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虚無リアの民を救うのは「大豆田とわ子と三人の元夫」なのではないだろうか

虚無リアに迷い込んだ皆さま、こんばんは♪
わたしも先日の2/10.11.12 の3連休の40時間以上はドラマ(TVer)と漫画(JUMP+)に費やすほどの虚無虚無プリンちゃんです🍮

虚無リア、虚無虚無プリンとは
冥王星が水瓶座に移動し、また他の星々も大移動してることによって(雑)、訳もなく無気力に襲われている状態のこと

その中で、ドラマのストックがなくなって見始めたのが掲題の「大豆田とわ子と三人の元夫」でした。

元々、めっちゃ好きなドラマなんです。
どんなドラマかというと、

大豆田とわ子はこれまでに三度結婚し、三度離婚している。「あの人、バツ3なんだって」「きっと人間的に問題があるんでしょうね」そりゃ確かに、人間的に問題がないとは言わない。だけど離婚はひとりで出来るものではなく、二人でするもの。協力者があってバツ3なのだ。
大豆田とわ子が三人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディー。

番組概要より

とありますが・・・・・

いやいやいやいや、
これじゃ全然ドラマの魅力が伝えられないよー!!!!!

というわけで、ドラマオタクが熱く語ります。

まず演者の布陣が最強です。演技のお化けばっかり。
主人公の大豆田とわ子役は、松たか子さん
一人目の元夫が松田龍平さん
二人目の元夫が角田晃広(東京03)さん
三人目の元夫が岡田将生さん

しかも、
一人目の元夫は天然モテ男でレストランオーナー
二人目の元夫は器の小さすぎるファッションフォトグラファー
三人目の元夫は拗れ倒した屁理屈まみれの弁護士という
仕事内容は華やかでありつつ、
中身は一緒に働きたくないなと思うようなクセ強メンバーなのだ。
(とわ子も、社長に就任したばかりという設定)

そして、脚本は坂元裕二さん。
昨年カンヌ国際映画祭で脚本賞を取った「怪物」を始め、
「カルテット」「初恋の悪魔」「最高の離婚」「花束みたいな恋をした」
「問題のあるレストラン」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」などなど、素晴らしい名作を世に送り出している方なのです!
(全部好き!全部見た!!)

と、そろそろドラマオタクなわたしを引っ込めつつ、
どうして虚無リア向け作品なのかについて、書いてくね。笑

ささやかに生きるわたしを肯定してくれる


「スポーツの世界の一番は勝った人じゃないよ。good loser。 負けた時に何を思ったか、何をしたかで 本当の勝者は決まるんだよ」

「頑張ってるよ。すごく頑張ってると思う。君は昔も今もいつも頑張ってて、いつもキラキラ輝いてる。ずっとまぶしいよ」

「忘れて。私をそういうことで見て欲しくないんだよね。私はそれを超えるアイデンティティを作ってきたし、あるから」



これらは台詞のほんの一部。

このドラマは名言集だ。宝の山だ。何気ないやりとりで、急にキラキラした宝石が胸に飛び込んでくる。それがすごくエモい。

悪い奴から世界を救ったわけでもない、表彰されるようなこともしていない、でも、コツコツと自分の道を迷いながらも生きてきた。そこに、意識的にも無意識的にも自負がある。

そんなわたしの些細な誇りを全肯定してくれる。そんなセリフやシーンが盛りだくさんなのだ。ぜひ、作品の中で出会って味わって欲しい。

HSPや気遣い屋さんには堪らない”言葉にしない”シーン

作品全体に言える素晴らしい美点の一つは、台詞で思ったことを全部言わないところだ。

それは時としてニヤッとしてしまうほどにリアルな言動として表現される

普段の生活でも、あえて言わずにそれでもお互い通じ合ってしまう瞬間てあるよね。

そのメガネの掛け方だとメガネの意味なくない?とか、その通話の時のスマホの持ち方、鼻持ちならねぇな、とか。

みなまで言わずに気持ちを共有できる。あー、あるある!!って感じる瞬間がたくさん散りばめられている。

大々的に取り上げるまでもないけど、わたしもそれ思ってたんだよねーって、ドラマと気持ちを共有しあえる。

わたしの繊細な感受性を丸っと受け止めてもらえたような優しい気持ちになれる。

普段から、人の気持ちが分かりすぎる人や、先回りして空回りしてしまう人には笑えて泣けてエモエモになれること必須。

虚無リアンでも、感情は動く。どちらかというとネガによりがちだけど、そんなときでも、優しくさざなみのように受け止めてくれるドラマなので、そういう意味でもおすすめ。

わたし的、ドラマの大好きポイント

本当に大好きな作品なので大好きポイントも紹介させてくだしゃい!!

お守りにしたい台詞たち

「小皿が小皿使ってたね〜」
(思い出すたび爆笑必須
🤣

「別れたけどさ、今でも一緒に生きてると思ってるよ」
「僕までタルトもらっちゃったな」
(キュンが止まらない
🫰

「そうなんだよね。でもしょうがない。ほしいものは自分で手に入れたい。そういう困った性格なのかな」
(わかる、それわたしです
🥺

もう名言だらけなので、あなたのお気に入りの台詞に出会って欲しいです。

バイプレーヤーも豪華

松田さんと一緒にレストランを経営するのは長岡亮介さん(わたし的には東京事変の浮雲さんという方がしっくりくる)、

他にも、とわ子が一緒にお仕事する社長役に東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さん

第一話に登場する斎藤工さん、後半の重要な役としてオダギリジョーさんなど、スピンオフでもっと観たいと思うようなバイプレーヤーさんの演技(時として怪演!!)も見逃せないポイント。

毎週変わるエンディングテーマ

テレビドラマで毎週エンディングテーマが違うとは???
かなりレアケースなんじゃないだろうか。

しかも、出演者の方が複数のラッパーの方と一緒に歌い上げる仕掛けは毎週の楽しみを増やしてくれた。詳細な情報はこちらもぜひ↓

坂元ドラマの主題歌といえば、カルテットの「おとなの掟」も大好きだった。(椎名林檎さまが作詞・作曲を担当し書き下ろした作品🍎)演者が歌う主題歌ってハマるとすごく気持ちいんだよね。あのときのドラマのオープニング映像欲しいくらい。


他にも、可愛いお衣装や、おしゃれな劇中歌など語り出せば止まらないのだけれど、虚無リアンで何もする気が起きないときに、まずは第一話だけでも観てもらえたら、心が解されると思うんだ。

プロデューサーの佐野さんのインタビュー
製作陣の豪華さもうかがえる↓

https://thetv.jp/news/detail/1034794/

クセ強なキャラクターばかりの中で、全然仲良くなれなそうと思ったりもするけれど、キャラが不器用に尖れば尖るほど、不思議と最後はみんな愛おしくなってしまう。そんな優しい眼差しにあふれた作品です。

今なら、TVerで全話見られるし、アマプラでも見れるよ。ぜひぜひ、あなたのそばに「大豆田とわ子と三人の元夫」をどうぞ♪


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