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エコビレッジ留学なのに「車で行ったほうが近ぇだろ」と思う人間

お疲れ様です。
デンマーク フォルケ留学中のあやたかです。

私が通っているフォルケはエコビレッジ(環境にやさしい暮らし方をする場所とそのコミュニティ)の中にあることが特徴で、電気や水を節約したり、環境負荷の少ない洗剤やボディソープを使ったりしています。多分まだいろいろあるけど把握していません。把握していないくらいなので、ものすごく原始的な生活を送っているわけではなく、ちょっとしたアイテムや共同生活ルールが普段の日本の生活と違う、というくらいです。

コースに遅れて加わって早速2日目から3泊の遠足でした。
行く先は別のエコビレッジ。エコビレッジと一口に言っても全然考えていることや構成要素(どんな家かとか、浄水設備あるかとか、寄り合いの頻度とか)が違うので、お互いに行き来して学びを得る、という魂胆です。

行った先のエコビレッジがめちゃくちゃ巨大でその完成ストーリーもとてもアツイのでいつか書きます。

それはさておき今回の遠足で私が最も考えていたことは、

なぜみんながそんなに地球に優しくしたいのかよく分からない

でした。

パーマカルチャー(持続可能な農業)やエコビレッジをテーマにしたコースに参加しているというのに…。もちろん、「環境破壊なんて他人事なんだからどうでもいいだろ」というほどではないのですが、「地球に優しく」という価値観を心から大事にできていない・共感できていない自分を発見しました。

車ならかなり早く到達できる場所に対して、バス・電車・徒歩のgreen travel(環境負荷の少ない移動方法)でやや遠回りしながら向かうことに関して、「車なら早いのにな〜」と思うし、環境負荷の低い洗剤+使い古されたヘナヘナのスポンジではいまいち泡立たたず「この皿本当に綺麗になってんのか?」と思います。

この話をクラスメイトにしたら、

環境のことをいつでも大切にできるわけじゃないけど、あまりそのことを気にせずに過ごすと、つい忙しくてコンビニ飯を食べ続けてしまった時みたいに「最近自分を大事にできてないな」と思う

とのことでした。地球を大事にすることは自分を大事にすることにつながっているらしい。私はコンビニ飯続くとご自愛できていないなとは思うけど、水と洗剤使いまくってジャブジャブ皿洗いしてもご自愛してる/してないを考えたことはないな…。

この感覚が悪いことだから、未熟なことだから何とかしたい!というよりは、
色んなことに割と敏感なつもりでいるのに(つもりでいる、が重要)、なぜこと地球や環境のことになるとあんまり何も考えていないのだろう、という疑問を持っています。

私は自然災害、戦争とか悪意や困窮による悲惨なニュースが報道されるたびに、この世界の不条理に打ちひしがれて、(昔はまじで戦争のニュースで寝込んだりしていた)、こんな世界ではだめだ、と思うのですが、
環境破壊に関連した、海面上昇して住むところがなくなるとか、森林が減って動物が絶滅するなどの情報ではそんなにダメージを受けません。

※でもこのnoteを書くためにちょっと調べたら、環境の変化によって健康被害が出ていることを再認識して、それは心が「うっ」となったのでこの辺りのインプットがもう少し増えれば、目的地に楽に早く辿り着きたい気持ちよりも「green transportationが当たり前でしょ」という気分になるのかもしれません。

私は現在何かを決めるときの価値観として
・自分の快・不快(短期・長期含む)
・お金と時間のかかり方
・周りの人の快・不快(同上)
あたりを総合して考えていると思います。

これまでの人生であまり考えてこなかった、環境や地球のことが急にこれらを上回るセントラルドグマになることは考えにくいので、今後上記3つに続く第4の選択肢くらいになるのかもしれません。または快・不快の中に内包されるなど。

他の因子と同じく、いつでもどこでも必ずその思考に基づいて意思決定します!という一神教スタイルにはならず、その時の状況や心身の余力に応じて都合良さそうなものを引っ張り出してくるお得な多神教スタイルになりそうですが、今の状態よりも「地球に優しく」の影響力が自分の中で変化したら面白いな〜と半分他人事で1ヶ月後を楽しみにしています。

明日はday offなのでアンデルセンの生まれた町へ行ってきます🧜

お高いプリン購入費に使います。