと企んでいます…

個人個人で違う働く場所の快適性

昨今「働き方改革」といった言葉をよく耳にするようになり、自社内でもワークライフバランスを見直そうといった動きや、業務効率のためのリモートワークを促進しよう、などといった動きがありました。これらはコロナ以前からです。コロナ後さらに顕著になったのは、働く環境の快適性かなと思いました。テレワークベースの仕事になって、移動時間も短縮され、かなり効率的になったと思いきや…特に都心部に住むほど家賃は高く、十分な作業スペースがないことがほとんどです。特に年次の若い社員は、家に作業デスクを置くスペースがなく、ちゃぶ台で作業をしているとか。そんな私も、富士見の家の方が東京の家よりも広いのです。家賃は半分以下なのに。

一概に、働く場所はこうあるべき、ということは言えないと思います。ただ、テレワークが少しずつ浸透してきた今だからこそ、自分が一番心地よく働ける環境とは一体どんなものなのか、個人個人が考える良い機会かなと思っています。
私自身は、昨年の体験からこういった場所で働きたいという気持ちと、仕事上、自然と触れ合いながら生活をすることや、長野県で衣食住を経験することに必然性があったということもあるのです。その話はまた後日。

今日のかわいい富士見「ロンシャン塩崎のそばどら」

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