見出し画像

ボンファイヤーナイト

11月に入り、クリスマスモードも高まってきました。
娘は本日ISEBを受ける予定です。
日本で言うところの、入試直前の11/5(金)は勉強漬け!と思いきや、イギリスではハロウィンよりももしかしたら盛り上がるイベント、ボンファイヤーの日。
学校でも盛大なイベントが行われました。(勉強よりも大事!出席率、親も含めてほぼ100%です)

ボンファイヤーとは、キャンプ用語でも浸透していますが、「大かがり火」のこと。
別名、「ガイフォークス・ナイト」とも呼ばれ、実はイギリスでは400年以上前から行われている行事です。
ガイフォークスとは?

こちらのマスクの人物こそがガイ・フォークス。
1605年、イングランドで発覚した火薬陰謀事件の実行責任者です。
彼を含むカトリック教徒のグループが、イングランド王ジェームズ1世に反し、国王と政府の要人暗殺を企てた、「国会議事堂爆破」という陰謀を企てましたが、密告により直前に判明。大逆罪で処刑されてしまいます。
事件を防いだ国は、11月5日を「命を救い給うた神に感謝する日」として祝日に、かがり火を焚いて各地で祝うようになったというわけです。

学校でも、大きな火を焚きつけ、皆で林檎酒や温かいココアを飲みながら、盛大にお祝いしました。

いつもびっくりしますが、イギリスでは学校でもイベントの時はお酒が出ます。
もちろん、ドライバー用には別にソフトドリンクも用意されます。子供達は温かいココア。

火が焚かれ、盛り上がってきます。

花火も!

日本でもそうですが、イギリスでは私学に行く一つの大きなメリットとして、コミュニティに小さな頃から属する、というのがあります。
正に、沢山のイベントを、家族、先生、友人と共に過ごすことで、幼い頃の楽しい思い出を共有する、絆の強いコミュニティの一員になります。
つまり、学校という場所が、良い人間関係を幼い頃から築ける人生の土台ともなる場所になり得る、ということです。
その事に、先生、保護者が一体となって全力を注いでいます。

日本においては、PTAが保護者の負担になっており、軽減する方向に大きく動いている中、真逆のイギリスの私立学校。
このようなボランティアが軸となった活動が盛んな場所は、キリスト教が根付いている国では、多く見られることかもしれません。

遠く離れていて、中々参加する事が難しいですが、娘を通してたくさんの経験をさせてもらっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?