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ホテルハーベスト旧軽井沢滞在から気づく、ブランディングの重要な要素

矢内綾乃です。

ホテルハーベスト旧軽井沢に行って来ました。

とても便利な街、軽井沢!

都心から新幹線で一本、ドアtoドアで約2時間くらいで移動できます。

交通費も片道5000円ちょっとです。

軽井沢のリゾート歴は長く、永遠と続く別荘地や大自然の中で、『羽を伸ばしに来た』という世界観を壊すことはありません。

冬は軽井沢プリンスランドスキー場が駅直結です。

通年、駅直結のアウトレットモールも、たくさんのブランド品を割安で手に入れることができます。

さらに、今回のホテルハーベスト旧軽井沢は、室内プールも付いていて、ホテルで過ごす時間そのものを楽しむこともできます。

周辺のレストランを調べてみると、青山や恵比寿にも出店しているような有名店がたくさんあります。

『レジャー』『お買い物』『癒し』『食』が同時にハイレベルで手に入る場所が、軽井沢です。

ホテルハーベスト旧軽井沢

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軽井沢町から学ぶコンセプトの一貫性の大事さ

最近、仕事上でブランディングの勉強をしているので、今まで気づいていなかった観点で、気づくことが増えて来ました。

軽井沢は、リゾート地としてのコンセプトを、見事に貫いているのです。

・街の景観に一定の規制があり、トンマナが統一されている。

トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、広告におけるデザインの一貫性を持たせることを指します。

店舗が、企業ブランドに合わせるのではなく、企業が街のブランドに合わせているというのは凄いことにです。

トンマナの統一された店舗と、別荘地が永遠と続く景観の中で、都心から2時間県内にありながら、とても遠い異郷の地まで来たような感慨を覚えてしまうのです。

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さらに、ホテルの優雅さと、私個人的には「内側」だけではなく、「内側から外」の完成度が素晴らしいです。

どういうことかというと、いろいろな所に旅行に行くと、ホテルの内装が素晴らしくても、カーテンを開けて外をみると、銀行の看板が目に入ったり、隣のホテルやビルの部屋の中まで丸見えで目が合いそうなほどだったり、景色が残念なことが往往にしてあります。

部屋の中から外へ目線を移すときに、連続量として飛び込む情報が、突如として一貫性を欠く(そしてその情報ががっかりなほう)と、一瞬にして世界観が壊れ、現実に引き戻されるような感覚があります。

ただし、ホテルとホテルを取り巻く「全体」の空間は、一企業の努力だけではどうにもならないゾーンなので、そのような観点でも、「軽井沢」という街全体での功績と言えます。


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完全なる非日常空間の中で、真冬に優雅にプールで泳げるのも、これまた一興な体験でした。

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まとめ

『今』をリセットして、気分転換やリフレッシュを引き起こす要素は、「遠さ」ではなく、「GAP」なのだと思いました。

そして、「こういう世界観でいくのだ」というコンセプトに対しての、徹底した一貫性こそが強いブランディングになるのだと思うのでした。


☆格言☆

一貫性のレバレッジ

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