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マニアック十二支シリーズ11:戌  「戌」即ち「滅(めつ)なり」こと

マニアックな十二支シリーズ、今回は”戌(いぬ)”です。

十月を迎え万物が成熟して収穫され役割を終える。しかし、これが終わりではなくて春に備えての備蓄、蓄成の意味を含む。

動物:犬・狼

五行:土気としての「戌」、火気の終わりとしての「戌」、卯と合、辰と冲
方位:西北西300度(±15度)
月:旧暦九月(新暦十月)
時:午後7時から〜午後9時まで
季節:旧暦九月寒露〜十月立冬の前日まで

事象:土・レンガ・畑・発電所・ライター・バッテリー・数珠
身体:心臓・頭・肩・背中・腹・胃袋・鼻
(戌は八卦では乾で頭部をさす、火の墓であるため循環器系を示す)
色形:黄色、四角い・平面・可塑性がある物

意義:「戌とは万物尽きて滅(めつ)す」(『史記』)
「戌は威(めつ)なり。九月陽気微(かすか)にして、万物畢(ことごと)く成(な)り、陽下(くだ)りて地(ち)に入るなり。」(『説文』)

九月(新暦十月)には収穫がおわり、畑には作物がない。いちめんの平旦な畑地がひろがる。それらがすべて成熟し、収穫がおわって、地上の畑にはなにもない。それは陽気が下って地下にもぐりこんだ状態。

(陽気が消失したのではなく地下にもぐっただけ。春になれば上昇して地面にあらわれる、というものである)

解字:

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「柄のある斧」をかたどった文字です。篆文になりマサカリの下の刃が独立して一になり、現代字の戌になった。戌は大きな刃なので、これで「相手を圧倒する」イメージを示します。

易と「戌」:山地剥

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山地剥は、勢いをます陰の力に圧倒されて、陽の気が辛うじて一つだけ残されている卦である。新暦2021で表すと、10月8日から11月6日の期間を指し、晩秋である。日脚も短く気温も下がり始め、陰の気が増大していくのである。

次は、ラスト十二支の猪です!

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